私たちはいつ病気になるか、ご存じでしょうか。
 何気ない質問のようですが、
じつは医学的にみると非常に奥深く、複雑な問題です。
というのも、この質問の答えさえ分かれば、それは同時に、
病気にならないための最も効果的な「健康法」も分かる、
ということを意味しているからです。
この疑問に、
最新の医学の知見から答えを見出したのが
慶應義塾大学医学部教授の伊藤裕先生です。
 病気とは「臓器の時間」が尽きたとき、
体に一気に表れるものだといいます。

つまり「臓器の時間」こそ、
私たちの健康を脅かす最も重要な要因だとわかったのです

「内臓さん」が健康であれば、
ほとんどの人が健康な人生を送れます。 
 一方、「内臓さん」が不健康な人は、確実に病気になります。 
 
巷間にはさまざまな健康法、健康食があふれています。 
そのほとんどが「内臓ストレスを消す方法」であり、
 結局は「臓器の時間」を遅くするための方法にほかなりません。
 
 不健康は「内臓さん」の出すサインを見逃すことから始まります。 
 健康は「内臓さん」のサインを受け止めることから生まれます。 

人生の「限られた時間」をちゃんと感じとる、
そしてその流れ方を実感することこそ、
 健康維持のための唯一の秘訣であると私は思います。

突き詰めると、我々の体の老いは「内臓さん」の老化、
つまり「臓器の老い」です。
 臓器が悪くなるとそれが「病気」として体に表れるわけで、
 臓器が元気なら病気にはなりません。 
ヒトの一生は、「臓器の時間」で決められているのです。

「臓器の時間」は、生まれたときに決まっているのですが、
 臓器の時間が流れていくペースは、
その持ち主の心がけや生活習慣で速くなったり
逆に遅くなったりするからです。

簡単に本来のペースを乱す人では、
臓器も「慌てやすい」のです。
その結果、臓器に本来備わった時間の流れ方が速まってしまいます

臓器の時間の経過を刻む時計が、
「進みすぎる」ことが健康悪化を招き、
 遅くすることが健康をもたらします。
 「ゆっくり」な人ほど健康になるのです。

 

【あなたの「大切な時間」を生み出す10か条】
 第1条 ゆっくり食べると腸の時間は遅くなる
第2条 夜のコンビニは決して利用しない
第3条 小腹対策をしない
第4条 「空腹感」と「低酸素感」を与える
第5条 夜の運動よりも、朝の運動を心がける
第6条 「赤ちゃんの生き方」を実践する
第7条 まじめな人をやめてみる
第8条 「3の倍数」で人づきあいを始める
第9条 できるだけ大きな妄想をめぐらす
第10条 いい思い出しか入れない「マイアルバム」をつくる