季節と便秘の関係
自律神経は、正反対のはたらきをする
交感神経と副交感神経、2つの神経 から成り立っています。
交感神経は、
主に活動している時、
ストレスや
緊張している時に働きます。
副交感神経は、休息・体の修復をしている時、
リラックスしている時にはたらきます。
どちらも体にとって大切な働きをしていますが、
2つのバランスが崩れてしまうと、身体に
いろいろな不調が出てしまいます。

すると、筋肉も緊張して硬くなるのでそれによって血液の流れを圧迫させ、
皮膚もカサカサになり、腸の働きも悪くなるため「便秘」が起こります。
腸の働きが悪くなるということは、
腸に溜まっている老廃物を外に排出できなくなるため、
ふきでものなどができやすくないます。
ちなみに、便秘になるのが寒い季節に多いということもちゃんと理由はあるのです。
人間の体は1年を通して、交感神経優位・副交感神経優位と傾く季節があります

秋から冬にかけては、副交感神経が低くなってきます。
副交感神経が低下すると、便秘を引き起こしてしまいす。
これは腸の働きが悪くなるためで、
大腸内に便がたまると腸内環境が悪くなり、
悪玉菌が増え、口臭も引き起こしてしまいます。

副交感神経が低下すると、便秘だけでなく、
肩こりや手足のむくみ、脳梗塞の原因にもなります。

春夏などの温かい・暑い季節は副交感神経が優位に働きます。
そのために腸の働きは冬場と比べよくなるのでお通じも良くなります。
そして、体も基本的にリラックスモードに切り替わっているので汗もかきやすく、
老廃物も溜まりにくくなります。
場合によってはお腹がゆるくなることも多くなるのがこの季節です。

秋・冬などの涼しい・寒い季節は、交感神経が優位に働きます。
そのために腸の働きも鈍くなり、便秘になりがちだったり、
あまり汗をかくこともないので老廃物も溜まりやすくなり、
ふきでものなども出来やすい状態になります。
このように季節によっても神経の優位になる時期があります。

では、緊張した腸の働きをリラックスさせて「便秘」を解消するためにはどうしたら良いのでしょうか?
① お腹(腸)の上にホットパックをのせ、20分間お腹(腸)を温める。
② 次に、お腹を「の」の字を書くようにぐるぐるとマッサージします。
③ 海藻類、キノコ類を食べて食物繊維をとります。
ですが食べ過ぎると便秘になるので注意が必要です。
④ 半身浴などで体を芯から温めましょう。
>⑤内臓の冷えを摂る体質に合った漢方薬の服用
⑥体質に合った乳酸菌の補給
 牛乳由来のヨーグルトは内臓を冷やすので禁止

"脈圧"を計ることで、わずか3分間で自律神経の
バランスとパワーを計ることができます。

《副交感神経の働きを上げる方法》
☆良質の睡眠を6~8時間取る
  徹夜明けがハイなのは、副交感神経の働きが
  下がり、交感神経だけ上がっているからです。

☆深呼吸をする
  深呼吸をするだけで副交感神経の
  働きが上がり、血流が良くなる。
  そのほか、笑うことも良いそうです。
鼻呼吸から口呼吸への切り替え