サウンディング結果の内容と議員の質問・議論に注目

 この1週間の内に市民が注目する2つの会議が開かれます。市民といっても、病院や駅前の土地のことに関連して野洲市政のことを心配している市民。

 その会議のひとつは、明日11月18日の市議会の全員協議会。ここでは例の先日12日に実施された国土交通省のサウンディングの結果が報告されることになっています。

 その報告内容もさることながら、それに対して議員がどのような質問をしたり議論をするのか、その反応にも関心がもたれている。もしかしたら、質問も議論もないかもしれないし、議員からのそのような反応に対して会議を進行する荒川議長が制止するかもしれない。そのようなこと全体を含めて、今後の市議会と市政のあり方が見えてきます。もう少し具体的に言うと、この1年の栢木市長の密室型の市政運営が一層亢進するのか、それとも刷新が図られるのかということです。

明日の全員協議会でのもうひとつの注目は、行財政改革の案

 明日の全員協議会でのもうひとつの注目は、行財政改革の案が示されること。行財政改革が本気で行われるのであれば、今後の市政はもちろん、市民生活にも大きな影響が及びます。その意味で注目案件です。

 行財政改革については、去る6月30日の全員協議会で「野洲市行財政改革の推進について(概要)」が報告され、翌7月1日の定例会見でも市長が同じ資料で説明しています。その説明では、11月から、全員協議会説明、自治連合会説明・市民懇談会開催となっていました。ということは、明日の全員協議会で当然に説明があることになります。

 もし明日の案件にないとしたら、作業が遅れていて、まとまっていないことになる。来年度予算に内々反映できないとともに、2月議会での条例改正も厳しくなってきます。

 あと、明日の全員協議会で気になることは、22日に予定されている病院整備の評価委員会に当たって、議員に対してあらかじめ何らかの情報提供がされるかどうかです。

 

もうひとつ注目の会議は22日の「市民病院整備評価委員会」 Bブロック病院は市民と医療関係者が望む病院像か?

 もうひとつの市民が注目する会議は、上で触れた「市民病院整備評価委員会」。今月の広報紙の「暮らしの情報」としてイベント案内にまぎれて記載されていたもの。11月22日(月)午後1時30分から市役所の第1委員会室で公開。案内には、Bブロックでの市民病院計画の審議とだけしか書かれていません。しかし、Bブロック病院のプロポーザルの資料には、11月に構想策定となっていたので、構想の案が公開されるはず。Bブロック病院が最終的に何階建てになるのか、駐車場は何台分あるのか、建設費はいくらなのか、採算の試算は成り立つのかなど、そして結果として、市民と医療関係者が望む病院の像が示されるのか、このような重要なことが明らかにされるはずです。