昨日からの続きです。


「谷根千へ行こう!(その1)」


昼ご飯も食べ終わって、最初の目的地である根津神社を目指して歩いていると、

向こうから歩いて来る人がみんな同じものを手にしています。


30歳成人の成長日記-たい焼き
根津のたいやき(1個140円)


こちらのお店も根津の有名店ということでチェックしてたのですが、

行列必至とのことだったので、買えたら買おうくらいの気持ちでした。


それが、店の前に行ってみると、待ちがちょうど2、3人だったのでサクッと購入です。

まぁ仮に行列が出来ていても、列の進みは早そうなので、それほど待つことはないかと思います。


今までそんなにたい焼きを食べてきたわけではありませんが、

薄い皮にこれでもかと入った餡は初めての感覚です。

甘いものが好きな人は是非。




さてさて、たい焼きを食しつつ辿り着いたのが、根津神社。


30歳成人の成長日記


そして、根津神社といえばこちら。


30歳成人の成長日記-根津神社2

30歳成人の成長日記-根津神社3
乙女稲荷の鳥居


雑誌やネットで根津神社の紹介記事といえば必ず出てくる写真ですね。

・・・・・・正直、写真を見て描いていた幻想的、妖しげなイメージは、現地ではあまり感じられないかも。



ちなみに横から見るとこんな感じです。


30歳成人の成長日記-根津神社4


さて、根津神社でこんなものを見つけました。


30歳成人の成長日記-生命の言葉
「人の長短は見易く
   おのれの是非は知り難し」


人を批判するのは簡単だけど、自分は出来ているのか。

自分への戒めとして。




その後、根津神社を後にして根津~千駄木の辺りを歩き回りました。


30歳成人の成長日記-貸本屋
貸本屋の看板


調べてみるとこちら、「なかよし文庫」という貸本屋だったところで

比較的最近まで営業していたようです。

平成まで続く貸本屋が存在していたとは驚きです。



30歳成人の成長日記-漱石1

30歳成人の成長日記-漱石2
夏目漱石旧居跡


こちらには、夏目漱石の前には森鴎外も住んでいたそうです。

森鴎外がこの地のあとに住んだのが、



30歳成人の成長日記-観潮廊1

30歳成人の成長日記-観潮廊2
観潮楼(本郷図書館鴎外記念室)


こちらは現在休館中。

森鴎外記念館の建設計画があるらしいです。



今日もまた長くなってしまいました。
といったところで、本日はここら辺で。

またまた明日に続きます…

谷根千。


谷中、根津、千駄木の頭文字を取ったもので、

東京の台東区と文京区にまたがるある一体のエリアの総称です。


一昔前の街並みが残る地域で、個人的には「これぞ下町」と思うような場所です。

久しぶりに天気の良かった先週の土曜日、この谷根千に行ってきました。




地下鉄千代田線の根津駅に下り立ったのが、ちょうどお昼時。

まずは腹ごしらえと、このあたりで評判のお店へ。


30歳成人の成長日記

30歳成人の成長日記-釜竹2
釜揚げうどん「釜竹」



事前に調べた情報で行列覚悟で行ったのですが、

意外にあっさりと入れてしまいました。


しかし、席について待っていると、次から次へとお客さんが。

食べ終わって店を出る頃には、外にまで行列が出来ていました。

ちょうど良いタイミングで入れたようです。


さて、こちらのお店、大阪は羽曳野市に本店がある有名店の支店とのこと。

うどんは、「釜揚げうどん」か「ざるうどん」のみ。

ここはやはり、釜揚げうどん850円也を頼みます。

(すいません。うどんの写真撮ってませんでした。こちら を参照してください。)


こちら、注文を受けてから生地を伸ばすため時間が掛かる旨がメニューに書かれていました。

待っている間、窓から見える庭園を眺めたり、蔵を利用した店内の様子を眺めたり、

はたまたメニューを眺めたり、待っている時間もまた楽しです。


しかし、こちらのメニューは危険です。

うどん以外のつまみや日本酒の銘柄がそそられるものばかり(笑)

ただ、今日はこの後のことも考えて、グッと我慢。


そんな内なる葛藤をしてる間にうどんが届きます。


う~ん、これがなかなか。

正直、うどんよりそば派な私ですが、これは美味しいです。


4つの薬味は「ねぎ→あげ玉→七味→しょうが」の順番で入れてくださいと書いてあります。

こういうところは律儀に守る私。


薬味なしの状態から、薬味を一種類ずつ入れていき、全5種類の味を楽しんでいると

あっという間に食べ終わってしまいました。

やはり大盛にすべきだったかと、若干後悔しつつ店を後にしました。



その後、根津の街を歩いていると行列の出来ている店があります。

店名を確認してみると「讃岐饂飩 根の津 」。

なぜか根津はうどんの人気店が多いようです。


その他、根津で有名な店と言えばこちら。


30歳成人の成長日記-はん亭1
串揚げ「はん亭」


こちらの建物、国の登録有形文化財に指定されているそうです。


30歳成人の成長日記-はん亭2


さすが歴史の残る街という感じです。

こちらはまた次の機会に伺いたいですね。



さてさて、このところどうもブログの記事が長文になってしまいます。

この調子で書いていくと、この記事もとんでもない長さになってしまいそう。

ということで、本日はここまで。

また明日に続きます。

※注) この記事は人によって「ネタバレ」と感じる文章を含む可能性があります。
 この小説を未読で、今後読む可能性がある方は閲覧に注意してください。



それでは、最初の読書日記(小説)です。

哀愁的東京 (角川文庫)/重松 清
¥660
Amazon.co.jp


寂しい物語である。


本作の主人公である新藤宏は、新作を書けなくなった40歳の絵本作家。

生活をしていくためフリーライターの仕事をしているが、

最近ではこちらが本業と言った方が良いのかも知れない。


そんな彼が、フリーライターの仕事を通じて出会う人々とのことを描く連作短編である。


登場人物達が皆、寂しさや哀しみを持っている。



かつては時代のヒーローと呼ばれたが、今は破滅を目の前にする起業家。

そんな彼が学生時代に通った「覗き部屋」の看板女優。


閉園を間近に控えた遊園地のピエロ、ノッポ氏。

その彼とかつてコンビを組んでいたビア樽氏。


かつてはミリオンヒットを連発したが、

その人気も失速し解散をすることになった女性アイドルグループのボーカル。


週刊誌の編集長をクビになった男とそのかつての妻。


歌謡曲の多くのヒットソングを手がけた作曲家。


かつて女流マジシャン、今はバーで客にマジックを披露するバーテンダーとして働く女性。

彼女と以前付き合っていたテレビ局のディレクター。


主人公の大学時代の同級生で、自分の存在に実感を持てなくなっている男。


年をとり引退を考えるSMの女王。


結婚式を控えた60歳過ぎのホームレスの男女。



そんな人々と出会う主人公自身が哀しさを持っているのだが。


しかし、以前の自分がこの物語を読んで、同じような感想を持っただろうか。

例えば5年前の自分だったら?


そんなことを考えた切っ掛けが、主人公以外で唯一全編を通じて登場する女性編集者のシマちゃんの存在。

彼女は学生時代に読んだ主人公の代表作に感動し、絵本の編集者になるために出版社に入社した。


念願叶って児童書のセクションに異動してきたシマちゃんは、絵本を書けなくなった主人公の担当に名乗りを上げ、実際ただ一人の彼の担当編集者になり、彼の執筆を待ち続けるのである。


物語の終盤で、シマちゃんが主人公に引退を迫る場面がある。

ずっと絵本を書いておらず実質的には引退しているよなものである主人公に、

自分があきらめるために引退宣言をしてくれと言う場面だ。


このシーン、以前の自分なら主人公に腹を立てていただろうと思う。

ハッキリとしない主人公に。シマちゃんにそんな言葉を言わせた彼に。


しかし、今は何となく主人公の気持ちがわかってしまうのだ。

そして、シマちゃんに引退を告げた彼の哀しさも。


考えてみれば、入社2年目のシマちゃんよりも40歳の主人公の方が近い年齢になっている。

この小説に寂しさや哀しさを感じられるようになってしまったこと。

それがこの小説により一層の哀しさを感じた理由なのかも知れない。