「弟が危篤だと、病院から連絡がありました。あまりに急で何をしたらいいのかもかわからない」

 

朝5時頃、お問い合わせをいただきました。知り合いから紹介されて、セレモニーサロンに電話したとのお話でした。

 

「まずは落ち着いて、何かあればいつでも連絡してください」

とお伝えしました。

 

その数時間後、息を引き取られたとお電話がありました。病院に駆けつけると、故人のお母様とお姉さまが立ち尽くされていました。

 

「ほんとうに急で、何の準備もしていなくて…」

 

穏やかで品の良いお母様と、弟思いの聡明なお姉様。どのようなお葬儀を望まれるかお聞きしたところ「コロナが心配なので、参列者を呼ばず2人で見送りたい」とのこと。

 

「弟は花が大好きでした。できればたくさんのお花と一緒にお別れをしたい」

 

というご希望に沿って、式場にたくさん生花をご用意。花の刺繡の棺、花柄の骨壺もご用意して、

「読経と火葬場でのお別れ」というシンプルなお葬儀を行いました。

とても感謝していただき、葬儀の後もお墓の購入や自宅売却のお手伝いもさせていただきました。葬儀の仕事での出会いでしたが、その後もいろいろとお話させていただいています。

当社は本当にお客様に恵まれています。感謝の気持ちでいっぱいです。