イギリス英語では、日本と同じセロテープ(sellotape)と言いますが、アメリカ英語では、通常スコッチテープと言います。
<Sellotape>
セロファン同様、セルロース (cellulose) という原料名に由来する商品名です。Cellotape だと登録商標の審査を通らないので、C を S に変えて、Sellotape にしたとか、何かそんな話です。
<Scotch tape>
Scotchという単語には、
「スコットランドの」の他に『ケチ』という意味がります。
ある会社の開発中のマスキングテープを試用した塗装業者が、テープがすぐに剥がれてしまうことに腹を立てて「お前のスコットランド人の(=ケチな)上司にもっと粘着剤を付けるように言ってやれ!」と怒鳴ったことからテープ製品全般のブランド名として採用されたという話です。
苦情を逆手にとってネーミングするとは、すごい会社ですね。
その会社の名前は3M社。あの、
"Post it"(付箋)を発明した会社なのです。
どちらも、登録商標で有名になりすぎて一般語になりました。
3Mのスコッチテープが、タータンチェックなのは、スコットランドの伝統柄から来ているそうです。
【正しい英語:(英)sellotape(米)Scotch tape(豪)sticky tape】
【用例】
Don't waste scotch tape.
「セロテープの無駄遣いは駄目よ。」
英語には商標から一般化した単語はけっこうあります。
「付箋紙」→Post-it (ポストイット)
「ティッシュ」→Kleenex(クリネックス)
「コピー機(photocopier)」あるいは「コピーする(photocopy)」→xerox(ゼロックス)
「絆創膏」→band-aid(バンドエイド)(J&Jの 登録商標)
「ごみ箱」→ Dumpster
「宅配便」→ FedEx
「ゼリー」→ Jell-O
「防弾チョッキ」→ Kevlar (Kevlar vest)
「ゴム手袋」→ Latex(latex gloves)
「コインランドリー」→ Laundromat
「リノリウム床」→ Linoleum (linoleum floor)
「ガラス瓶」→ Mason jar
「棒アイス」→ popsicle
「簡単に食べられる食事/お菓子」→ Pop-Tarts
「名刺整理器」→ Rolodex
「発泡スチロール」→ Styrofoam
「マジックテープ」→Velcro tape
「修正液」→ Wite-Out
