イライラ

いきなり、ですが、既に、イライラ、です。

単極性ウツから、双極性ウツに移行してしまうかのような、イライラです。

朝からプライベートナースという名の監視つき。

監視されるヤバさなんか何もないのに、これがものすごく不自由。ストレスふる。

４Fの病棟なんだが、朝から一度も部屋を出ていない。

しかも４Fから下にも降りられない。

バカモノ！

「入院して、一気に薬を変えて、２週間病院でゆっくり過ごす」んじゃボケ！

これやったら、病院に病人にされていくだけやないか。

病院のリスクは、わかる。

・ウツ患者が入院中にリスカする（手首を切る）こと。

・ウツ患者が入院中に薬をオーバードーズすること。

・ウツ患者が入院中に飛び降りること。

・ウツ患者が入院中に自殺すること。

せぇへんって。下で太陽浴びながら本読みたいだけやないの。

しかも本のタイトルは「のんびり行こうぜ」とかにするやないの。

頼むから「ひとり」にして。

病室に自分以外に見張りの人がいることを、存在自体を無視するかのように背を向けて

ＰＣに向かい、本を読み、耳をi podでふさいでいる今の自分。

これは気持ちいい僕ではない。

これは素の僕ではない。

気持ちよくなかったら僕ではない。

気持ちよくなかったら素ではない。

ずーっとクーラー消してたから、汗かいてきたよ、もう。

8/17朝

２３：３０就寝　８：００起床　８．５Hrs

朝５時に一度起きたが、水を飲んでトイレに行ってすぐまた寝た。

昨夜のPrivate NurseはWong Orlingさんというおばさん。夜中担当でずっと本を読んで起きていて、僕が寝返りをうったりするたびに、チラとこちらを見る。辛い仕事だと思う。

朝８：００にバトンタッチして帰っていった。

Private Nurseってなんかエロい雰囲気なんだが、まったく若いおねぇちゃんの世界はやってこない。（笑）

昨晩選んでおいた朝食。American Breakfast。

Breakfast、Lunch、Afternoon Tea、Dinnerなど、中式、American、Continentalなど選択制になっていて、まるでホテルのよう。内容は大したことはないが、すごい。

今日は８：００～２０：００担当のThomasさんというおじさん。広東語なまりの英語で良く話す。

英語話せる人なのは楽だが、話しかけられたり、必要以上にコミュニケーションをとるのが辛くもある。

朝食後、以下の薬を服用。

・RIVOTRIL（抗不安）　0.25mg

・IXEL（抗ウツ）　25mg

やはり、IXEL服用後は少しプチ吐き気というかプチむかつきがある。

このPrivate Nurseのシステムは、ひとりのゆっくり時間をうまく捻出できないので、実は苦痛でもある。

はやく慣れて、そういう時間をつくれるようにしてもらおう。

今から下の階に下りて、外で本を読むことにチャレンジ。（許してもらえるのかな）

病院到着

今日から２週間の香港のCanossa Hospitalにて入院。

どんな入院生活になるのか、病室がどんななのか、入院ルールもよくわからないため、病院に行くまでは、とりあえず今日は一日外出せずに家でしたいことをしてすごす。

ＤＶＤで「疾走」を観る。

またＤＶＤで「００７ゴールデンアイ」を観る。００７は２０本パックくらいの００７ＤＶＤセットを東莞で大人買いしたもののうち、「カジノロワイヤル」「ワールドイズノットイナフ」「トゥモローネバーダイ」あたりを観た後、今日の「ゴールデンアイ」鑑賞に至る。

１８：００すぎに妻と一緒にカノッサ病院に到着。

保険関連の資料を記入。大した入院の説明もなし。

体重をはかり、身長を答え、Patient IDみたいなのを腕にまかれた。

個室（バス・トイレ付き）で、プライベートナース付き。これは病院の方針。一応精神病患者ですから。

プライベートナースがやってくると、英語は少しだけ、広東語、普通話ならコミュニケーションできるというおばさんだった。ドクターの往診時に、伝えると、「手首切ったり、高いところから飛び降りたりしないための見張りみたいなものだから、そんなに心配いらないよ。これほしい、これはいらないが伝わればいいよ。」とのこと。

余計に心配になるやん！僕そんなヤバないやん。（笑）

PCも持込、インターネットつなぎ放題。ってことで新テーマ「入院日記（8/16～）」を立上げ。

１９：００夕食。ポークチョップに変なスープにオレンジ。白ごはんなし。チンゲン菜とジャガイモ。

２０：００くらいのDr.Stephen Ng先生の往診。

今晩服用したのは、以下のとおり。

・RIVOTRIL（抗不安）0.5mg

・IXEL（抗ウツ）25mg　これは既に日本未認可のWELLBTRINの代替として服用を始めているもの。

・REMERON（抗ウツ）は昨日までの45mgから30mgに減少。日本未認可薬のため、やめていく方向。

・SEROQUEL（抗ウツ）25mg

血液検査もした。甲状腺ホルモンの量などを調べるらしい。

イライラが強いなら、QUERIAPINEという双極性ウツに使用される向精神薬？安定剤を処方するとのこと。

ま、初日やから気楽に行こう。

妻が家に帰ったら、プライベートナースのおばさん部屋の中にずっといるの。

イスに腰掛けて、本読んで。

僕もたくさん本持ってきてるから読もうかな。

i pod聴きながらね。

この病室、窓から香港の夜景が見えます。

中国銀行のビルが見えます。IFCも見えます。今度写真アップしたいところ。

個室の部屋にはDVDプレーヤーもあります。

いたれりつくせりの入院生活はじまりはじまり。

薬でドスーンと眠らされたりしませんように。ひとりの時間を優雅に過ごさせてもらえますように。

妻に次回来てもらうときは、カメラとDVD持ってきてもらおう。