京都 よるバス オフィシャルブログ -9ページ目

The Bus

お知らせ続きでしたので、ここらで小休止。

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私事ながら、先日の休暇でハワイに行ってきました。

オアフ島では、もっぱらバス移動。
観光客で溢れかえるワイキキを避けて、
内陸へ、北へと、向かう旅行者は案外少なく
ロコにまぎれて島内をずっとバスで巡っていたのですが・・。


こちらがオアフ全域をカバーする、便利な路線バス、
その名も"The BUS"
乗車賃もとても安くて、ネーミングもすこぶる明快です。

$京都 よるバス オフィシャルブログ-The Bus
※Wikipediaより画像をお借りました。
 こんなにキレイには撮れなかったなぁー。。


4日程度の滞在にもかかわらず、驚いたのは、
バス内で乗り合わせる車椅子利用の方の多いこと!

「驚いた」と書きましたが、正確にはちょっとニュアンスが違って
「よく考えたら多いよね・・?」というような、じわじわとした実感がありました。


バス乗降部には、
運転手さんが(おそらく)ボタン一つで簡単に上げ下げできるリフトが搭載されていて
操作にかかる時間もわずか。


ぽちっと押して、ウィーンと下がって、
「アロハ~」と乗りこんで、
ウィーンとふたたび上がって、
ブーンと発車。


それだけなので、乗ってるほうも全然気にならない。
信号待ちと同じような感覚でした。

ということはつまり、利用される車椅子の方も、
たぶんとっても気楽。
まさに、市民みんなの足として、文字通り利用されているんだなーと
今更ながら改めて実感したのでありました。



一方、私は普段通勤に毎日バスを利用しています。
そして、ここ1年の間で車椅子の方をお見かけしたことは1度だけです。

その時はこうでした。


まずバスが停車して、運転手さんがバス停に車椅子の方を認めると
運転席から降りて、乗降用のスロープ(板)をバスと歩道の間に設置します。
日本のバスにもリフトは搭載されているけれど、
この作業の間中、チリンチリン・・・と壮大なアラーム音!

寝てた人も何事かと飛び起きてしまいました。

乗って来られたほうも、なんだか申し訳なさそう・・
何も悪いことしてないのに・・・


こんな場面に、なんだかどうしようもない不便を感じてしまいました。
「仕組み」や「政治」を変える必要性を痛感した瞬間です。


海外へ行くと、いろいろな交通システムや新車両に出くわすことがあって新鮮です。
と同時に、我が国の公共交通について、
私のような一般市民でも考えさせられるのです。

皆さんは、どうお考えですか?
まじめなお話ですけど、「公共性」ということについて、
それぞれが自分なりの意見を持つことは、ますます重要だという気がしますね。(A)