僕は音楽が好きです。
とりわけパンクというジャンルには、身も心も強く奪われました。
一般的に日本でのパンクロックといえば2000年頃、ハイスタやモンパチ辺りで大きく意味合いが変わってきて、パンクロックの初期衝動の原点にある、個人の思想や主張はカッコ悪いものかのように歌詞にはならず、ありきたりの日常を英語で歌ったり、ストレートなラブソングばかりだったり。
この辺りはエピタフ中心としたNOFX等のアメリカンメロコアの影響があると思うし、少なくとも当時の日本は景気と若者のパワーがまだあった頃のように思うので居心地悪い環境も少なく、頭でっかちに思想や主張を探るよりも目の前の現実をたんたんと歌う方がリアルだったんだと思う。
僕は、ハイスタ~NOFX、その他のバンドのことは決して否定的に思っていないし、特に両バンドの楽曲のカッコよさは今までになかったものだったから、バットレリジョンやスナッフが元祖と呼ばれるメロコアにおいても、オリジナリティーは強く感じるし、それだけのものを表現していたので、リスナーを増やしていけたんだう。
よりポップに楽曲構成を考えたり、カバーで興味を引いたりと、売れる為の方法を模索していたとしても間違いじゃないし。逆にそれを証明したのが日本ハイスタだったり、アメリカならオフスプリングだと思う。オフスプリングの楽曲はひねりにひねってリスナーに支持されるような曲構成にしてると当時感じたから。
それが普通なロックバンド。
最近、ブルーハーツをYouTubeで良く聞いてます。彼等のことをパンクバンドと思っているけど、その理由は以前のブログに書いたので割愛します。ブルーハーツからハイロウズ、クロマニヨンズと変わっていき、ブルーハーツの頃のどぶねずみの美しさを歌う、常識や当たり前から一歩外に出てた頃から身に纏っていた空気感は彼等から大分見えなくなり、カッコ良いロックとブルースを演奏するようになったけど、ペテン師ロックはヒロトっぽさは、全開に出していた。あの人の歌詞には誤解を恐れずに言うならば、昔から意味はない。ただ、浮かんだ言葉がそのまま歌詞になった。その中に少年の声は~等、意図しないで浮かんだ言葉が、優しくて忘れられなくなる。
日本の王道パンクバンドといえばアナーキーから始まり、ラフィン、コブラ、スタークラブ等あるけど、アナーキーは左翼的な歌詞を仲野さんは当時意味を全て理解して歌っていたのかわからないけど、テレビで好きに歌っていた。何故なら全部仲野さんが歌詞を書いていると思ってたけど、実はメンバーがそれぞれ歌詞を出しあってから、作っていたらしいと後から知ったから。でも間違いではない。それがバンドだし。
ラフィンやコブラについても以前のブログに書いたので多少割愛するけど、彼等はアティチュードとチャーミー氏やヨースコー氏のメロディや音楽的センスが根本にあり、パンクロックとはなんぞや?とは微塵も思わずパンクの持つエネルギーが初期衝動になりチャーミーはソングフォーUSAやパラダイスを歌い成功した。ヨースコー氏も同じく英詞を日本語に直し成功した。
ただ、少し心配なのは、再結成移行の曲で初期の作品以上の良さを僕は感じられない。僕がノスタルジックなだけかもしれないから、あくまでも個人的な感想です。
海外の某ミュージシャンが○○○○の影響で自分は欠陥品だと言っていたけど、僕も意味自体ははっきりわかる。記憶力や想像力がしばらく鈍り、前向きなスタンスがとれるまで時間がかかる。
この辺は僕の間違いなら良いのだけど。
最後にスタークラブ
ようやくトオルが戻ってきて、イリーガルダイアル~の曲が、とても映えるようになった。ヒカゲさんも助かったし、嬉しかっただろう。
ヒカゲ氏の歌詞は初期の頃~苛烈なバトルビート辺りまでは、既成概念を打ち崩せのような、UKパンクの思想を、分かりやすく私小説の文章の様に歌っていた。イリーガルダイアル~思考殺人の頃の左主義ともとれる歌詞を書いていた時期もあったけど、当時の日本はパンクとはなんだ?的な風潮が強かったらしく、その中でヒカゲ氏が気付いたことを、歌詞にしたのだろう。僕は当時、ヒカゲ氏の歌詞は全て理解していた。
今のご時世、自分の好きなことだけで、お金を得ることが難しくなり、先日はYouTubeでヒカゲさんを見かけた。
今はYouTuberやら、インフルエンサーやら、ある意味では嘘をつくことも商売な方々が人気の職業になっており、僕も居場所が失くなってきた。
唐突ですけど読んでくれた方ありがとうございました。久しぶりに文章書いてみたら、起承転結つけられませんでした。
※以上のブログは完全に独断と偏見に満ちたものなので、不快に思われた方には申し訳ありません。