山東省済南旅行2山東博物館 | みどりの果敢な北京生活

みどりの果敢な北京生活

9月30日。最高気温20度。最低気温12度。空気質量指数11。

夜、寝たのが遅いのに早く起きてしまう。私は老人か!もうずっーーとそうだ。よく寝られて「みどりさん、若い証拠」と言われていた2年前までに戻りたい。
 
目の前が無料の「大明湖公园」。ちょっと歩いたけど、もういいわ。今回の目的は博物館だから。朝食、チェックアウトを済ませて出発。ホテルを振り返る。いいね。低層は。
 
 
バスに乗って山東博物館へ向かう。よく見たら、左右両方にドアがあるじゃないか。道路の真ん中にもバス停があり、そこで降りる場合、右側へ渡るのに歩道橋を使わないといけない。
 
 
BRTって世界にあるのか?快速公交系统(Bus Rapid Transit)。たぶん右左折しないんでしょうね。これなら速くて便利。
 
ホテル、美術館のあたりが济南の中心だったのかな。バスに乗ること30分。博物館というバス停で降りたら、東はこんな光景。ビルディング林立。
 
歩道橋渡って山东博物馆到着。
 
郭沫若の題字。安定の上手さ。
 
日曜だったから、人多かった!予約は事前にしてあったが、その場でスキャンしても入れる。無料。中入ったら、真っ赤。ビバ、建党100周年。
 
共産党の展示は見ない。私は書道を中心に見る。「造像记 北齐-隋
 

杨瓒造龙虎塔」。唐743年。

 

 
側面に楷書。
 
「麃孝禹碑」西汉河平三年(公元前26年)。釈文:河平三年八月丁亥 平邑□里麃孝禹
 
孝堂山石祠。これは複製なのかな。今調べたら本物は市内から車で1時間くらいの山の上にあるようだ。中国で一番古い石の家。东汉初年(1世纪左右)。実際ここに住んだのではなく、祭祀の場所だった。
 
側面に隷書。大きい字は北齊隸書の隴東王感孝之頌」。
 
一番左の小さい字は唐、開元二十三年のもの。
 
動画は百度百科へ。見ると面白い。
 
大口尊。大汶口文化=中国新石器时代文化=距今约6500—4500年,延续时间约2000年左右。今から6500年〜4500年前の人が作為的に刻んだ字が見られるなんて、卒倒しそうだ。まあ、北京の国家博物館にもあるけど。形は違う。
 
刻画符号。漢字の前の符号。
 
甲骨もあったが、どこかに一部貸し出しているのか、展示が中途半端だった。拡大してもよく見えず。
 
青銅器の銘文。青銅器は文字があるものもたくさんあった。
 
竹簡は本物が下にあったが、暗すぎて、よく見えず。
 
秦の始皇帝が紀元前221年に国を統一し、国内巡幸を行ったときに建碑した七刻石のうちの一つ「琅邪台刻石」(複製品)。本物は北京の国家博物館地下一階に常設で展示されている。左はそれを発見しましたよという石碑。1926年。
 
 
こっちも七刻石のうちの一つ、「泰山刻石」。刻石は二つあって、前半部が144字。つまり今でも泰山にあるほう。
image
 
泰山岱庙にある原石は、斯、臣、去、疾、昧、死、臣、請、矣、臣の10字しか見られない。写真はネットから。
 
 
山東博物館の「泰山刻石」(複製品)。
 

拓本も少しあって、顔真卿二点。
 
 
 
書道の予習として、日本で出版されている「中国文字文化の旅」(芸術新聞社)を参考にしている。そこには「甲骨文は5000片あり、一級品は1000hwんで、全国第一」などと書いてある。ほかにも見たい文物があったが、展示替えなのか、共産党の展覧会のスペースの都合で展示されていないのかわからないが、絶対これを見るべき!はなかった。
 
2階に「館蔵書画館展」という部屋があるのだが、閉まっていた。非常に残念。
 
山東省は歴史が古いから、恐竜の部屋もあった。入って、2秒で出て来た。その入口で売っていた29999元の石。こういうの買う人は博物館で買わないと思うけど。
 
 
一階に戻る。共産党100周年の展示を足を止めることなく見る。出ると、次の展覧会の準備中。近くで小さい子どもが走り回ったりしていたけど、大丈夫か?
 
さすが歴史が悠久。見応えある博物館だ。撮ったすべての写真をここに入れた。
 

 

 

にほんブログ村 海外生活ブログ 北京情報へ

 

にほんブログ村 海外生活ブログ 中国情報(チャイナ)へ