酔っぱライターの酒日記

お酒にまつわる日々のできごとをつづります。


テーマ:
「さかえや」は、入船で昭和24年から続く焼き鳥屋さんです。


大将が15歳の時、お父さんと屋台を引いて始めたそうです。
50年前、女将さんと結婚した後店を構え、
平成になってから今の場所に移りました。

単品もあるのですが、セットがおすすめ。
AセットからCセットまであり、
私は「鳥スープもついてるし、Bセットがいいな~」とつぶやいたのですが、
大将は「Aセットがオススメだから」と一番安いAにしてしまいました。
商売っ気がありません。

出てきたAセットを見てびっくり!
四角いお弁当箱の中に入っているのも驚いたのですが、
焼き鳥6品と、マグロの赤身3きれに中トロ3きれ、
キュウリのお新香と枝豆もついています。
これで1600円は絶対お得です。


まずは焼き鳥から。
皮なしの正肉と、ふわっとした中に鶏肉の食感が残るつくね。
どちらもタレです。
これが60年以上継ぎ足してきたという秘伝のタレで、
甘ったるくなく、サッパリとしていて激ウマ!
今まで焼き鳥は塩派でしたが、あっさりと宗旨替えしてしまいました。

野菜はシシトウとギンナン。
手羽先は塩でしたが、これも旨い。

圧巻はレバーで、中身がややレアな焼き加減が絶妙です。
そこへ絶品のタレがからまれば、食べる手が止まりません。

レバー、なんこつ、シロ、タン、ハツは豚を使っていて、
芝浦の屠場から新鮮なものを仕入れてくるそうです。
昔はレバ刺しが人気だったのですが、
今は出せなくなったのが残念だとか。

お酒は千福の生貯蔵酒。
日本酒は創業以来千福だけを扱っているそうです。
生らしいまろやかさと、広島の酒特有の甘みが、
焼き鳥のタレに合いまくりです。


毎日仕入れているというマグロも新鮮で旨い~~。

シメに自慢の煮込みをいただきましょう。
豚モツの味噌煮込みなのですが、
味がくどくなくてアッサリ。
汁もサラサラです。
焼き鳥のタレもそうでしたが、東京ならではの味で、
私の口にはとても合いました。


煮込みにはやっぱりお燗ということで、
千福の辛口三角。
辛口といっても辛いだけでなく、お米の甘みや旨味が感じられ、
冷やでも燗でもいける定番酒です。
これを飲むとほっとしますね~。


入船界隈は昔印刷の町で、印刷所や製本所が多かったそうですが、
紙媒体の衰退で今はほとんどなくなってしまいました。
それにともないお客さんも移り変わりましたが、
大将の腕と秘伝のタレは健在。
快活な女将さんは今でもソーシャルダンスを踊っています。


おいしい焼き鳥と旨いお酒と温かい雰囲気。
私の両親より年上の大将と女将さんに、
元気をもらって帰ってきました。















いいね!した人  |  コメント(0)  |  リブログ(0)

酔っぱライターさんの読者になろう

ブログの更新情報が受け取れて、アクセスが簡単になります