酔っぱライターの酒日記

お酒にまつわる日々のできごとをつづります。


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「にこみ千福」は、勝どきで70年以上続く老舗。


男勝りの女将は三代目で、
昭和16年に祖父が始めた店をひとりで継いでます。


「何もかもひとりでやっている小さな店だから安くできるの」
と出てきた煮込みは牛もつが5串。
すごいボリュームですが、これで350円です。

珍しいフワ(肺)に、コブクロと胃袋の盛り合わせ。
七味をたっぷりかけていただくと、
柔らかさと味のしみこみ具合が絶妙で、
濃いめの味噌味も酒に合いまくりです。
旨いというより・・・これはもう、凄い!

「うちの定番酒はこれ」と出てきたのは、
山形の「富の基」という酒。
糖類や酸味料も入っている昔の二級酒ですが、
こいつが酒くさいおじいちゃんが飲んでいたような酒で、
いま探してもなかなか飲めない味がある意味新鮮です。
たしかにこれはこの煮込みに合うよな~。


しかし昔の二級酒はちょっと・・・、
という向きには、
安心してください、ちゃんとありますよ!
店名にもなっている千福の辛口本醸造が。
もともと酒は千福だけで始めたので、
店名も千福にしたのだとか。

さすがに本醸造だけあって、
スッキリと洗練された味わいです。
辛口といっても、旨味がちゃんとあって、
薄辛い酒でないところもいいですね。

旬の菜の花のおひたしは、
よくある千葉産ではなく京都産にこだわっているので、
ほんのりした苦みもどこか上品です。


マグロの中落ちは、
女将が毎朝築地で仕入れてくる生の本マグロ。
冷凍物は使いません。
ワサビ醤油をつけて海苔を巻きパクリ。
おお、さすがに味に深みがありますね~。


刺身には宮城の浦霞を。
スッキリ辛口で間違いのない旨さです。
いつ飲んでもこの安定感には感心させられますね。


つまみは子持ち昆布。
女将が毎日塩抜きから味付けまでしているという自信作は、
プチプチの食感と酒飲みの心を知り尽くした旨味がニクい逸品です。
今日は酒がすすむな~。


シメは70年継ぎ足して育てたぬか床で
毎日漬けているキュウリのぬか漬け。
キュウリ以外の野菜は漬けないというのが女将のポリシーで、
そのためスッキリと雑味のない味わいです。
田舎くさくないぬか漬けというのを、初めて食べました。


とにかく何を食べても旨い!そして安い!
40年以上通ってくる常連さんもいるそうで、
そのため12席のカウンターはいつも満席です。

予約はできないので、
行く前には席があるか電話で確認してくださいね。
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