MARLENA SHAW 『WHO IS THIS BITCH, ANYWAY?』 | YU-KO♪Rainbow blog ーfrom KOBE⚓︎ー
朝早くに目覚め、しばらくの間床に転がっていた本を読んでいたら
むしょうに聞きたくなった。

MARLENA SHAW『WHO IS THIS BITCH,ANYWAY?』

BARで口説く男を振り切ってでてゆく台詞劇(これがまたおもしろい!)
から、“”STREET WALKING WOMAN”で始まるこのアルバム。
出だしから彼女の肉声で感情をあらわに表現されている。
女の強ささえ感じるところに、共感しないわけがない!!

がらっとかわって“YOU TAUGHT ME HOW TO SPEAK IN LOVE”
もうこれは私個人的な思いがむちゃくちゃ閉じ込められている一曲。
初めてマリーナを歌ったのもこの曲で、今でも泣いちゃうかもしれない(笑)

弟に捧げた“DAVY”や“YOU”もバラードなのにべったりしてなくて
彼女独特のハスキーな声が何とも言えず心地よい!

ROBERTA FLACKの名曲“FEEL LIKE MAKIN' LOVE”は
恋する喜びが、原曲よりアップテンポで表現されている。

数あるアルバムの中でもこの一枚は私にとってたくさんのモノがつまった一枚。
どれほど影響と感銘をうけたかわからない位だ。
無人島に行くならきっと忘れないで持っていくだろな(笑
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1. Street Walking Woman
2. You Taught Me How To Speak In Love
3. Davy
4. Feel Like Makin' Love
5. The Lord Giveth And The Lord Taketh Away
6. You Been Away Too Long
7. You
8. Loving You Was Like A Party
9. A Prelude For Rose Marie
10. Rose Marie (Mon Cherie)
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Marlena Shaw (vo,p)
David T.Walker (g)
Larry Carlton (g)
Bill Mays (p)
Chick Rainey (b)
Harvey Mason (ds,per)
[Recording 1974]







余談だが今朝読んでいた本に書かれていた言葉。

『人生でもっとも大事なことは、強制から生まれはしない。
 誰かを横にすることはできても、その人を無理矢理眠らせることはできない。
 誰かに話を聞かせることはできても、その人に耳を傾けさせることはできない。
 誰かに拍手させることはできても、その人を感動させたり熱狂させることはできない。
 誰かにキスさせることはできても、その人が自分を欲するようにすることはできない。
 ・・・

 誰かに秘密を打ちあけさせることはできても、その人に信用してもらうことはできない。
 誰かによくしてもらうことはできても、その人に愛されることはできない。

 空腹、睡眠、耳を傾けること、感動、熱狂、欲求、大笑い、尊敬、信用、愛・・・
 力や強制でどうにかなるものではない。
 これは、人間の無意識がもつ素晴らしい働きなのだから。』


ナチュラルに誰かにそうできたらどれほど素晴らしいことだろう。
マリーナの曲を聴きたくなったのは、私がそんな風になれる音だからかもしれない。
人と人が出会うべくして出会うのならば、私とこの音との出会いも偶然ではなく必然だったのかもしれないな。