プリンストンの取り付け式iPhoneカメラレンズでiPhone4Sのカメラを楽しんでみる。 | モデラー推理・SF作家米田淳一の公式サイト・なければ作ればいいじゃん

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 プリンストンテクノロジーという会社をご存知だろうか。うちは「デジ蔵」以来お世話になっている。

 製品は着眼点はいいのだけどいまいち作りが甘くサポートも細いが、値段はそれ相応に安く実勢販売価格は更に安く、安物買いの銭失いを地で行く私にとってはなくてはならない会社なのです。いつもお世話になってます。

 というかデジ蔵自身プリンストン製品として使うとしたらにっちもさっちもな添付ソフトのためにどうにもならないけど、安いのと、ウェブにおける有志がFAQやノウハウを公開しているために実用性が保たれる状態。

 特にうちはデジ蔵のピンジャックUSB変換アダプタを愛用中。ファームを書き換えたりドライバを更新したりアマレココなんかを使えばWindowsXPの時買ったのにWindows7 64bitでも十分使える。ちょっとググッて工夫する人間にとってはこういうものがあって上手く使えた時の喜びはすごく大きい。初心者お断りというより初心者にはとてもお勧めできない製品が多いけど、でも私にとっては楽しい製品があるのだ。

 で、今回何を買ったかというとiPhone4内蔵カメラ用のレンズ。iPhone4Sで使えないかと思ったのだ。マクロ広角セットとズームレンズセットの2つでそれぞれ実勢価格2000円弱。

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 アマゾンは高めに値段が出るのです。


 製品にはiPhone4用にぴったりのバンパーカバー状のマウント、レンズ2種。レンズは2つ使うとワイドに、1つだけでマクロとして使える。

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DSCN3489 posted by (C)YONEDEN

 購入すると、やはりマウントケースにiPhone4とiPhone4Sの違い、マナーモード切り替えスイッチの位置の違いで若干干渉が起きる。

 というわけで外して1ミリほど干渉部を削ってみる。すると何の問題もなく取り付け完了。強度も問題なし。ただ真似する場合は自己責任で。

 で、撮影。

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IMG_0060 posted by (C)YONEDEN


 こっちがノーマル。部屋が魔窟になっているのは運転会近くの準備中につき。食べたラーメンまでそのまま。でもすぐに使える所がありがたい。嫁さんが台所仕事をしているのまで写っている。

 で、ワイドモード。

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IMG_0059 posted by (C)YONEDEN


 微妙にケラレが出ているが、まあこんなもんかと。

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IMG_0063 posted by (C)YONEDEN


 ではマクロモード。これはノーマルのiPhone4Sカメラ。被写体はNゲージ用の機関士・機関助士のフィギュア。右からきているのはボールペン。ノーマルでも寄ればボールペンの先のボールがはっきり映るほど。


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IMG_0065 posted by (C)YONEDEN

 で、マクロレンズで。こんなに寄れる。ボールペンのペン先がこんなに大きい。Nゲージのフィギュアもこんなに良く取れる。というか微細なホコリ粒子が見える。ここまでくると顕微鏡みたい。




 そして望遠レンズ。結構大きいけど持ち歩き可能な感じ。マウントのiPhoneケースは同じものなので共用可能。三脚もついてくる。このマウントケースは横置きのiPhoneスタンドにもなってくれる。

 で、動画はiPhone4Sの手ぶれ補正が効いてくれるせいか、そこそこ撮れる感じ。フルHD動画が気軽に撮れる。

 しかも本来のiPhone4での使用では問題だった四隅のケラレが、4Sでは改善されたような気が。気のせいかな。


 結局現状で実用的な動画デジタルズームの方法がない現状のiPhone4S。静止画はズームが効いてくれるが動画はズーム無し、ズームをやってくれるアプリはあるものの撮影時間よりもズーム処理の時間が垢買いrすぎて実用性なし。そこににとっては、こういう光学レンズでアシストするしかない。光学系なら処理能力に関係ないし。

 でもデジカメを更新すると思えば実勢価格で5000円ちょっとでマクロワイド望遠を撮れるようにした1080pカメラとしてのiPhone4Sか、それとも諦めてコンデジを買うかという選択になるのだが、コンデジが悲惨なほど値崩れしているのを見ると、どっちがコスパがいいかわからなくなるのも事実。売れ筋デジカメで16000円ぐらい、値崩れすると光学式手ぶれ補正がついて1万円ぽっきりなんてのもある。

 正直どっちがいいか迷う。これもまたプリンストン製品を買う楽しみなのかも、ってどんなマゾやねん。プリンストンの製品はこうしてまた私にとってなんとも蠱惑的に、そして最後にはこういった悩ましい結果を見せつけてくれるのです。


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