繋げる | ★ 世界一周御披露目帳 ★

繋げる

昨日、友人からメールがあり、被災地に住む友人の無事が伝えられました。

メールを読んだとき、本当に、本当に全身の力が抜けました。

「ホントに良かった」 「本当に良かった」の言葉だけしか出てこなくて、
気付いたら涙が出てたよ。

Googleマップのストリートビューを何度も何度も確認して、
「大丈夫、彼女んちはちょっと高台にあるから。絶対に大丈夫!」って何度も思って、
何度も災害伝言ダイヤルに電話して。

信じることを諦めたら、そこで終わってしまうと思っているので、
「絶対に彼女の家族たちは無事である」と自分に言い聞かせていたので、
無事を聞いたなら、「ほ~ら、やっぱり」となるはずだったのだけれど、
実際は、自分でも驚くくらい力が抜けました。

今回の大震災では、私のような幸運を得られなかった方も多数おられるはずで、
ブログにこのことを書くことには、大きなためらいがありました。

けれど、どうしても伝えるべきだと思ったのです。

それは、『生を繋げる』ことの尊さを知ったこと。

死の悲しみは、経験した者でなければわからない計り知れない苦しみだと思います。

そして、生を繋げることの尊さも計り知れないほどの大きさです。

今、被災地で耐えている方々の『生』は、なんとしても、つなげなくてはならないもの。

津波を耐え抜いたのに、その後の苦しみの中で生きることを諦めざるを得ないなんて、
そんな悲しく愚かなことはないでしょう。

私たち助ける側にいる人間たちは、あらゆる手段で彼らを死の淵から救い出さなくてはならないと思う。

私たちの多くは直接的には助けることはできないけれど、
被災地の彼らが、疲労が重なったとか、薬がなかったとか、ましてや餓死などの、
あってはならない理由で生を終えることがないよう、
彼らが求めている『生きるための手段』を奪うことだけはしてはいけないと思う。

この週末、私もスーパーへ出かけてみようと思っているけれど、
私だってカップ麺を手に取りたくなるかもしれない。

お米の袋を抱えたくなるかもしれない。

でも、そのとき、『生を繋げる』ことの尊さを思い出したら、
私がカップ麺に伸ばした手を引っ込めることで、誰かの生を繋げているのだと思えたなら、
喜んで、もう本当に喜んで、その支援の形に参加すると思う。

そして、大きな満足感を伴う支援に参加したって感じると思う。

友達には、生きててくれてありがとうって思いました。

すごく月並みな表現だけれど、『生きるって素晴らしい』って知ったよ。

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