「要のばーか」
「・・・。」
「要のドあほ。」
「・・・。」
「要なんか狼に八つ裂きにされちゃえ。」
それは残酷過ぎだろ。てゆーかなんで狼。
そんな風に内心突っ込みながら無視しているこの状況はいつまで続くんだろう。
「なんでそんなにすぐ人をバカにするの?」
あぁ、またこれか。
これが一番きつかったりするんだよなー。
「メガネ族はそんなに偉いの?」
なんだよ、メガネ族って。
一瞬吹き出しそうになった。
「なによ、マザコンのくせに。」
「っ…!!」
つい、声を出しそうになった。
「マザーにコンコンしてるくせに」
コンコンってなんだよ。
「マザーテレサにコンコンしてるくせに。」
それ、人変わってるだろ。
「・・・。」
「・・・。」
ネタがなくなったのかなおが黙る。
これで機嫌も良くなって...
「私、分かってるんだよ。」
「・・・。」
「なんで、私が怒ったら要が黙るのか。」
「っ…。」
「私に気がすむまで文句を言わせるためでしょ?」
ばれていたらしい。
「確かに私、口出しされたら余計文句言っちゃうし。」
そういえば一度口出しした事がある。その時の喧嘩の原因はやっぱりオレで。
「でも、ね。」
オレは顔をあげた。
「私は、要の事も聞きたい。要も私に文句言って。要の事、知りたい。」
あぁ、君はこんなにもオレのことを大事にしてくれるのに。
どうしてオレは君を傷付けてしまうんだろう?
「・・・。」
なんて言えばいいんだろう。
なんて言えば、なおに伝わる?
「オレ、は…っ」
言葉を探りながら紡いでいく。
「なおに迷惑かけたくなくて。オレがなにか言ったら余計にお前を傷付けるんじゃないか、って。」
「・・・。」
「だからっ、なおがそんな事思ってるとか想像つかなくて、」
違う、オレが言いたいのはそんな言い訳みたいな事じゃない。
そんな、遠回りな事じゃなくて、
「つまり、その、ゴメン。」
やっと言えた三文字。
「・・・うん。」
なおが笑顔になる。それだけのことなのに、スゲー嬉しくて。
「でもマザコンじゃねーからな!」
照れ隠しで言ったその言葉に君はやっぱり笑って。
つられてオレも笑った。
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……うわぁ、なにこれ。
結局、状況も喧嘩の理由も分かんないまま話が終わった....
うん、ごめんなさい。
次はアジカンの健さんでやってみまーす。