よく考えてみると太陽や木星や土星よりも
地球や火星、水星や金星といった岩石でできた惑星の方が
この宇宙では不思議な気がする
(岩石とは地殻を形作る物質、そのかたまり)
あるいは、石ころと言えば石ころの岩石でできた惑星こそが、宇宙の宝であり
宇宙が2兆個の銀河を展開してまで生み出そうとした目的ではないかと思えてくる
宇宙と言えば目に見えるものはすべて恒星で、その周りを回る惑星など、どうでもいい脇役かゴミ程度に思っていたが、ビックバンから宇宙が始まったとして、いまそこに固体の物質があるという事が不思議だし、実はこれこそが輝かしい成果なのではないか
水素と窒素がほぼすべてのガス星である太陽(恒星)は、核融合炉で水素をヘリウムに核融合し、さらに超新星爆発を繰り返すことで爆弾菓子のように岩石という固体を生み出してきた
そして親鳥が卵を温めるように何億年、何十億年と
岩石の惑星を温め続ける
岩石の惑星こそは宇宙が138億年をかけて生み出した我が子であり
奇跡なのだ
様々な鉱物による岩石が、そして、岩石による惑星の誕生が
ビックバン以来の宇宙の構造上の目的であるとするならば、それは何故なのか
(宇宙は鉄を作るために存在しているという話もある)
少なくとも生命は岩石の惑星があって初めて
その誕生の可能性が生まれる
人間をはじめ地球上の多様な生命はそうして
この地球に生まれた
生命を生むために宇宙があるとしたら
地球のために天の川銀河はあるのであり
生態系や植物連鎖の頂点にあり、且つ
高度な文明を持つに至った人間のために天の川銀河があると言えなくもない
岩石の惑星は生命を生む卵であり
親鳥の太陽(恒星)は、これを温め続ける
成功した惑星もあれば失敗したものもある
生命の誕生がこれからのものもあれば既に絶えたものもある
銀河が生命を生み育む繭なら
最低でも銀河の数だけ生命はある(2兆個以上)
知的生命体だってそのくらいあるかもしれない
宇宙は偶然ではなく
そのように設計されているということだ
誰が?
そうだとも、調子に乗るなよ
もっと謙虚になって地球の美しい自然や同胞の動植物に敬意をはらい
大切にしなきゃならない、偉大なる設計者のことを思えば