自営業同居長男嫁の呟き -3ページ目

お誕生日

今日は私の生まれた日です。

「お誕生日おめでとう」って言ってくれなくて良いから

プレゼントも欲しくないから・・・っつーか、そんなお金ないのわかってるし

私の実家に電話して

私の親に「ヨメ子を産んでくれてありがとう」って言ってみろ!

「ヨメ子のおかげでボクは親孝行ができてます」って言え!!

「お父さんお母さんには何もしてあげられなくて、申し訳ございません」って言いなさいーーーー!!


御来光が見たい・・・んだそうだ

先月あたりから「正月に御来光が見たい」と言い出したジジババ

ここ数年、彼らは大晦日から三が日は旅行に出ている

年越しを温泉でやってるのだ


そうなる前は、お正月のおせちを整える準備が大変だった

肉屋、八百屋、魚屋、酒屋、その他モロモロ

年末のお店はどこも混んでるし、グルメなジジババは安物なんか嫌がるし

お金も時間も手間もうんとかかったのだ

二日に義姉たちとその家族が来て新年会をするのも恒例だった

私だって実家はあるのに、親はいるのに、兄弟だっているのに、

正月にみんなが集まった時に、長男のヨメが「実家に行ってていない」っていうのはダメなんだそうだ

義姉の子供たちが、大きくなって自然とそれが消滅して

同時にジジババは年末年始は出かけるようになった

肩の荷が下りた

数年前、初めて夫と子供達と「家族四人で水入らず」の年越しをした時は

泣くほど嬉しかった

楽できるはずなのに、いつもより一生懸命おせちを用意した

全部手作りで作った

嫁入り道具として持たせてもらった塗りの重箱と蓋付きの椀を初めて使った

年越しそばも天ぷら揚げたりして

「家族四人水入らず」と思うと、全然苦にならず、むしろ楽しかった


ジジババの年越し旅行はいつも旅行代理店の人に任せて

例年だったら、この時期に既に決まっているはずなのに

今年は突然「御来光が拝めるところに泊まりたい」と言いだした

しかも、この時期


「日本で一番最初に朝日が昇るのは千葉の銚子よ」なんて

余計な事・・・じゃなくて、親切にも義姉が教えてくれた

昨日は銚子、犬吠崎あたりのホテルに何軒電話したことか・・・

そして、当然「お断り」された

「両親が高齢で、どうしても今年は御来光が見たいと言うものですから、なんとかかなえてあげたいと思いまして・・・」というと、

一応フロントの人は「お待ちください」と言うのだけれど

でも、やっぱりダメ

で、「年末年始空いてます」というところは、日の出が見えない立地なのだ


「もう、来年の初日の出は、今からじゃ無理よ、こうなったら再来年の予約を今から・・」と言ったら

「オマエ達みたいに若かったらそう思うだろうけど、ワタシたちのように、年取ってたら、そんな先のこと、生きてないかもしれないだろう」と舅が言うので

「オトウサン、もう5年前ぐらいから、来年の事はわかんない、って言ってるじゃん」と言い返してみました


「もうあきらめて、今年は家で年越しするか」と言う舅


探します。どんなことしても、「日の出が見えるホテル」

お願いだから、行って頂戴

・・・と、心の中で叫んでいたら

姑がポツリと「こんなに必死になって大騒ぎして、雨降って初日の出見えなかったりして」


ぎょえー、どうすりゃいいのさ


はぁ、つかれた

クソジジイ

「ワシはもう、仕事のことは知らんから」とか

「いつまで人に仕事させるんだ」とか言いながら

事務所で一人になると、当座の元帳とか、現金出納帳とか、注文の入り具合とか

チェックするのやめてくれ

じーっと眺めて、理解できないと

大騒ぎして人を呼びつけて、いきなり怒鳴らないでくれ

静かに「これはどういうことだ?」って訊けないのかね、まったく

しかも、毎回同じコトで大騒ぎする

こちらが説明しても、最後は「ワシゃ、もう、関係ないから」って言うのなら

最初から訊くなよ!



ほっといてください

小姑鬼千匹

そんなことないよねー

義姉はいじわるじゃないし、頭の良い人だし

善意からきてるってことは百も承知だ

でも、ウチのアホ娘の受験の心配までしてくださらなくて結構です

一緒になってアホの入れる学校を探してくださらなくて結構です

確かにウチの娘は偏差値が37しかない

「入りたい学校」「入れたい学校」なんて考えるのではなくて

「入れる学校」を探して四苦八苦です

「あそこはどう?」「あの学校はいいんじゃないかしら?」提案してくださるのはありがたいのだが

それなら、そこの説明会に行ってくる間、仕事とジジババの世話、代わって下さい


「オネエサン、心配してくださってありがとう。でも、偏差値37しかないんだもん、もう恥ずかしいから、お捨て置きください」

って言ったら

次の日に姑がそのことを全部知っていて

ああ、やっぱり筒抜けなのね

舅が「それならゴルフでもやらせるか」って言い出して

姑も義姉も「そうよ、あれだけガタイが良いんだから(娘は小6にして160センチ以上ある)スポーツさせなきゃもったいないわよね」って盛り上がってる


親に「バカ!勉強しなさい!」って怒られるより

ジさまバさまやオバちゃまたちに「いいのよ、アナタにはアナタの良さがあるんだから」って言われてる時のほうが

娘は俯いてかわいそうなんだよ

気のせいかなぁ

おかえりなさいませ

ジジババ、無事に帰ってきちまいました

夕方6時ごろ、家の前にタクシーが停まって、中からヨロヨロ二人が出てきた

ちぇっ、帰ってきちゃったか

「風呂、やっといてくれた?」

ハイハイ、やっときました。風呂場も磨いておきました

「パン、買っといてくれた?」

ハイハイ、買っときました

「今日買ったの?今日じゃないとすぐカビ生えちゃうからね」

ハイハイ、夫君に「どうすんだよ、誰もいなくて、オレ電話でられないからな」と嫌な顔されつつも

買いに出かけましたですよ


しばらくして義姉から電話があった

「帰って来たのかしら?」

ハイハイ、帰ってきましたよ

毎日のように、ウチに来るか、電話がかかってくるこの義姉は

そんなに話すことがあるのか?


夫君もジジババの宿泊先に毎晩電話して話してたし

まったく変なやつらだ

そんならジジババ義姉夫君の4人で旅行行けよ

せいせいするわ

電話なんか嫌いだ

旅行先から毎晩電話してこなくていいよ。

いいかげん解放してくれ。

あーあ、明日帰ってきちゃうんだ。

「6時ごろ家に着くから、風呂沸かしといてくれ」

・・・って、それって、「風呂掃除しておけ」ってことだよね

だって、風呂、汚いもん

鬼のいぬ間

昨日からジジババは旅行に行きました。

東京駅まで夫が車で送り、新幹線のホームまで送って来たらしい。


9時に車を取ってきて

(車は義姉の家のガレージにおいてある。そうすれば義姉一家も使えるでしょ、ってワケらしい)

前日の雨で汚れていたので、軽く水拭き。

至れり尽せり、いってらっしゃいませ、と玄関でお見送り。

出掛けに姑は「じゃ、頼むわね」と出て行った。


はぁ、やっと行ったよ、せいせいした。ばんざーい。

と思った途端に電話が鳴る

義姉だ

「車がないけど」

もう出発しましたよ、と言ったら

「あら、私もついていってあげればよかったわ。ホームまで大丈夫かしら」

大丈夫に決まってるだろ!幼稚園児じゃあるまいし、ああ、でも幼稚園児以下か・・・

「留守を守るアナタも大変でしょうけど、これが多分最後の旅行になると思うから」

最後最後って、いったい何回「最後」があるの?

「アナタも少しはハネが伸ばせるわね」

義姉は舅姑のスパイだと思うのは、こういう瞬間だ


ジジババの部屋に行ってみれば

布団は寝乱れたままの敷きっぱなし

パジャマは脱ぎ捨てたまま

急に涼しくなったせいか、出掛けに服を何度かとっかえひっかえしたらしく、散乱

ゴハンは食べっぱなし

灰皿も山盛り

「シーツ、掛カバー外して洗濯、布団干し、掃除、エアコンフィルター、階段、買い物・・・」とメモがある。

洗濯機を覗いてみれば、洗濯も途中でやりっぱなし


事実だけを冷静に見れば

ジジババの不在は私にとって、

仕事は増えるし、

事務所で電話番しなきゃならないので、家から一歩も出られない

忙しく不便極まりないのだが

それでも、家の中にジジババがいないというだけで嬉しい

空気が違うぜ

こんな些細な事で満足するなんて、私ってばいつからこんなにちっぽけな人間になっちまったんだ


宝くじを買って、アタリがわかるまで「もしかしたら当たってるかも?」とワクワクドキドキするように

ジジババが旅行に出ると「もしかしたら途中で事故にあうかも?ホームから落ちないかしら?風呂で転ばないかしら?ああ、もしかしたら風邪とか肺炎とかのウィルス貰ってくるかも?」とワクワクドキドキ



毎日が敬老の日

一年に一度の敬老の日。

「今日は敬老の日だから」と義姉たちが来た。

義姉一号は、我が家から徒歩2分のところに住んでいるので、毎日のように来る。

義姉二号は、車で10分ぐらいのところに住んでいるので、週に一度は来る。

二人とも、自分たちの都合の良い時に来る。

誕生日、父の日、母の日、敬老の日、まだまだたくさんあるけど、ハレの日に来る。

ハレの日は舅も姑も機嫌が良い

あたりまえだよね

特別な日、楽しい日なんだもん。


一緒に住んでる私なんて、毎日敬老させられてるんだぞ。

好むと好まざるとに関わらず、一年365日、ぜーんぶ敬老。

自分の予定より、ジジババの予定を優先。

ハレの日は義姉たちにお任せ。

ケの日は私にお任せなのね。


「お父さんお母さんのおかげで私たちは今とても幸せ」

って、ホントなら、そんなに感謝してて、大好きなら

一緒に住めばいいじゃん。

連れて行ってくれ、ジジイとババア。


私だって、別居してて

しかもその家が親の援助で建てたものなら

敬老の日も誕生日も父の日も母の日も欠かさずにはせ参じますが

どんな歯の浮くようなセリフでも言ってみせますが

旗日のゴミ出し

ワザワザ内線電話で「今日は燃えないゴミでしょ。あるわよ」と言うくらいなら

自分で出せ

クソババア

電話があったのが9時半

8時半にゴミを取りに行ったら

部屋に鍵がかかってて入れなかったんだよ

寝てたくせに

こっちは休日でも寝坊なんてしたことないんだぞ

できないんだぞ


先生、しつもーん

毎日のように息子は学校から「クラス通信」なるものをもらってくる。

担任の先生が書くお手紙だ。

敬老の日が近いせいか、先日こんな記述があった。

もうすぐ死んだ父方の祖母の命日がやってきます。私が生まれた時から一緒に暮らしてきた人です。ある日、おばあちゃんは昼間というのに雨戸を閉め始め、おかしいと思っていたらどんどんボケが進んでいきました。さっき食べたばかりなのに、おなかがすいたと言ったり、食べ物もボロボロ落としたり・・・。「汚いなぁ」と本心思いましたが、「ボケてしまったんだから仕方ない。かわいそうなおばあちゃん、せめて、生きている間にできることをしよう」と考え直しました。ボケている中でも昔話をしたり、とてもさえている日もあり、私もだんだんその状況に慣れていきました。最後は風邪からくる肺炎で亡くなりましたが、ボケて手のかかるようになってからの方が、おばあちゃんと身近にいたような気がします。今、母方の祖母が生死の境をさまよっています。どうか一日でも長く生きて欲しいと祈ります。人は必ず年をとっていきます。年を取れば体が不自由になったり弱くなるのは当然。優しさ思いやりをもって支える人になりたいものですね。私たちもいつか年をとるのですから。

読んだら猛然と腹が立った。

そんなら先生、ご自分の舅姑とは同居してるんでしょうね?

舅姑がボケても、病院をたらいまわしにしたり、ケアホームに入れたりせずに、自宅で面倒を見て、我が子とスキンシップとらせるんでしょうね。

徘徊にも付き合い、食事の世話もして、こぼした食べ物やウンチも掃除するんでしょうね。

粗相したものを洗濯したり、せっかく作った食事だっていつも感謝されるとは限らないんだよ。

日々老人の世話をするというのは、辛く苦しい事ですよ。

「自分は目上だ」と支配したがり「体の自由が利かない」と依存してくるジジババ。

「明日死ぬかもしれない」「老い先短い」という錦の御旗の下に「自分を優先させろ」という暗黙のルール。

でも、全然死なないし。ゴールが見えないんだよ。

自分の予定は立てられず、自由もお金も得られない。

気がついたら自分だってもうじき更年期じゃん。女盛りをジジババの世話で終らせてしまうのかというあせり。

そんな状況にいる同居嫁の私からすれば

「キレイゴト言ってるんじゃねーぞ」と思うけど

それが、まるっきり「親の面倒なんか見ない」って人と同意見かもしれないと思うと

それも不愉快

そうそう、「まるっきり親の面倒なんか見ないからね」って人は

親が死んでも「財産分与」なんて口が裂けても言っちゃいけませんぜ

親の面倒は人に任せっきりで、その親が死んだ後に「ラッキーこれでローンの返済が繰り上がるね」なんて、別居のための住宅費に充てようものなら、

同居長男嫁としてみたら「ばかやろー、テメーが厄を背負え」と思うしかありません。