先生、しつもーん | 自営業同居長男嫁の呟き

先生、しつもーん

毎日のように息子は学校から「クラス通信」なるものをもらってくる。

担任の先生が書くお手紙だ。

敬老の日が近いせいか、先日こんな記述があった。

もうすぐ死んだ父方の祖母の命日がやってきます。私が生まれた時から一緒に暮らしてきた人です。ある日、おばあちゃんは昼間というのに雨戸を閉め始め、おかしいと思っていたらどんどんボケが進んでいきました。さっき食べたばかりなのに、おなかがすいたと言ったり、食べ物もボロボロ落としたり・・・。「汚いなぁ」と本心思いましたが、「ボケてしまったんだから仕方ない。かわいそうなおばあちゃん、せめて、生きている間にできることをしよう」と考え直しました。ボケている中でも昔話をしたり、とてもさえている日もあり、私もだんだんその状況に慣れていきました。最後は風邪からくる肺炎で亡くなりましたが、ボケて手のかかるようになってからの方が、おばあちゃんと身近にいたような気がします。今、母方の祖母が生死の境をさまよっています。どうか一日でも長く生きて欲しいと祈ります。人は必ず年をとっていきます。年を取れば体が不自由になったり弱くなるのは当然。優しさ思いやりをもって支える人になりたいものですね。私たちもいつか年をとるのですから。

読んだら猛然と腹が立った。

そんなら先生、ご自分の舅姑とは同居してるんでしょうね?

舅姑がボケても、病院をたらいまわしにしたり、ケアホームに入れたりせずに、自宅で面倒を見て、我が子とスキンシップとらせるんでしょうね。

徘徊にも付き合い、食事の世話もして、こぼした食べ物やウンチも掃除するんでしょうね。

粗相したものを洗濯したり、せっかく作った食事だっていつも感謝されるとは限らないんだよ。

日々老人の世話をするというのは、辛く苦しい事ですよ。

「自分は目上だ」と支配したがり「体の自由が利かない」と依存してくるジジババ。

「明日死ぬかもしれない」「老い先短い」という錦の御旗の下に「自分を優先させろ」という暗黙のルール。

でも、全然死なないし。ゴールが見えないんだよ。

自分の予定は立てられず、自由もお金も得られない。

気がついたら自分だってもうじき更年期じゃん。女盛りをジジババの世話で終らせてしまうのかというあせり。

そんな状況にいる同居嫁の私からすれば

「キレイゴト言ってるんじゃねーぞ」と思うけど

それが、まるっきり「親の面倒なんか見ない」って人と同意見かもしれないと思うと

それも不愉快

そうそう、「まるっきり親の面倒なんか見ないからね」って人は

親が死んでも「財産分与」なんて口が裂けても言っちゃいけませんぜ

親の面倒は人に任せっきりで、その親が死んだ後に「ラッキーこれでローンの返済が繰り上がるね」なんて、別居のための住宅費に充てようものなら、

同居長男嫁としてみたら「ばかやろー、テメーが厄を背負え」と思うしかありません。