漢方 がん治療~天仙液

漢方 がん治療~天仙液

がんや病気を闘う方の支えの一つになることを願い、セミナーや勉強会を通じて、漢方や中医学の情報をお伝えしていきます。
#漢方 #免疫力 #がん治療 #漢方がん治療 #中医学 #自己治癒力
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抗がん漢方に主に使用される薬草を紹介

  • 大棗(たいそう)の画像

    大棗(たいそう)

    「百薬に和す」といわれるほど処方される生薬

    大棗は、クロウメモドキ科ナツメの果実から精製された生薬で、種子は酸棗仁という生薬になります。韓国では薬膳料理として、日本でも知られているサムゲタンの材料に使われるほか、砂糖、蜂蜜と煮たもののデジュ茶(ナツメ茶)として飲用されています。

    ●成分と薬理作用・効能

    成分はサポニン、トリテルペノイド、糖類、サイクリックAMPを含んでいます。薬理作用として、抗アレルギー、抗消化性潰瘍、抗ストレス作用などがあげられます。

    臨床応用としては、滋養、強壮、鎮静、補血薬として、また筋肉の急迫、牽引痛、知覚過敏の緩和、鎮咳、身体の痙痛、腹痛、胃腸機能の調整に用いられています。

    また利尿作用もあり、婦人病のなかでも更年期障害の改善に役立つ生薬です。

    大棗は「百薬に和す」といわれるほど漢方薬の処方として、異なる生薬の成分の薬理作用をやわらげます。特に作用の強い生薬に配合、処方することで、消化機能に対する刺激を少なくする作用があり、また味を調整することから、多くの処方に配合される生薬です。

  • 当帰(とうき)の画像

    当帰(とうき)

    当帰芍薬散は婦人病の妙薬として古くから有名

    当帰は、セリ科トウキの根から精製された生薬です。中国産ではカラトウキの根からつくられます。全草にはセロリに似た強い芳香をもっています。古くから婦人病の妙薬として、多くの漢方処方に用いられている重要な生薬の一つです。

    ●成分と薬理作用・効能

    成分は精油を含有しており、その構成成分はリグスチリド、n-ブチリデンフタリドなどです。またクマリン誘導体としてベルガプテン、スコポレチン、ウンベリフェロンなど、ポリアセチレン化合物としてファルカリーノ、ファルカリンジオール、ファルカリノロンなどを含んでいます。

    薬理作用は鎮痛、抗炎症、解熱、血圧降下、眼圧降下、抗アレルギーなどの作用があります。臨床応用としては駆瘀血、強壮、鎮静、鎮痛薬として、貧血症、腹痛、身体疼痛、月経不順、月経困難、月経痛、血行障害のほか、更年期障害にも応用されます。

    当帰の処方として有名な漢方薬の当帰芍薬散は、古くから婦人病の妙薬として古典医学書『金匱要略』にも記載されています。

  • 半夏(はんげ)の画像

    半夏(はんげ)

    吐き気止めの妙薬として小半夏湯に処方

    半夏は、サトイモ科カラスビシャクの根茎を精製した生薬です。根茎の玉が白く、色の白いものが上品とされ、なかでも中国、四川省産が最大産出量で品質も良好とされています。カラスビシャクは日本に多くの野生品種がありますが、生薬となるのはほとんどが中国産です。カラスビシャクの花がサジのような型(シャク)ようなところから名が付けられました。

    ●成分と薬理作用・効能

    成分はフェノール類のホモゲンチシン酸、ホモゲンチシン酸配糖体など、アルカロイドのエフェドリン、それにアミノ酸、糖類、デンプンなどが含まれています。

    薬理作用としては、制吐、唾液分泌、鎮咳、胃潰瘍抑制、抗炎症作用などがあります。

    臨床応用としては、鎮嘔、鎮吐、鎮静、去痰薬として用いられています。とくに胃内停水がある嘔吐、心悸、目眩、頭痛、急性胃カタル、咽喉腫瘍、不眠症などに用いられます。また去痰薬として慢性気管支炎、気管支拡張に用いられます。古くから半夏は吐き気止めの妙薬で、生姜を加えて飲みやすくした漢方薬の小半夏湯が有名で、つわりにも用いられます。

世界で認められた抗がん漢方薬「天仙液」
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抗がん漢方に主に使用される薬草を紹介

  • 生姜(しょうきょう)の画像

    生姜(しょうきょう)

    身体を温める作用があり、消臭、毒消しにも活用

    生姜は、ショウガ科ショウガの根茎からつくられた生薬です。現在、多く用いられているのは、根茎の皮をはいで乾燥させたものです。古くは生の根茎を生姜、皮をはいで乾燥させたものを乾生姜、蒸らして乾燥したものを乾姜と区別していましたが、現在の生薬に用いられるのは乾姜で、「乾生姜」と呼ばれています。なお、一般的には、古くから香辛料として日本料理や中国料理で、魚や肉の臭い消しや毒消しとして用いられてきたり、飲料用のジンジャーエールとしても知られています。

    ●成分と薬理作用・効能

    成分は辛味成分であるジンゲロール、ジンゲロン、ショーガオールなどが含まれています。

    薬理作用としては中枢抑制、鎮痛、鎮静、抗菌、嘔吐抑制などがあげられます。臨床応用では芳香性健胃、矯味、食欲増進、発熱、鼻づまりなどに用いられます。また新陳代謝機能を促進する作用があります。

    中国では生姜は紀元前500年ころから薬用として用いられてきた記録もあり、健胃作用、鎮吐作用があることが古くから知られていました。

  • 川芎(せんきゅう)の画像

    川芎(せんきゅう)

    婦人病の妙薬よして多く用いられ、四物湯が有名

    川芎は、セリ科センキュウの根茎を湯通しして乾燥させた生薬です。漢方医学の古典中の古典書である『神農本草経』では、「窮芎」(きゅうきゅう)という原名で収載されていましたが、四川省産のものが良質で有名なことから、川芎の名が通用されるようになりました。

    ●成分と薬理作用・効能

    成分は精油成分の中のリグスチリド、ブチリデンフタリド、ブチルフタリド、ネオクニジリド、センキュウノリドなどが含まれています。

    薬理作用は鎮静、血管運動中枢、呼吸中枢促進、末梢血管拡張、免疫活性化作用などがあります。

    臨床応用としては、古くから婦人病、いわゆる血の道の薬として用いられ、冷え症、貧血、生理痛、月経不順などに用いられてきました

    また漢方処方として川芎に当帰、芍薬、熟地黄を配合した四物湯は、瘀血を去り、気血の流れをよくする妙薬として知られています。

  • 大黄(だいおう)の画像

    大黄(だいおう)

    正倉院に保存されているほど古くから伝わる生薬

    大黄は、タデ科ダイオウ、ヤクヨウダイオウ、チョウセンダイオウの根茎から精製された生薬で、中国では「正品大黄」として薬局方(『中国薬典』)に規定されているのは、この3種です。

    大黄は世界的にとても古い時代から薬用として使われてきた生薬で、中国では春秋戦国時代という古い漢方医学書『山海経』に記載されており、ヨーロッパでは『ギリシア本草』という古い文献に記載されています。日本への渡来は、正倉院に良質な大黄が保存されていることから、奈良時代に輸入された生薬のようです。同類の生薬としてセンナがあります。

    ●成分と薬理作用・効能

    成分はジアントロン誘導体、アントラキノン誘導体、ナフタリン誘導体、スチルベン誘導体、エモジン、アロエエモジン、デオキシラポンチシンなどが含まれています。

    薬理作用としては抗菌、瀉下、血中尿素窒素低下、抗炎症、鎮痛作用があります。臨床応用として緩下、健胃薬として、また通利を促し、便秘による腹痛などの要薬です。

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現在でも漢方医学(中医学)の臨床治療をリード

中国における漢方医学の長い歴史の中で、古典の文献にはがんに関する病気のメカニズムや症状の特徴などが記され、治療法なども記載されています。

古典医学文献の『黄帝内経素問』、『傷寒論』や、さらに『金匱要略』(きんきようりゃく)、『医宗必読』(いそうひつどく)などに記載されている考え方、処方、治療法は、現在でも中国の漢方医学(「中医学」)の臨床治療をリードしています。

中国では近年、「中西医結合医療」が実践されています。 この中西医結合医療とは、西洋医学の診断や手法、治療も取り入れ、
漢方医学の漢方薬による治療を中心として施す医療モデルです。


がんをはじめとする生活習慣病、慢性疾患に対する治療戦略として、中国政府が「中西医結合医療」を宣言してから、漢方医学が西洋医学と共に学校教育・医師の資格・医療制度などの面で同じような体制をとり、「漢方医学」「漢方薬」発展の礎となっています。

漢方医学の治療法の四本柱は、漢方薬、鍼灸、気功、食養生です。なかでも治療の中心となるのが生薬を配合、処方した漢方薬です。そこで、漢方薬はどのようにしてがん治療に効果があるかを紹介しましょう。

 

生薬を処方して漢方薬となる
生薬を処方して漢方薬となる

漢方薬はどのようにしてがん治療に効果があるか

漢方医学のがんに対する考え方が、合理的で科学的であること

です。正邪説、弁証論理などは、がんの発病メカニズムと病症の

期間や予後、またがん治療に重要な意義をもたらすことがあり

ます。

 

漢方医学は、がん治療に対する処方や臨床がすべて実践経験

総括であることです。その実践により証明されたもので、仮説

や推測によって作られたものではありません。

 

多くの漢方生薬自体に抗がん作用があります。
たとえば、現在一般的に用いられている植物由来の抗がん薬

の多くは、漢方生薬の有効成分です。これらの成分は、がん

細胞に対し直接、あるいは間接的に殺傷作用をもちます。

 

滋養強壮作用をもつ漢方生薬は、生体防御反応を調節、活性化

します。またがん細胞の発生を遮断、抑制し、がん細胞を殺傷

することができます。

しかも、漢方薬のなかには放射線治療、化学薬物治療と併用

すると相乗効果を高めるばかりでなく、副作用を緩和させる効果

あります。また、手術による衰弱、機能失調の回復や、改善

も実証されています。

 

このように、漢方医学の漢方生薬はがん治療や補助治療に用いることで、

その治療効果は明確です。一般的に正しく使用されれば、漢方生薬は

各種のがん治療に有効です。



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漢方薬
中国医学を代表するものとして「漢方薬」があります。中国医学の診断と治療の基本は弁証論治です。弁証論治とは、人体の表す「証」を弁別し、治療原則を決め、方剤を選んでいくことです。自覚症状、もって生まれた体質、生活習慣など、病気や症状が起こった原因をさまざまな角度から把握して、その時点の患者の病態(健康状態)を明らかにしたものです。

中国医学の診断と治療の基本は弁証論治です。弁証論治とは、人体の表す「証」を弁別し、治療原則を決め、方剤を選んでいくことです。自覚症状、もって生まれた体質、生活習慣など、病気や症状が起こった原因をさまざまな角度から把握して、その時点の患者の病態(健康状態)を明らかにしたものです。

 

漢方では、ひとつの病気に対して、体質や症状に応じたいろいろな治療法があるため、「証」に従って治療を進めます。また、何らかの症状があれば「証」が決まるので、調子が悪い、だるいなど西洋医学では病気として診断されない症状に対しても治療を施すことができます。
 

長い歴史と経験・臨床医学から独自の理論が成立

漢方医学(中国では「中医学」と呼ぶ)では、がんという病気のことを、古くからとらえていました。いまでも「癌」という文字を用いていますが、病気を意味する「やまいだれ」の中に、昔の字体で「岩」や「固まり」を意味する文字が入っています。つまり、がんは岩のような固まりのできる病気という考え方だったのです。

そして漢方医学におけるがん治療の考え方は、4000年にも及ぶ長い歴史の中で、伝統医学として経験・臨床を繰り返して、薬効、効果のある治療法や漢方薬の処方を選んでいったのです。こうした経験・臨床のもとに、2000年ほど前に漢方医学の古典書である『黄帝内経素問』(こうていだいけいそもん)や『傷寒論』(しょうかんろん)などに集大成されました。

漢方医学の古典書『黄帝内経素問』
漢方医学の古典書『黄帝内経素問』

漢方理論体系と治療法の考え方は、独自の特徴があります。けれども、理論をつきつめていくと、勉強をした方や専門家でないと理解できにくい部分も多いので、ここでは極く基本的な考え方の概略を次のように紹介しておきます。

■全体観
漢方医学は、すべての疾患に対する考え方が同じです。がん治療に対しても、単に"がん"という疾患だけを考るのではなく、全身的に考える特徴を持っています。これはがん治療において重要な意味があります。
■正邪学説
漢方医学はがんの形態と進行を含め、どのような疾患に対しても"正"と"邪"の関係を重視します。疾患すべての要素を"邪"と呼び、がんをひき起こす"邪"には精神的な刺激以外に、主に気滞、血、熱毒、湿積、痰凝等があります。"正"は先天的に受けたものと後天的に作られた病気に対する抵抗力を含む身体の正気を示すものです。
■弁証論治
弁証論治は、漢方医学のもうひとつの大きな特徴です。また、漢方医学のがん治療が最も重視する原則です。"証"は、ある段階での疾患の病因、メカニズム、部位及び症状などに関するとらえ方です。さらに漢方医学の弁証論治には、八綱弁証、臓腑弁証、気血弁証、六経弁証、四分弁証、三焦弁証などが含まれます。がん治療には通常、八綱、臓腑、気血の三つの弁証を連合して用いられ、現在ではがん治療に対する扶正邪の総原則で補気補血、補陰補陽、清熱解毒、理気行気、怯湿化痰、軟堅散結、以毒攻毒、怯腐生新など、大まかな治療の原則が確定されています。
■機能の調節
漢方医学のがん治療は、症状の改善に効果があり、副作用はほとんどありません。このため、漢方医薬を用いてがんの治療を行うときは、一定の治療効果を見るとともに、副作用による正気の損傷を生じさせません。


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抗がん漢方に主に使用される薬草を紹介

  • 桂枝(けいし)の画像

    桂枝(けいし)

    ニッキ、シナモンとも呼ばれる生薬

    桂枝は、クスノキ科ケイの樹皮、小枝を精製してつくられる生薬です。桂皮ともいわれ、ニッキ、シナモンとも呼ばれています。漢方生薬としてはケイの小枝からつくられるものを「桂枝」、樹皮からつくられるのを「肉桂」と呼んでいます。また樹皮を水蒸気で蒸留してつくられるのが「ケイ油」で、食用香料として用いられています。

    ●成分と薬理作用・効能

    成分は精油、シンナムアルデヒド、オルトメトキシシンナムアルデヒド、ジテルペノイド、タンニンなどが含まれています。

    薬理作用としては鎮静、鎮痛、抗菌、眼瞼下重、血圧降下、呼吸促進、覚醒作用などのほかに、解熱作用、健胃作用があります。

    臨床応用としては、ストレス性潰瘍抑制、発汗増強、末梢血管拡張に用いられています。また発汗、解熱、芳香性健胃、駆風薬として、頭痛、発熱、のぼせ、感冒、疼痛などの薬として用いられています。桂枝を用いる漢方薬は多数あり、なかでも桂枝湯、桂枝茯苓丸、案中散などが知られています。

  • 柴胡(さいこ)の画像

    柴胡(さいこ)

    鎮痛、解熱など多くの漢方薬に使われる生薬

    柴胡は、セリ科ミシマサイコの根から精製される生薬です。ミシマサイコは日本で野生していますが、生薬として使用されるのは品種改良して栽培されたものです。ミシマサイコの名は、静岡県三島付近で採れるものが良質であったことからです。中国産は「唐柴胡」と呼ばれるマンシュウミシマサイコが生薬となります。

    ●成分と薬理作用・効能

    柴胡にはサポニン(サイコサポニン)をはじめ、脂肪酸、ステロイドなどの成分が含まれています。

    薬理作用は解熱、解毒、鎮咳、利尿、抗炎症、中枢抑制、ストレス性潰瘍抑制、抗消化性潰瘍、肝障害改善作用など、実に多くの薬理作用があります。

    臨床応用では解熱、解毒、鎮痛薬として、多くの漢方薬の処方に用いられています。

    漢方の処方としては、小柴胡湯、大柴胡湯などの漢方薬は、古典医学書の『傷寒論』や『金匱要略』に記載されているなど、解熱、鎮痛薬として古くから知られています。

    また柴胡は肝臓薬として用いられ、肝機能のアンバランスを調整する作用があります。

  • 地黄(じおう)の画像

    地黄(じおう)

    六味地黄丸、八味地黄丸の処方が有名な生薬

    地黄はゴマノハグサ科アカヤジオウの根を生薬としたものです。地黄には3つのタイプがあり、根を陰干ししてできるのが生地黄、生地黄を天日干したのが乾地黄、乾地黄を蒸らして乾燥したものを熟地黄と呼んでいますが、一般的に地黄と呼ばれているのは乾地黄のことです。

    ●成分と薬理作用・効能

    主成分はイリドイド配糖体のカタルポールで、そのほかカロチノイド、ステロール、ビタミンA、脂肪酸、アミノ酸などが含まれています。

    薬理作用として血糖降下、血圧降下、血液凝固抑制、利尿、抗菌、抗腫瘍作用など、多くの作用があります。

    臨床応用としては補血、強心、解熱薬として、貧血、吐血や虚弱体質改善などに用いられます。

    また漢方薬の処方として六味地黄丸が知られており、なかでも八味地黄丸は高齢の人の頻尿や排尿困難などに用いられています。

    ただし、明代の漢方医学書『万病回春』では、地黄は三白(ネギ、ニラ、ダイコン)との併用を禁忌としています。

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抗がん漢方に主に使用される薬草を紹介

  • 半枝蓮(はんしれん)の画像

    半枝蓮(はんしれん)

    白花蛇舌草と処方され、抗がん漢方として応用

    半枝蓮は、シソ科の全草を乾燥させた生薬です。中国の江蘇、浙江、福建、広西などでは古くから民間薬として用いられてきました。同じシソ科のコガネバナ(生薬名「黄ゴン」)やタツナミソウは近縁の植物で、同じように用いられることがあります。

    ●成分と薬理作用・効能

    成分は、フラボン類のスクテラレイン、スクテラリン、カルタミジンをはじめ、ステロール類、タンニン、それに微量のアルカロイドが含まれています。

    薬理作用は清熱解毒、化瘀止痛の作用があり、臨床応用として解熱、解毒、鎮痛、止血、抗炎症薬として、また肝炎、肝硬変などにも用いられています。抗腫瘍作用として肺がん、胃がんなどに有効であると認められ、特に急性顆粒型白血病細胞抑制作用があることが報告されています。

    半枝蓮は、がん治療においては白花蛇舌草と処方されることがあり、胃がん、大腸がん、肝がんなどの消化器系のほか、肺がん、乳がん、子宮がんなどに効果を示し、抗がん剤の補助作用や進行ががん治療などにも臨床応用されています。

  • 威霊仙(いれいせん)の画像

    威霊仙(いれいせん)

    「威」は性質が猛、「霊仙」は効果が早い

    威霊仙は、キンポウゲ科センニンソウ、シナボタンヅルなどの根を乾燥して生薬としたものです。根は一株に細長い根を群生させた黒褐色で、中国では「鉄脚威霊仙」と称しています。生薬名の「威」はその性質が猛、「霊仙」はその効果が素速やかなところからきています。

    ●成分と薬理作用・効能

    成分はアネモニン、アネモール、ステロール類、トリテルペン、糖類、サポニン、フェノール類、アミノ酸などの有効成分が含まれています。薬理作用として血圧降下作用、血糖低下作用、鎮痛作用などがあげられます。

    臨床応用としては、神経痛、リウマチ、通風による関節痛や筋肉痛、手足のしびれ、脳卒中の後遺症による半身不随、言語障害、四肢の関節痛や関節の運動障害に伴う関節リウマチに臨床応用され、高い効果を上げてきました。

    また威霊仙は作用が激しいところから、虚弱体質の人や服用時には、他の薬との併用はしないようにしてください。

  • 葛根(かっこん)の画像

    葛根(かっこん)

    風邪の特効薬として「葛根湯」が有名

    葛根は、マメ科クズの根、中国ではシノナクズの根からつくられる生薬です。これを粉にしたのが「粉葛根」で、日本でも風邪などの時に飲む「葛湯」として知られています。

    ●成分と薬理作用・効能

    成分はフラボノイド、トリテルベノイド、イソフラボン、ダイズイン、プエラリン、テンプンなどです。

    薬理作用は解熱作用が最も知られており、身体を温め、血行をよくする成分や効果があるので、漢方薬の「葛根湯」として、風邪や冷え症対策として珍重されてきました。「葛根湯」は古典医学書『傷寒論』にも記載されているほど、古くから他の生薬と処方され、風邪に特効のある漢方薬として用いられてきました。

    臨床応用としては、発熱、解熱、鎮痛作用があり、これらの風邪の特効薬として、また風邪の諸症状である筋肉痛、肩こりなど筋肉を緩めることにも用いられています。さらに消化器運動亢進、血圧降下作用などが認められており、イソフラボンの有効成分が更年期障害や骨粗鬆症、糖尿病、乳がん、子宮がん、前立腺がんの改善に役立つという報告もなされています。

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    莪朮(がじゅつ)

    がん細胞を抑制、免疫力を増強する作用を確認

    莪朮は、ショウガ科ウコン属の植物で、その根茎からつくられる生薬で、別名「紫ウコン」ともいわれています。ただし、ウコン(秋ウコン、春ウコン、ターメリック)とは別種です。英語名はホワイトターメリックと呼ばれています。

    ●成分と薬理作用・効能

    主成分は精油(クルゼレノン、セデロン、クルジオンなど)、フラボン配糖体、デンプン、多糖類のモノテルペン類、セスキテルペン類などが含まれています

    薬理作用、臨床応用としては、古くから漢方医学、インド伝統医学(アーユルベーダ)では芳香健胃作用があることから、胃腸障害、消化不良の治療用に用いられてきました。

    また近年、莪朮はがん治療の補助生薬として注目されています。臨床応用では、がん細胞の増殖を抑制する作用と生体免疫機能を増強する作用のあることが分かりました。特に精油成分のセスキテルペン類は、がん細胞を抑制する作用、免疫力を増強する作用が確認をされ、中国で開発された抗がん漢方薬にも生薬成分の一つとして配合されています。

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    枸杞子(くこし)

    薬膳料理には欠かせない滋養、強壮の妙薬

    枸杞子は、ナス科クコ、ナガバクコの果実を精製した生薬です。クコの果実を「津枸杞」、ナガバクコの果実を「西枸杞」と称しています。クコの果実は薬膳料理には欠かせない素材で、粥に入れたり、酒に漬け込んだクコ酒などの食生活にも取り入れられており、古くから滋養強壮の食品としても用いられています。古典医学書『本草綱目』には、長寿の妙薬という記載があるほどです。

    ●成分と薬理作用・効能

    成分はカロチノイド、ベタイン、β-シトステロール、リンレイ酸、ビタミンB1、カルシウム、リン、鉄分など多くの成分を含んでいます。漢方では古くから滋養強壮の妙薬、長寿薬として珍重されてきました。臨床応用では滋養、強壮薬として、肝腎を補強する作用があります。

    薬理作用としては血圧降下作用、四塩化炭素誘発の肝障害抑制、副交感神経遮断などの作用が認められています。がん治療においては、肝細胞内の脂肪沈着を抑制して、肝細胞の新生を促進する作用が報告されています。

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    天南星(てんなんしょう)

    去痰、鎮静作用で抗腫瘍、脳卒中などに臨床応用

    天南星は、サトイモ科に属する植物で、この植物の球根を輪切りにして、石灰をまぶして乾燥させた生薬です。漢方古典医学書『神農本草経』では「虎掌」の名で収載されており、後の『開宝本草』(1973年)に初めて「天南星」の名で生薬として収載されています。生姜を加えたものを「製南星」、牛の胆汁を加えたものを「胆南星」という呼び方をしています。

    なお、天南星の球根にはシュウ酸カルシウムの針状結晶が含まれていて、それが有害成分なので、石灰を加えることで中和しています。

    ●成分と薬理作用・効能

    天南星にはデンプン、サポニン、カリウム、カルシウム、アミノ酸などの成分が含まれています。薬理作用として去痰、鎮静、抗腫瘍作用があります。

    漢方の臨床応用として鎮痙、去乱除湿薬として、中風(脳卒中)による半身不随、破傷風などに用いられています。また粉末を外用して、鎮痛、消腫の効果があるとされています。また近年、腫瘍に対する補助治療薬として用いられ、去痺、鎮痛作用に効果があるという報告があります。

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抗がん漢方に主に使用される薬草を紹介

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    白花蛇舌草(びゃっかじゃぜつそう)

    中国では古くからがん予防のお茶として飲用

    白花蛇舌草は、アカネ科フタバムグラ属の白花蛇舌草の根を含む全草を乾燥した生薬です。2枚の葉が対になっていることから、フタバムグラの名があります。煎じ薬として刺激が少なく、飲みやすいのが特徴で、中国では古くからお茶のようにして、がん予防などに飲まれています。

    ●成分と薬理作用・効能

    有効成分はアルカロイド、強心配糖体、フラボン類、クマリン類、アントラキノン類、それに蛇舌草素などです。肝臓の解毒作用を高めて、血液循環を促進し、白血球、マクロファージなどの機能を高めて、リンパ球の数や働きを増して免疫力を高める作用があります。消化管胃がん、大腸がんにも効果があると報告がなされています。

    また白花蛇舌草からの抽出エキスでは、マウスの子宮頸がん、マウスの肉腫、肝臓がんなどへの抑制効果も確認されました。

    清熱解毒、利尿消腫、活血止痛などの臨床応用に用いられており、生薬として明らかな毒性がなく、多くの漢方薬に処方される生薬です。

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    青黛(ちんたい)

    手間のかかる生薬だが、治験で抗腫瘍作用が報告

    青黛は、いろいろな植物から精製される生薬です。ただし、生薬にするにはとても手間がかかります。シャクソウ科のマラン、マメ科のキアイ、タデ科のアイなどから茎葉を採集して、水を加えて発酵させ、石灰を加えてかき混ぜて、液面に浮いた藍色の泡沫をすくい取り乾燥させたものが生薬となります。鮮やかな青藍色になることから、藍染めに用いられることで知られています。

    ●成分と薬理作用・効能

    主成分はインドキシル配糖体インディカン、インディゴ、インジルビンなどです。なかでも抗腫瘍作用のある成分とされているインジルビンは、単核マクロファージ(免疫細胞の一つ)の貪食機能、免疫機能を高めることができます。

    臨床応用では、慢性白血病における治験で治療効果を得ると同時に、放射線治療、抗がん剤との併用で副作用が軽減されたという報告がなされています。清熱解毒、涼血散腫の効能が認められており、抗がん漢方薬に生薬の一つとして処方されるなど、抗腫瘍作用が報告されてから注目されています。

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    猪苓(ちょれい)

    中国産の「唐猪苓」が最高の品質

    猪苓は、サルノコシカケ科チョレイマイタケ(キノコの一種)の菌核からつくられる生薬です。日本産はくびれが多く、やや軽質で「真猪苓」と称され、中国産は凹凸が少なく硬質で「唐猪苓」と称され、最上質とされています。

    ●成分と薬理作用・効能

    ステロール(エルゴステロール)、多糖類(グルクタル)、有機酸、アミノ酸、ミネラル、ビタミンH(ビオチン)などの有効成分を含まれています

    薬理作用としてマクロファージを活性化させて、免疫機能を高める働きがあります。また臨床応用において、抗がん剤との併用により、原発巣胃がんの改善が見られ、食欲が増進して細胞性免疫機能を軽減する作用、免疫低下による副作用を軽減する作用などが報告されています。

    ただし、猪苓は臨床応用のがん治療においては単独で使用することは少なく、他の健利湿薬の生薬と配合されるケースが多く、特に腹水、胸水のある水湿の多いがん治療に用いられます。

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■生薬の配合、処方で作用、効果が違う漢方薬のしくみ

漢方薬とは、とても不思議なものに思えます。主に植物の生薬を何種類か配合、処方して漢方薬となるわけですが、その配合、処方によって作用、効果に大きな差が生じるからです。例えば、作用、効果の違うAとBの生薬を1対1の分量で配合した場合と、1対3で配合した場合、ある生薬の配合、処方で作用、効果が違う漢方薬のしくみはCとDの生薬を加えた場合などの微妙な配合、処方で効果が高まることがあります。これを漢方の複合作用、相乗効果と言いますが、生薬単品では刺激が強すぎたり、効果が少なかったものが、三つ、四つ、五つ……と配合、処方することで、劇的な効果を発揮する漢方薬が生まれたりします。

身近な漢方薬の代表的なものといえば、風邪薬の葛根湯があります。これは葛根(葛の根)を主材料として麻黄、生姜、大棗、桂皮 、芍薬、甘草などの生薬を配合、処方したもので、風邪にはとても効果を発揮しますが、葛根だけでは効果が出ません。さらに葛根湯でも、症状に応じた配合、処方によって効果が違ってきます。

また、漢方薬には各々の生薬の欠点を緩和するために使われる生薬もあります。生薬のマイナス面を他の生薬でカバーするわけです。簡単なケースとして、便秘薬として用いられることで知られる大黄甘草湯は、生薬は大黄と甘草の二つだけです。漢方で言う瀉下作用(下剤作用)のある大黄を用いますが、作用が強烈すぎるために、緩和の目的で甘草を加えることで調整されます。

▲抗がん漢方薬の複合作用

■そもそも西洋医薬の多くは漢方薬が由来

西洋医薬と漢方薬には、深い関係があるのはご存知ですか。漢方薬は主に薬用植物、つまり生薬を配合、処方してつくられているわけですが、実は西洋医薬で用いられている薬には、植物由来の薬用植物(生薬)を起源としているものが多くあります。

例えば、麻酔剤のモルヒネは、ケシの実に切れ目を入れて、流れ出た液を乾燥させたアヘン末の中にあるモルヒネという物質が起源です。鎮痛剤で有名なアスピリンは、ヤナギの樹皮の葉にあるサリシンという物質に起源があり、薬効成分になるのはサリチル酸というものです。けれども、サルチル酸は胃粘膜を刺激してしまうために、それを緩和するアセチル基というのを加えて、化学組成を変化させてできたのがアスピリンです。また強心利尿薬のジギトキシンはゴマノハグサ科のジギタリスの葉が起源、マラリアの特効薬のキニーネはキナ皮の植物由来成分が起源、抗がん剤として用いられるパクリタキセルはタイヘイヨウイチイの樹皮が起源です。

このように西洋医薬には、薬効が見つかった薬用植物から活性成分を分離、分析、合成をして、化学修飾することによって開発されている薬が多くあります。漢方薬は、こうした薬用植物を中心に配合、処方した薬です。その薬理作用、薬理効果というのは、究極的に言えば体内での化学反応の現われですので、有効成分を活用するという点においては、西洋医薬と漢方薬は同じものと考えることができるでしょう。また、薬効が見つかっていない成分が、まだまだ生薬には存在する可能性がありますので、自然由来の生薬、またそれを使った漢方薬には無限の可能性があると言えるでしょう。

 

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抗がん漢方に主に使用される薬草を紹介

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  • 珍珠(ちんじゅ)

    動物性の生薬として古くから珍重

    珍珠は、漢方の古典医学書『開宝本草』(973~974年)に「真珠(しんじゅ)」の原名で収載されています。アコヤガイ(シンジュガイ)、クロチョウガイなどの外套膜組織にできたカルシウムの結晶と有機質層(主にタンパク質コンキオリン)が交互に積層した結果、真珠層が形成されたものです。一般的にいう宝飾品の真珠の一種を精製した生薬が珍珠で、植物性のものが多い中で、動物性の生薬として古くから珍重されてきました。

    ●成分と薬理作用・効能

    主要成分は炭酸カルシウム、有機物、有機物中のアミノ酸はロイシン、メチオニン、アラニン、グリシン、グルタミン酸、アスパラギン酸などが含まれ、その他微量元素が含まれています。

    薬理作用としては、抗ヒスタミン作用、鎮痛作用、解熱作用があります。また抗アレルギー作用、精神安定作用、新陳代謝促進作用があり、動物(マウス)を用いた試験では、心臓、脳の組織中のリポフスチンを下げ、酸化物質(フリーラジカル)を除去する作用が認められました。

  • 女貞子(にょていし)の画像

    女貞子(にょていし)

    オレアノール酸は強心、利尿作用に臨床応用

    女貞子は、モクセイ科トウネズミモチの果実を精製して生薬にしたものです。トウネズミモチは中国中南部原産の常緑高木で、その果実が紫黒色に熟して、これを乾燥させて生薬とします。冬でも葉が緑を保っている様子を"貞女"になぞらえて、女貞子といわれています。

    また焼酎につけた女貞酒は、滋養、強壮の薬用酒として古くから有名です。

    ●成分と薬理作用・効能

    女貞子の成分にはオレアノール酸、ペツリン、ルペオール、マニトール、オレイン酸、リノレン酸、パルミチン酸などが含まれています。薬理作用はオレアノール酸は強心、利尿作用があります。また脂肪酸が含まれており、血清脂質の低下作用をはじめ、鎮咳作用、免疫増強作用があります。

    さらに内臓の諸器官、特に肝臓、腎臓を強くして、精力を養い、強壮、強精薬として用いられています。臨床応用では眼科にもよく利用されています。視力が減退する、目がかすむなどは肝腎陰虚の症状とされ、有名な六味地黄湯に配合されています。

  • 甘草(かんぞう)の画像

    甘草(かんぞう)

    漢方薬の7割に処方されるオールマイティー生薬

    甘草は、マメ科甘草の根茎からつくられた生薬で、中国東北部、北アメリカ、地中海、中央アジアなどにも自生しており、古くから世界中で知られています。日本では奈良時代に唐の文化とともに渡来して、正倉院にも生薬が保存されています。

    また甘草には甘味成分のグリチルリチン、ブドウ糖などが含まれていて、食品などの甘己成分として使用されています。

    ●成分と薬理作用・効能

    甘草は漢方薬に広範囲にわたって用いられる生薬で、日本製の漢方薬の7割ほどに用いられており、各生薬の作用を調和する働きがあるために配合されています。 主成分はトリテルペノイド配糖体(サポニン)で、その代表的成分はグリチルリチンです。またフラボノイド化合物、甘草酸のカリウム、カルシウムなどが含まれています。

    薬理作用は免疫増強作用、鎮痛作用、鎮咳作用、抗消化性潰瘍作用、抗炎症作用があります。またグリチルリチン酸とその誘導体は、マウスによる移植骨髄がんの実験で抑制作用を示し、抗白血病作用を有することが認められました。

  • 天花粉(てんかふん)の画像

    天花粉(てんかふん)

    医学古典書『神農本草経』には熱病の効能

    天花粉は、ウリ科トウカラスウリ、キカラスウリ、オオカラスウリの根から精製された生薬です。古典医学書『神農本草経』では「括楼根」として記載されており、熱病による口渇などの効能がある生薬となっています。また根のデンプンを精製して粉末にしたものは粒子が細かく、あせもなどの予防や症状の軽減などに用いられ、シッカロールとして知られています。

    ●成分と薬理作用・効能

    成分には多量のデンプン、アミノ酸、サポニン、タンパク質が含まれており、抗消化性潰瘍作用、インターフェロン誘起作用があります。『神農本草経』では「邪熱を排除し、気を補う」作用があると記されています。清熱解毒、排膿消腫、生津止渇作用があるとされ、漢方薬の処方として柴胡桂枝乾姜湯、柴胡清肝湯などが知られています。

    また最近の基礎研究では、抗腫瘍作用があることが認められています。マウスの実験では、肝臓がん腹水型に一定の治療効果が認められ、腹水量を減少させて生存期間を延長させるとともに、移植した肝臓がんへの抑制効果も示しました。

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