文体で故障したイケメンの足を攻めるCIMA。

非情な攻めのようで、実は激励のようでもあり。(でもやっぱり痛い)

 

芦野がイケメンコールを誘う。

 

激を飛ばす芦野。

安易にカットに入らないのはこれから海外で戦うイケメンに対し、これからは一人で頑張れというエールか?(でもやっぱり痛い)

 

そしてイケメンからタッチを受けると


じっくりためてからの俵返し。



何を隠そう私はこの技で芦野に惚れました。

 

CIMAのアンクルを捕らえるが近藤のカットに遭う。

 

CIMA越しに突進してきた近藤が、

 

ランサルセで芦野を叩きつける。

その脇を駆けたCIMAが

 

メテオラと波状攻撃。

 

芦野のピンチにすぐさまイケメンが飛び込む。

盛り上がってまいりました。


それに応えて反撃した芦野が、


イケメンの元へ。

これが二人の"最後の"タッチとなった。

 

 ハッスルするイケメン。

 

美しい空中姿勢と

(良い時はもっと反ってる)

 

正確かつ分厚い当たりのスワントーンボム。

何を隠そう私はこの技でイケメンに惚れました。

 

SMASH→WNC→WRESTLE-1と関わりのある児玉がイケメンにエールを送る。

この頃から追ってる人は感涙ものではないでしょうか?

 

雪崩式フランケンシュタイナーを狙うも近藤に堪えられ、スーパーパワーボムで叩きつけられてしまう。

 

さらに近藤がアイコノクラズムを放ち、そこへマッドスプラッシュでCIMAが舞い降りる。

ベテラン組は抜け目なく攻め立ててくる。

 

芦野が救援も撃退される。

 

だがその時間を活かしてイケメンが攻撃を狙うが…

転落。勝手知ったるかつてのホームリングも、ブランクにより調子が狂ったか?

 

ピンチを迎えるも最終局面でCIMA&近藤の誤爆を誘い、

 

カウンターのフランケンシュタイナー!

 

二人で必死に押さえ込みカウント3を奪った。

 

イケメンを讃える芦野。

 

二人で"最初で""最後の"勝ち名乗り。

 


 

イケメン「お前にだけは、カッコいいところを、余裕で試合してるところを、お前にだけは見せたかったんだけど…とにかく、今日はありがとう!」


イケメン「そして、こんな無責任な俺と、今日という日にタッグを組んでくれてありがとう」


 

ここでHELLOが流れ出すが、

イケメン「もう少し続きます。半年ぶりですよぉ!具体的な計画が見えてきて、来年からすぐにではないけどアメリカに行くことが決まりました。みんなと道端で会うことがあるかもしれない。俺がコンビニの帰り道、重い荷物を持って苦しそうな顔をしている時があるかもしれない。信号を渡りきれなそうなおばあちゃんをおんぶして苦しそうに歩いているかもしれない。遊園地だろうと、水族館だろうと、ただの道だろうと、全力でイケメンコールをよろしくお願いします!」

 

イケメンコール発生

 

イケメン「(芦野に対し)ちょっと俺への想いみたいなのをさ…」

 

 

芦野コールに芦野がマイクを手に取る。

 

芦野 「何も言わずに帰ろうと思ったのに。その方がカッコいいじゃん。俺が練習生の頃からまぁ色々と本当にお世話になりましたよ」

 

芦野「最初の文体…まぁ二回目か、タイトルマッチやった時、みんな芦野イケメンでどれだけ出来んのか多分不安に思ったと思うけど、それを覆したのは俺とイケメンだったからだと思ってるし、二人でずっとレッスルワンを引っ張ってきたその思いは目茶苦茶強い」

もしもその文体でイケメンが獲っていたら、またその後二人の抗争が主軸になっていれば…それでもイケメンの決心は変わらなかったろうけど、WRESTLE-1のマスターピースを超える試合が、シリアスに難敵に立ち向かうべく組む試合が、見られたかもしれないし見たかった。



 芦野「だから今日、タッグ組めて本当に良かったです。まぁもう二度と組むことないけど、うん、ない。まぁプロレス界何があるかわかんないからな。まぁないと思うよ。これからアメリカ、来年行ってもイケメンワールド全開で頑張ってください。以上です」


 

 


イケメン「寝言だと思って聞いてください。お前はパーフェクトだと思うけど人一倍、メンタルがきっと弱い。ため込みすぎて爆発する。もしそのメンタルが爆発した時には、どんな些細な爆発でもいいよ、全てが嫌になったら、俺は多分その時アメリカにいるからそこに、言い方悪いけど逃げてきて良いよ。また、このリング、とは言わねぇよ。どっかで会おう。今日はありがとう」

"最後の"抱擁。



二人で最後までファンサービス。

上手く撮れなかったけど、リング上だけでもうお腹一杯だからまぁいいや。

 

 


 

今の芦野の立ち位置からすると、この日の試合はイレギュラー、特例。ただシングルもタッグも出来る男は、ベビーも(何となくヒールっぽいアンファンは厳密には違うけど)ヒールも出来る事を示した。現状、芦野のライバルはT-Hawk。団体内でトップを狙う稲葉、土肥、羆嵐が巻き返すためにはプロレス脳を全力で、全開で発揮しなければ芦野の実績、T-Hawkの存在感に到底届かない。個人的には、芦野とイケメンの影響を色濃く受けている立花が、来年一気に捲ってくる可能性が高いと思う。それはそれで楽しみだけど、先輩方は厚く高い壁であってもらいたい。


話を二人に戻すと、イケメンが芦野に対して言った

「どっかで会おう」

これは

『俺は先に行ってる。お前は?』

とも聞こえる。WRESTLE-1ではない"違う"リングで、星条旗のジャケットを着たもしくはどぎついヒールになったイケメンが、星条旗の吊りパンを履いた芦野と戦ったり組んだりする日が来るかもしれない。今はただの妄想かもしれないけど、二人がリングで戦い続けていれば…。約束の地で再会し合体を果たすことがあるのなら、"最初で最後"は嘘になる。でもそれならそれで、というよりそんな嘘ならつかれてみたい。