強みを生かす

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YOMAN研究所 公式ブログ


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停電が秋で良かった!冬だったらたいへんだった・・・。

 

長時間の停電に直面して、北海道人の多くはそう感じています。

 

そこで、電気なくても使える暖房・・・と考えている人も多いはず!

 

そんなとき留意するポイントを、まとめてみますね。

 

【 その 1 】  開放型ストーブは使えるのか?

 

「北海道はエアコンじゃなく石油暖房だから、たとえ停電が冬でも大丈夫だったろう」なんてテレビのコメントを聞きました。コメント氏は北海道の現実を知らないみたいですね~。

 

北海道の暖房機の大半は今やAC100ボルトの給電がないと、点火もできないし運転もできないんです。ボタンひとつで点火する強制吸排気(FFストーブ)がほとんどだからです。便利なんですが、電気が不可欠なのは心配です。


ふつうの本州人がイメージする石油ストーブは、開放型といって、煙突もFF排気筒も付いていない、ポータブルのストーブです。室内の空気で燃やして、排気もそのまま室内に出るわけですね。

 

本州の家ならなんとかなっても、北海道ではとてもオススメできません。

 

理由1 北海道の家は本州よりもおしなべて高気密

     

北海道では、どんな安普請のアパートでも窓は二重です。全国的にみればこれはすごいこと。そのような環境で開放型を使うのは、自殺行為といっても過言ではありません。

 

理由2 北海道人は、開放型に慣れていない。


長年、煙突やFF(強制給排気)のストーブを使ってきた北海道人は、開放型ストーブを使ったことがない人も多いのです。

 

その点、本州の人は、この手のストーブを使い慣れていますから、たとえば1時間とか2時間おきに窓をあけて換気しなければならないことなどは常識として身についています。

 

なにしろ、少し昔の機種では、開放型はすぐ空気が臭くなります。そうなれば、自然に、数時間おきに換気が必要だと体が覚えているのです。しかし北海道人はストーブを焚いているとき、換気がいるとは思っていないのです。知っていても忘れがち。だからよほど気をつけていないと酸欠で命を落とすことになりかねないのです。

 

一酸化炭素や二酸化炭素の濃度が上がりすぎると、身体が動かなくなります。気がつけば、窓をあけることすらできない身体状況になっている可能性も看過できないのです。

 

しかも北海道人は寝るときストーブを消す習慣もありません。まんいち冬のためにAC電源不要の開放型石油ストーブを買っておこうと思う人は、くれぐれも用心しなければなりません。


それでも使う場合は・・・・?


換気前提で考えると、部屋の空気が温まるだけでは、換気をすると室温は寒い温度に戻ってしまいます。部屋の壁・天井・床が暖まっていれば、換気をしても室温はすぐ温かい状態に戻るので、空気ではなく、家が暖まることが大切。

 

でも開放型は小さくて性能も弱いです。 となれば、家全体を温めることは諦めて、壁・床・天井が換気までの時間に暖まる程度の狭い空間で使って、家が暖まったら換気を繰り返す、という用法を採ることになるでしょう。なかなか面倒ですね。しかも夜は消して寝なければなりません。

 

では、もっとましな道具はないのでしょうか? それは次回に!

 

(つづく)