こんにちは!家電社労士の横山 勝です。

 

最近、身の回りを見渡すと本当に便利な「スマート家電」が増えましたよね。

 

「声をかけるだけで電気をつけられる💡」 

「外出先からエアコンを操作できる🌬️」 

「自動でお掃除してくれるロボット🤖」

 

ちょっと前まではSFの世界だったことが、当たり前になってきています。

技術の進化には目を見張るものがあります。

 

 

 

  恩恵 vs. 隠れた「労力コスト」

 

スマート家電の最大の魅力は、私たちから「手間」を奪ってくれることです。

 

しかし、その便利なシステムの裏側で、私たちは気づかないうちに新たな労力を支払っているのではないでしょうか?

 

それが、「スマート家電疲れ」です。

 

 

【具体例】これが地味に疲れる…スマート家電の「労力コスト」

  • 初期設定の複雑さ

    • Wi-Fi接続、アプリのダウンロード、アカウント作成、他社製品との連携設定…。これだけで週末の時間が削られてしまう。

  • 不必要な通知の嵐

    • 「洗濯が完了しました」「エアコンが目標温度に達しました」「バッテリー残量が少なくなっています」…。本来気にする必要のない情報がスマホの画面を埋め尽くし、集中力を奪う。

  • アップデート地獄

    • 「ファームウェアを更新してください」「アプリを最新版にしてください」。便利な状態を維持するために、定期的なメンテナンス作業が求められる。

  • 「つながらない」ストレス

    • 「あれ?今日は音声が認識されない」「なぜか連携が切れている」。トラブルが起きたとき、再起動や再設定に費やす時間とイライラ。

 

便利になるはずが、いつの間にか「家電のオペレーター」や「システムの管理者」のような役割を担わされてしまっているような感覚はありませんか?

 

 

 

 

  疲れがもたらす「スマホを見張ってしまう脳の疲労」

 

この「スマート家電疲れ」の根源にあるのは、情報に常に気を取られてしまう脳の疲労です。

 

スマホの通知を見るたびに、脳は「これは緊急か?」「今すぐ対処すべきことか?」と一瞬で判断を下します。

 

たとえその内容が「ゴミの日のお知らせ」のような些細なものであっても、この判断の積み重ねが、私たちの「集中力」や「心のゆとり」をじわじわと奪っていくのです。

 

便利なはずのテクノロジーが、逆に私たちの「休息」や「集中」の時間をむしばんでしまっているとしたら、それは本末転倒ですよね。

 

 

 

  心地よく暮らすための「付き合い方」を見直そう

 

本来、スマート家電は私たちの生活を豊かにし、時間と心のゆとりを生み出すためのものです。

 

もし今、「疲れ」を感じているなら、少しだけスマート家電との付き合い方を見直して、主導権を自分たちに戻しましょう

  1. 【通知を「サイレント・マジョリティ」に】

    • 本当に緊急性の高いもの(水漏れ、火災報知など)以外は、アプリの設定で通知をオフにするか、バナー表示だけに限定します。

  2. 【連携の「断捨離」をする】

    • 「とりあえず全部連携」ではなく、「最も効果的でシンプルな連携」だけを残します。例えば、「ただ電源を入れるだけ」のシンプルな動作に絞るなど。

  3. 【潔く「手動」を選ぶ勇気】

    • 設定が複雑すぎてストレスになるものは、潔く手動操作に戻しましょう。最新機能を使わなくても、あなたの暮らしは十分に豊かです。

全てをスマート化する必要はありません。 自分にとって「心地よい」バランスを見つけることが、一番大切です✨

 

デジタルな便利さも取り入れつつ、心は穏やかに。

一緒に、心にゆとりのあるスマートな暮らしを目指していきましょうね!