昨日(4月29日)は、義父の命日にあたる日。
妻と義母と3人でお寺へお参りに行ってきました。
やわらかな日差しと、少し強めの風。
「春ってこんな感じだったなぁ」と思いながら、お寺で手を合わせました。
義父が旅立ってから、もう何年になるんだったかな~。
静かにそんなことを思い返すひとときでした。
お参りのあとは、「なまずや県庁前店」へ。
「せっかくだし、ちゃんとしたもの食べて帰ろうか」と、自然な流れで向かいました。
義父が特別うなぎ好きだったわけではないけれど、こういう日に食べるには、ちょうどいい感じがしたんです。
お昼時の店内に入ると、ふんわりと甘いタレの香りが漂ってきて、それだけで少し気分がやわらぎます。
落ち着いた和の雰囲気に、ほっとひと息。
この日の注文は、
僕はうな重、妻と義母はひつまぶし。
うな重のふたを開けた瞬間、しっかり焼き色のついたうなぎが目に飛び込んできて、「これは間違いなく美味しいやつ」と確信。
香ばしくて、でも中はふわっとしていて、タレの塩梅も絶妙。
しみじみと、「ああ、やっぱうなぎってうまいな~」と感じました。
ひつまぶし組はというと、「まずはそのまま」「次は薬味で」「最後はおだしで」と、一口ごとに顔をほころばせながら楽しんでいました。
「やっぱり美味しいねぇ」と、義母が笑っていたのが印象的でした。
義父の命日だからといって、何か特別なことをするわけではないけれど、こうして家族でごはんを食べる時間があると、自然といろんな思い出がよみがえってくるものです。
食べ終えてお店を出ると、空はとても青くて、「ええ天気やわ~」とつぶやきながら、のんびり駐車場まで歩きました。
風はすこしあったけれど、それも心地よくて、お腹も満たされて、空を見上げたくなるような午後。
ただうなぎを食べただけなんだけど、なんだか気持ちまで晴れやかになったような、そんな日でした。
また食べたい…