南足柄市 5月26日/第2回 漁網受け入れ説明会〈4〉 | 横須賀の学校教職員・子どもを守りたい 

横須賀の学校教職員・子どもを守りたい 

ブログの説明を入力します。

南足柄市 5月26日/第2回 漁網受け入れ説明会 議事録〈3〉 続き。

この議事録は録音の住民テープ起こしです。誤字脱字等確認・編集していたら、南足柄市漁網問題は終わってしまうので、そのまま記事アップします。


住民7:幼い子供の親です 資料3ページ11ですが、福島第一原発でも、受け入れの時に(安全だという)こういう説明があったという。でも実際に事件が起きている。

地下や河川は汚染することがありませんと書かれているが、言い切れないのではないか。もし、被害が起きてしまった時にどういうような対策をするのか、もう少し具体的に考えて欲しい。検査について4ページ12番にあるが…どういう頻度でどんな形で検査をしてどういうように公表されて、万が一被害が出た時にどういうふうに対策をするかを書いていただかないと「地下や河川は汚染することがありません」と言われて、「あーそうですか」とは特に幼い子供を持つ親としては考えられない。 

幼い子供をもつ親は不安に思っている方が多いので、是非そういう声を聞いていただきたい。他の自治会への説明会は必要だ。幼い子をもつ親は心配している。

司会:意見として聞いておきます。


住民8:この間の説明会で野中さんから漁網は放射能汚染されているという言葉をしっかり聞きました。まずひとつ、横須賀での住民説明会の時には、全くこの漁網の受け入れの話なのに黒岩県知事が自ら訪れて地元の皆さんに説明をする前に県議会で表明してしまったと、それに対して、先に地元の皆さんに説明すべきだったと謝罪されている。同じ話なのになぜ県知事がこないのか、なぜ市長が来ないのか非常に疑問。

市長も私達に説明する前にメディアで先に表明した。先程の方も言ってたが、このやり方自体が、横須賀の芦名の方たちがアンケートでどういうことを書いているのか読みましたが、県に対する不信感、放射能に対する不安もそうだが、このやり方に対する不信感というのが多くあがっていた。今、雨坪住民には説明をしているが、先程、全市民には説明会はやらないとおっしゃいました。書面で配布すると言いました。やはりそういうやり方ではいけないと思う。で、もうひとつ。ここだけで話しててもしょうがないので、洋野町の町議会録をネットで読んだ。議会で何を言っていたかというと「今回津波で発生した廃棄物というのは市町村が処理するものだ」とある。それが洋野町の考え方であり方針と町民生活課長が言っている。洋野町役場に電話して職員に聞いたところ「神奈川県がどうしても手伝いたいというからこちらも大変なので、では甘えるかなという気持ちでいた」と。

横須賀ではアンケートで受け入れ反対が多かったと伝えると「誰かに迷惑をかけてまで押しつけてまで漁網をもっていってくれとは思わない」と回答。実際に私が聞いたわけではないので野中さんに確認したい。あと実際に山形県が洋野町の漁網を受け入れているが、山形県の(株)エスコ米沢の測定でセシウム134、セシウム137の合計880Bq/kg 県が受け入れ条件としているのは100Bq/kg以下となっているが、実際に測ったら880も出ていたと。こういうこともあって、これから子どもを持とうとしている若い女性や、先程他の方が言ってたが、小さいお子さんがいるお母さん方、お父さん方のことを考えると、放射能は子どもが一番敏感で、例えば0歳の赤ちゃんなら55歳の大人に比べて309倍も影響を受けるというデータも出ている。やはり100Bq/kg以下なら大丈夫とか影響がないとか、そういうのは無責任だ。質問は以上。

石田副市長:あ~、え~、その~、あ~、市長は5月4日の組長会議で組長や役員に説明をしている。その後は、あ~、え~、その~あ~、趣旨としては、あの~~…我々が市長の言う事と全く同一だということなのでその辺は理解して欲しい。

野中氏:いくつか県に対して…。最初に知事は横須賀には行ってます。それは県の最終処分場なので県の施設だから来てる。先程、漁網が汚染していると私が前回言った事ですがこれは言いました。確かにそうです。濃度の差は問題なく汚染していることは事実。

通常検出される場面ではなく検出されてる程度の問題だと言っている。実際には関東地方一円放射能の影響を受けている。当たり前のことを言っただけ。

先程、県に対して不信感があるという話。確かにそういう意見をもらっている。知事は最初に議会の場で、最初に大津波があった時にこれは大変だという事で全国に協力してもらいたいとまず国がいったわけだ。その時に3月11日がおきて、4月の段階で知事は神奈川県が何か出来る事はないかという事を言った。県でも人材派遣をした、色々支援をしている。その中で他にも何かできないかと、で、災害廃棄物を引き受けると、処分場を持ってるから県として協力したいと。県が、知事がやりたがってると言っているが最終処分場を持っているのは3つしかない、他の都道府県は持っていない。そういうこともあり神奈川県は県として、自治体として最終処分場をもっているからやるのは当たり前じゃないかと、そういう考えを記者の前で述べている。その中で12月20日の議会で言ったと、それが地元への説明の前だったと。それは地域のリーダーが自分の地域の事で、地元の理解が前提だが自分はこう考えているということを表明したということで地元を無視したわけではない。ただ新聞等での書かれ方で知事が県がもう受け入れを決定したと、また、そう受け止められる書き方をしてあった。住民の意思を無視して一方的に決めたと。これは全くの誤解だ。

洋野町の議会での話だが、洋野町の全議会の議事録を見ると洋野町だけではなく東北の自治体は自分たちで出来る事は自分たちでやろうと言っている。これは当たり前。

神奈川県内でも地震が起きたら県内でやろうと言う。ただ神奈川県がやりたがってるという話や、別に頼む必要がない、他に手伝ってもらおうとは思ってないというのは、皆さん考えてみてくださいよ。実際に頼んでいるほうが、迷惑をかけてまで持って行ってもらおうとは思わないと、ネットの世界ではそれだけがセリフとして流れるが、そう答えるのは自然の事ではないか。洋野町の人も話してみればわかるが、一生懸命自分たちがやっていて迷惑をかけたくないと盛んに言っている。

あと、山形県で880ベクレルの話だが、エスコがどういう形で調べたか知らないが、実際には持ってくる時にはあらゆる安全性を確保して100ベクレル以下といってるが、じゃあ、20ベクレルでも5ベクレルでもいいじゃないかという話になる。

実際に責任を持ってきちんとした形の数値を出せるのは、地震が起こる前の前から放射能汚染されていない測る事が可能なベクレル以下というのを、まず大きな数値として出している。実際にはこの数値を受け入れる時にきちっと確認しながらやっていこうと、石川県の例があったが金沢では実質測っている。金沢市でも100ベクレル以下で説明して宮古から持ってきてるわけだが、先程、市民部長から話があったように、実際には6ベクレル程度。 我々も質問に答える機会がなかったのでベクレルとは20ベクレル未満というのは20ベクレルまで正確に測れる機械で設定して測ったから、その定量下限値を、例えば5ベクレル未満とかすれば細かい数値は出る。 



…〈5〉完 に続く。