不倫 五十嵐彰、迫田さやか 中公新書 | うみパパのブログ

不倫 五十嵐彰、迫田さやか 中公新書

副題が、実証分析が示す全貌。第1章 不倫とは何か、第2章 どれくらいの人がしているのか―実験で「本当の割合」を推計する、第3章 誰が、しているのか―機会・価値観・夫婦関係、第4章 誰と、しているのか―同類婚と社会的交換理論、第5章 なぜ終わるのか、なぜ終わらないのか、第6章 誰が誰を非難するのか―第三者罰と期待違反、という構成で、主に日本における不倫の実態を社会学的に考察する。

 

不倫とは結婚している人がその配偶者以外と性交をする事と定義し、統計的に解析した結果を示しています。

事がデリケートな問題なのでアンケートを取ってもどこまで信ぴょう性のあるものしなのかという疑問がそもそもあります。

実際に聞き取り調査とインターネットによる調査の結果では、インターネットの方が不倫をしている率が有意に高く出るという結果が出ているそうです。

経済学的にいうと不確実性とサーチコストの観点から説明されるものだそうですが、それはあまりにも合理的な割り切りが過ぎよう。

既婚男性の51.9%、既婚女性の24.7%が結婚して今までに配偶者以外と性交経験ありということですがどうなんでしょうか。

いろいろな因子から不倫をしやすい条件などを解析していますがその結果はどれもぼんやりたものでした。