保育士や幼稚園教諭を目指している方の中には、
「就職前に園見学って必要？」「見学では何を見ればいいの？」
と迷う方も多いのではないでしょうか。
実は、園見学は“職場選びの第一歩”ともいえるほど大切な機会です。
パンフレットやホームページだけでは分からない、その園ならではの雰囲気や働き方を知ることができるからです。
今回は、就職前に園見学をする理由や、実際にチェックしておきたいポイント、見学時のマナーなどを分かりやすく解説します。
これから保育の道を目指す高校生や専門学生の方は、ぜひ参考にしてください
なぜ園見学が必要なの？
園見学を行う一番の目的は、「自分に合った園を見つけること」です。
同じ“保育園”や“幼稚園”でも、園の方針や雰囲気、職員同士の関係性は大きく異なります。
求人票やホームページの情報だけで判断してしまうと、実際に働き始めてから「思っていた雰囲気と違った…」と感じてしまうことも。
園見学を通して、園の保育方針や先生たちの子どもへの関わり方、保育室の環境などを直接見ることで、自分がどんな環境で働きたいのかがはっきりしてきます。
また、見学の際に感じた“園の空気”は、就職を決めるうえでとても重要な判断材料になります。
園見学のタイミングはいつがいい？
園見学は、就職活動が本格化する前、つまり「求人票を見て応募する前」に行うのがおすすめです。
春や夏の実習期間中に見学をする学生も多く、園側も見学希望者を受け入れやすい時期です。
とくに学生のうちは、複数の園を見て比較しておくと、自分が「どんな保育をしたいのか」「どんな園が合っているのか」が明確になります。
見学は1園だけでなく、できれば3〜5園ほど訪問しておくと良いでしょう。
園見学でチェックしたいポイント
見学の際は、ただ園内を歩くだけでなく、「自分が働くイメージ」を持ちながら見ることが大切です。
以下のようなポイントを意識してみましょう。
1. 園の雰囲気や人間関係
最も大切なのは、園全体の雰囲気です。
先生たちが笑顔で働いているか、職員室の空気は和やかか、子どもたちの声がのびのびと響いているかなど、細かな点を観察してみましょう。
人間関係の良い園は、自然と先生同士の会話にも温かさが感じられます。
2. 子どもへの関わり方
保育士や先生たちが子どもたちにどんな言葉をかけているかもチェックポイントです。
叱るときも落ち着いた声で話していたり、子どもの気持ちに寄り添って対応しているかなど、実際の保育を見ると園の方針がよく分かります。
3. 保育環境
教室や園庭の広さ、遊具やおもちゃの安全性、掲示物の内容なども見ておきたいポイントです。
園によっては自然を生かした保育を行っていたり、造形活動に力を入れているなど、特色が見えてくるはずです。
4. 働き方・サポート体制
見学中に先生方と話す機会があれば、勤務体制や研修制度などについても聞いてみましょう。
新卒で入職した場合にどんなサポートがあるのか、困ったときに相談できる環境があるかなどを知っておくと安心です。
5. 園の理念や保育方針
園によっては、モンテッソーリ教育や異年齢保育など、独自の教育方針を掲げているところもあります。
自分が共感できる保育方針かどうかを確認しておくことも、長く働くうえで大切です。
園見学のマナーと注意点
園見学は“就職活動の一環”です。学生だからといって気を抜かず、社会人としてのマナーを意識しましょう。
1. 事前予約をする
見学は必ず事前に連絡をして予約を取りましょう。
突然訪問するのはマナー違反です。
電話やメールで「〇〇専門学校の△△と申します。園見学を希望しています」と丁寧に伝えましょう。
2. 服装は清潔感を意識
スーツが基本ですが、動きやすい服装を求められる場合もあります。
靴は脱ぎ履きしやすいものを選び、派手なアクセサリーや香水は避けましょう。
3. メモを取る
見学中に気づいたことや印象に残ったことは、その場でメモしておくと後で比較しやすくなります。
面接で「見学のときに印象的だったこと」を話せるようにしておくと好印象です。
4. 感謝の気持ちを忘れずに
見学後は「本日はありがとうございました」としっかり挨拶を。
後日、お礼のメールを送るのも丁寧な印象を与えます。
園見学をすると「働く自分」がイメージできる
実際に見学した学生の多くは、
「園の先生たちの笑顔を見て、自分もここで働きたいと思えた」「保育の現場を見て、自分の目標が明確になった」と話しています。
パンフレットだけでは分からない、“リアルな保育の姿”を体感できるのが園見学の魅力です。
もし迷っているなら、まず一歩を踏み出してみましょう。その体験が、あなたの将来を決める大きなきっかけになるかもしれません。
横浜高等教育専門学校で学ぶ「現場に強い先生」
横浜高等教育専門学校（ヨコセン）は、保育士資格と幼稚園教諭二種免許を2年間で同時に取得できる専門学校です。
現場で求められる力を、豊富な実習と少人数教育でしっかりと身につけることができます。
ヨコセンの特徴は、「現場での経験を重視した実践的な学び」です。
1年次から実際の保育現場に足を運び、子どもたちと関わる時間を多く持つことで、保育の楽しさややりがいを実感できます。
また、担任制によるきめ細かなサポートで、就職活動や実習の不安もしっかりとフォロー。
卒業後の就職率も高く、多くの学生が保育園や幼稚園で活躍しています。
さらに、ヨコセンでは園見学の方法や就職活動の進め方も丁寧にサポートしています。
見学時に何を見ればいいのか、どんな質問をしたら良いのかなど、学生一人ひとりに合わせたアドバイスが受けられるのも魅力です。
まとめ
園見学は、保育園や幼稚園への就職を考えるうえで欠かせないステップです。
見学を通して園の雰囲気や先生たちの様子を自分の目で確かめることで、「ここで働きたい」と思える園に出会えるはずです。
自分に合った職場を見つけるためにも、積極的に見学に参加してみましょう。
そして、将来子どもたちの笑顔を支える先生を目指すなら、横浜高等教育専門学校での学びがきっとあなたの夢を大きく近づけてくれます。