こんにちは。
金田音楽教室の金田です。
バッハの曲は、クラヴィコードかチェンバロで演奏するために作曲されたものであり、当時はピアノという楽器は存在しませんでした。
ピアノ指導者などが使ってるバッハの「原典版」という楽譜には、強弱やスラー、スタッカートなどの記載はありません。原典版には、ヘンレ、ベーレンライター、ウィーン原典版などあります。
細かい記載のない楽譜なので、バッハの時代背景や楽器の違いなどを考えながら、ピアノで弾いて作品にしあげていくので、楽曲分析(アナリーゼ)が重要になってきます。
インヴェンションは、わりと早い時期(小学生~中学生くらい)に弾くことが多いので、私達指導者も、指導のポイントなどを忘れていることがあります。
そのため、生徒にどう指導しようか・・と迷うこともあります。時代背景を理解させながらバッハらしく「ピアノ」で弾かせるにはどうしようかと・・。
そんなときに、アナリーゼ本(楽譜)↓を参考にするのもよいと思います[E:shine]
指使いまで書いてあるものや、分析を主としたものまでさまざまです。
これを、マネして弾いて教える・・というわけじゃなく、これらを参考にしながら「自分のバッハ」を弾けるようにして、生徒に指導していくということが重要だと思います。
何度も勉強して弾いても、これでいいのか?と疑問が出てくるのがバッハです。しかも、弾きにくい[E:bearing]
でも、とても綺麗な曲です。
私は小学生の頃、「こんな美しい曲があったんだ~!」と感動した記憶があります。
CDもピアノやチェンバロ演奏で、多数発売されてます[E:note]
先生がどう教えるかで、「バッハ好き」にもなるし「バッハ嫌い」になるかもしれません。責任重大ですね[E:think]
バッハの曲はたくさんありますが、バッハ指導のために、指導者のかたは、インヴェンションの勉強から始めることをおすすめします。
では、また明日[E:paper]
