Japan Mobility Show 2025が開催されます。
期間:2025年10月30日(木)〜 11月9日(日)
場所:東京ビッグサイト
Hondaブースに出店予定のコンセプトモデル EV Urban Conceptが気になりましたので、ご紹介致します。
EV Fun Conceptのデザインに迫る。
Hondaならではの電動二輪車のあり方をゼロから構築。目指したのは「機能を研ぎ澄まし、本質を表現すること」
ホンダのデザイナー横山さんが解説しています。
――Hondaは2024年を電動二輪車のグローバル展開元年と位置づけ、電動二輪車市場への参入を本格化していくことになりました。
横山
はい。それを受けて我々デザイン部門としても、電動二輪車におけるデザインの新しい方向性を検討しています。様々な方向性を検討する中で、その一つの方向性を体現するモデルとして、今回の2台をデザインしています。
――まずは「EV Urban Concept(イーヴィー アーバン コンセプト)」から教えてください。どのような進め方でデザインしていったのでしょうか。
横山
従来のICEの考え方とは切り離し、バッテリーやモーターの位置などもゼロから構築してきました。まず、使用される環境などを想定し、バッテリーはこのくらいの大きさ、ヘルメットを収納する、しないといった様々な要件を設定します。そのうえで、デザイナーが「Precision of Intrinsic Design」をテーマにアイデアを出し合い、スタイリングを創出していきました。
デザインの最大の特徴は、一目でわかる水平基調を中心としたボディー形状です。

――見たことがない感じ、近未来の乗り物という雰囲気があります。
横山
まさに近未来の都市で使用されることをイメージしています。電動二輪車ならではのトルクの良さを活かし、街中ではキビキビと走ります。一方で、足を伸ばしてリラックスして乗れて、ゆったりとクルージングもできるという、二面性を持ったキャラクターを想定しています。

――どんな人たちに乗ってもらいたいですか。
横山
イメージしたのは、新たな発見や新しい体験を求める、アクティブで未来志向なお客様です。そういった人々が、市街地やワインディング路をキビキビと軽やかに走っていく姿を思い描きながらデザインしました。AT(オートマチックトランスミッション)ですし、スリムなので足つき性もいい。初めてモーターサイクルに乗ってみたいという人にとっても、敷居は高くないと思います。もちろん、既存のFUNモデルのライダーにも乗ってもらいたいですね。ICEとは全く異なる、異次元にワープするような加速感や静粛性には、今までにない驚きと感動があるはずです。ぜひ体験してみてほしいです。

Honda Design at Japan Mobility Show 2025より(一部割愛)
ご応募お待ちしています。



