ブラジルだより3
留学も今日の練習で終わりました。
ここ1週間は、練習の負荷も大きくなり、毎日疲れでぐったりしてました。サッカーで感じたことは、自分の中にしまっておき、サッカー以外で感じたことを書きます。
まずブラジルにきて、自分がもっている世界観が一気に変わりました。
ブラジルの文化や生活、人々に触れてみて、こんな生き方や暮らし方があるのかとわかりました。
毎日毎日、勉強させてもらいました。
そしてブラジル国民のサッカーへの熱はすごく、試合を見ているのにも本気で怒って、本気で喜んで、本気で悔しがる!
時に身の危険を感じた時もありました。笑
この留学は、通訳がいなかったので正直、最初はどうやって伝えればいいのかわからなかった。
多少は、ポルトガル語を知っていたので自信はあったのですが、話すスピードがものすごく早くてその自信がすぐになくなりました。
最初の一週間は、単語や文を勉強してそれを選手に積極的にトライしました。でも返ってくる言葉に答えれなかったり…。笑
でも自分なりにすぐわからないと言うのではなく、できるだけ通じあうようにしていこうと決めていました。
それが今では、何を言っているのかだいたいわかるようになってきたし、ちゃんと会話できるようになってきました。
本当に伝えようとすれば伝わるんだなと感じました。
最後にブラジル人の一番すごいと感じたところは、絶対に落ち込まないとこ。そして常に毎日笑顔で元気なとこ。
コンサにいたブラジル人選手もそうだけど、自分が悩んだりして暗い顔してる時に『なんで笑顔じゃない!笑顔じゃないと幸せがこない!』とみんな(とくにエジソン)に言われてたのも思い出しました。
小さなことだけど、それはすごく大事だと思うし、自分もそうなっていこうと思えました。
この留学は、サッカーを上手くなるために来たつもりだったけど、サッカー以外でこんなにも勉強になるとは思ってもいなかったですし、すごく貴重な経験ができたなと感じました。
うまく伝えれないけど、本当に来て良かったです。
留学に携わった方々に、本当に感謝しています。
チームメイトやスタッフ、地域の方々に優しくしていただき、充実した毎日を過ごせました。
ブラジルで新しい友達もたくさんできましたし、今では、離れることが本当に寂しく感じてきました。
可愛い後輩荒野くんも、最初は『私の名前は、あらのたくまです』しか言えなかったのに今では、積極的に話す姿を見て成長したなと感じます。
でも僕たちには、コンサドーレ札幌が待っていますし、新チーム始動がすごく楽しみです。
気を付けて帰国します。
オブリガート。
JUNKI YOKONO