全ての頑張る女性が輝くキラキラ幸せセラピストの

松本陽子です

 

 

みなさんは、

特別養子縁組ってご存知ですか?

 

今日は、私が助産師として心血を注いできた

特別養子縁組の関わりについて

お話したいと思います

 

 

特別養子縁組というのは、

実親が特別な事情で育てられない

6歳未満の子どもを「養親」が引き取り、

法律的に「実子」として扱われるものです

 

普通養子縁組とは違って、

生みの親との関係は

戸籍上完全に断ち切られます


「養子」ではなく「実の子」として

家系に加わることで、財産分与など、
法的に子供の権利が守られることが

この特別養子縁組の特徴です

 

 

実母が「特別な事情で育てられない」

というのには、実に様々な理由があります

 

・不倫

・若年(中高生)妊娠

・援助交際での妊娠

 ネットで出会っただけで

 本名も知らない相手との一度きりの妊娠

・継父、実父との間の妊娠(DV)

・キャバクラのお客さんとの間にできた妊娠

・レイプなどなど

 

話しきれないほど

沢山の人間ドラマ

があるのです

 

以前私が働いていた病院では、

「特別養子縁組」を希望する

事情のある実母から

赤ちゃんを育てたいと心待ちにする

養親へ繋ぐ橋渡し

ボランティアで行っていました

 

 

 

病院には突然、

事情のある実母がやってきます

 

子どもを手放すことに追い込まれた彼女たち

私たちはゆっくり時間をかけて

話を聞いていきます

 

初めはなかなか言葉にもできなかったり、

涙しか流せない人も多いのですが

決して彼女たちを

否定することはしません

 

そして、

彼女たちの心に触れていくと

少しずつですが彼女たちの想いを

話してくれるようになるのです

 

 

もちろん様々な背景はあるのですが、

彼女たちの想いを受け止めたうえで、

すぐに「特別養子縁組」に赤ちゃんを託す

決断をしないでほしいということを

伝えるようにしています

 

 

産むのは、彼女たちです

どんなに色々な事情があっても、

お腹を痛め、命をかけて産む我が子です

 

出産後

彼女たちの多くは必ずと言っていいほど

気持ちが揺れ動くのです

 

「自分で育てたい…でも…」

 

だからこそ、まだ出産も終えていない今、

手放す決断をしてほしくないのです

 

そして、私たちは

彼女たち自身も大切に思っていますが

その子どものことも、

とても大切に考えています

 

どのような状況にあっても、

子どもにとっての生みの親は

彼女たちです

大切に愛される必要があるからです

 

 

 

 

出産して、退院するまでの間、

彼女たちには真剣に

子どもと向き合ってもらいます

 

短い時間でも、育児を通して

我が子との時間を過ごしてもらうのです

 

それは、後に少しでも、

彼女たちが我が子に

愛を注げたこと、

そして

真剣に我が子と向き合った上で

悩み考え抜いた決断であったことを経験してもらいたい

からです

 

 

この中には、

やっぱり自分で育てたいという思いから

現実的に一人で育てていく決断をする女性もいます

 

でも、悩んだ末に、

特別養子縁組として

我が子を託す決断をした女性もいます

 

 

どちらも、彼女たちが真剣に真剣に悩み

現実に向き合った結果の答えであれば、

正解、不正解なんてない思っています

 

その過程では彼女たちが後悔しないように、

私たち助産師も

真剣に全力で向き合うのです

それは人生に関わるケアですね

そして、最も大切にしているのが

子どもへのケアです

 

特別養子縁組に託され、

養親のもとで愛情を持って育てられたとしても

それとは別に、

自分の「出生の状況」を知りたくなる日が

くると思います

 

そのために、私たち助産師は

その子が実母のお腹の中にいた時のことから、

分娩記録や出生後のやり取りに至るまで

そのいきさつを克明に記録に残しています

 

その子が、

どんな状況で養子として託されたのか、

その時の実母は、どんな思いで決断したのか、

また我が子に対してどんな愛情を注いでくれたのか…

 

 

 

直接的に今目の前にあるケアではなく、

この子の将来へのケアですね

 

この子が将来、訪ねて来た時に

生き証人としてこの事実を伝える義務

あると考えています

 

この「特別養子縁組」の取り組みは、

ボランティアとはいえ、

本当に重大な責任を負っていますね・・・

 

実母との関係も、すぐに終わりではありません

彼女たちにとって、子どもを養親に託せば

それですべてが終わりではないんです

 

彼女たち自身も

新たな人生を歩まなければならないのです

 

その過程においては、

計り知れない悲しみもあると思います

 

そんな時、彼女たちに寄り添い、

一歩ずつ歩みだせるようにサポートできる

存在で在りたいと考えています

 

 

私がこれまで関わらせて頂いた女性の中には

将来、私のような助産師になりたい

今、看護学生として

勉強に励んでいる方もいます

 

そして、ある女性は

幸せな結婚をし、子どもを育てたいと願い、

その願いが叶った時、

同じ場所で子どもを産みたい

そして私に、

その赤ちゃんを取り上げてほしい

と望んでくれて新たな出発に

立ち会わせて頂きました

 

 

全力で関わった彼女たちの

新たな人生のステージを度々知るときに、

たとえ絶望的な人生からでも、

人は、人の愛によって支えられ、

前を向いて歩んでいくことができるのだと

身をもって教えて頂いた気がします

 

 

私はこれからも、

助産師として誰かのために愛を注げる

生き方をしたいと思います

 

そして、私自身もたくさんの愛を受け取って

いっぱいいっぱい自分を満たし、

また誰かのために全力で関わらせて頂く

人生を送りたいです

 

全ての女性が輝く

あなただけの幸せメソッド

一緒に見つけていきましょう

 

 

次回は、特別養子縁組の橋渡しのその後を

綴りたいと思います

今日もお読みいただきありがとうございました