5月29日は亡き愛犬ジェロニモの命日。
出逢いは18年前。
元職場の派遣さんから、自宅の犬が3匹赤ちゃんを産んだので、もらってくれないかと。
実家で永年飼っていた雑種犬ボンを、留学中に亡くし沈んでいた矢先だったので、すぐに見に行きました。
どの子も本当に可愛かったのですが、ひと際目を引く珍しい模様のこの子に決めました
おなかの模様はハートマーク
さあ、名前を決めよう!
珍しい模様の子だから、おしゃれな名前がいいなあ…と。
考えるうちに、なぜか脳裏に“ジェロニモ”というのが浮かんできてしまいました。
「“ジェロニモ”って聞いたことあるけど、なんだっけ?たしかフランスの女優さんの名前だよね…」
確信が持てず、友達のKちゃんにメール
私:「ねぇ、ジェロニモってフランスの女優さんの名前だよね?」
Kちゃん:「そうだよ!」
確証を得たので、自信を持って“ジェロニモ”と命名。
ところが…
その後しばらくして、他の友人から
「メスなのに、どうしてそんな名前にしてるの?」
と不思議がられ
調べてみるとなんと!フランスの女優ではなく、アメリカンインディアン・アパッチ族のリーダーの名前だった
時すでに遅し…
彼女は生涯、ジェロニモになりました。
一緒に過ごした16年間。
本当に色々なことがありました。
三度の引っ越しや、私の二度の出産
ジェロは子供が苦手で、子供たちが泣いたり走ったりすると、最初の頃は怯えてクローゼットに入り込み、震えながらお漏らししていたことも
ずっと共働きだったので、日中はほとんど一人きり。
帰宅しても子供の世話に忙しく、構ってあげられない時期も長かったです。
そんなジェロもだんだんと年を取り、散歩でも歩くペースが極端に遅くなり
白内障や聴覚障害、夜鳴きや回転歩行の痴呆傾向も出てきました。
3年前の6月に私の不注意でけがをさせてしまった後は、寝たきりとなってしまい、ご飯も自力で食べられなくなりました。
毎日ドッグフードをふやかして、一粒ずつ口に運び、飲み込ませる作業や床ずれ防止のための体位回転などは、介護する側も腰や肩がとても痛くなりました。
夜鳴きが止まらない時には鳴きやむまで、背中をさすってあげなければならず、毎晩寝不足。
大変な介護生活でしたが、今思うと一番べったり一緒にいられて、恩返しさせてもらえた一年間でした。
縁あって今はネコを飼っていますが、今でも犬と一緒に散歩している方を見かけると、羨ましくてじっと見てしまいます。
特に老犬と一緒に歩く方には心の中で「あと少しの時間、楽しく過ごしてくださいね」と勝手にエールを送っています。
ジェロも寝たきりになってからはベビーカーを購入し、毎日夕方一緒に歩きました。
最後の姿
亡くなってから2年が経ちますが、いまだにジェロを撫でた時の手の感覚が忘れられません。
16年間、いつもすぐそばで励ましてくれてどうもありがとう。
そして、介護中にやさしい声をかけて下さった方、悩みを聞いてくださったたくさんの方にも改めて感謝いたします。
犬、可愛いなぁ…
今日も「おしゃべり」にお付き合いいただき、ありがとうございました。
”今日の八兵衛”
お花とジェロの大好きだった「紗」
アスリートフード栄養講座の収益の一部は、
動物愛護のために寄付をさせて頂いております
6月24日 募集終了しました