関東平野につづく闇のなかのあの孤独な何千万の灯をあつめても | 半蔵門で働く元証券マン社長のブログ                       ~フードアナリスト協会日誌~

関東平野につづく闇のなかのあの孤独な何千万の灯をあつめても

おはようございます。

3月13日。火曜日。今日の東京地方は晴れ。時々雨。

最高気温は26℃、最低気温は16℃予想です。

朝はちょっと肌寒い感じでしたね。

昨夜遅くに盛岡から帰ってきました。

家に帰ったのが1時くらいでしたので、さすがにダメージが残って
います。

盛岡は、石川啄木や宮沢賢治を生んだ街。

江戸時代の南部藩の城があった盛岡城、盛岡のシンボルとも言う

岩手山を始めとして、本当に素晴らしい自然と歴史がありました。

今回は岩手大学にもお邪魔することができました。

旧盛岡高等農林です。

歴史がある学校はやはり風格がありますね。

学生さんも素朴て真面目そうな方が多かったですね。

盛岡は桜の時期が終わって、薄い新緑が山谷を覆い始める時期でし
た。

盛岡は3方を山に囲まれる人口30万人(周辺商圏含むと40万人
)の

みちのくの成都です。

私は生まれて初めて盛岡に行きましたが、

1泊をしたら離れがたい
気持ちになるほど日本の古き良き時代を残した街でした。

東北新幹線の東京行きギリギリまで、ミーティングをしていて

深夜8時50分発盛岡発のはやぶさ31号に乗り込んだ時には

さすがに疲労困憊でした。

出張帰りの疲労困憊で電車に乗るとき、必ず頭の中で鳴り出す詩が
あります。

田村隆一さんの詩「天使」です。

とてもいい詩で、疲れている時の私をいつも慰め勞ってくれる詩の
1つです。


「天使

ひとつの沈黙がうまれるのは

われわれの頭上で

天使が「時」をきえぎるからだ

二十時三十分青森発 北斗三等寝台車

せまいベッドで眼をひらいている沈黙は

どんな天使がおれの「時」をさえぎったのか


窓の外 石狩平野から

関東平野につづく闇のなかの

あの孤独な何千万の灯をあつめてみても

おれには

おれの天使の顔を見ることができない」



それでは。

皆様も今日も明るく元気に前向きに。

全力で頑張りましょう。