新聞休刊日のスポーツ紙「即売特別版」定点報告その3・石川県小松市 | 横浜新聞研究所のブログ

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旅行好きが嵩じて旅先のローカル新聞を買い集めるようになり、その経験を元に「各地のローカル新聞資料集」を同人誌(一種の自主出版物)として刊行している「本邦ほぼ唯一の新聞流通研究同人サークル」、「横浜新聞研究所」の公式ブログです。

年に10~12回ある新聞の休刊日ですが、これは主として新聞配達員の休養の為に設けられているものです。

新聞社自体は印刷工場含め常に稼働しており、宅配がお休みになる休刊日も主として即売で売られるスポーツ新聞は「即売特別版」などの名称で発行されます。

 

大都市圏ですと休刊日でもスポーツ新聞が売店に並び、多くの利用者が買っていきますが、地方ではどのようになっているのか気になっていました。

大分前に長野県松本市富山県富山市の事例を紹介しましたが、今回はGW明けの5月7日(火)に訪問した石川小松市の事例を紹介しましょう。

 

石川県内で印刷されているスポーツ紙は金沢市で「北陸中日新聞」を発行している関係で「中日スポーツ」のみですが、名古屋では即売特別版を発行しているにもかかわらず、北陸3県では休刊となっています。従いましてこの日は「中日スポーツ」の販売もありませんでした。

 

当日朝、小松市内のコンビニで見掛けたのは「報知新聞」でした。富山県富山市で印刷しており、富山県内でもJR駅売店及び富山市中心部のごく一部のコンビニを除き入手可能な即売特別版は本紙のみです。

「報知新聞」東京本社版 7版

 

JR小松駅構内のセブンイレブン(旧キヨスク)では他にも即売されていました。

「スポーツニッポン」大阪本社版 10版

 

「日刊スポーツ」大阪本社版 6版

富山県と石川県で違う点は、富山県内の「日刊スポーツ」は名古屋本社版なのに対し、石川県内の「日刊スポーツ」は大阪本社版である点です。印刷所も異なっており、それぞれ愛知県北名古屋市と京都府京都市伏見区にある親会社「朝日新聞」印刷所から運ばれています。

又、名古屋本社版と違いタイトル横に「130円」と書かれています。これは大阪本社版の他紙が全て1部売り定価140円なのに対し10円安い事を強調する意味合いがあります。

名古屋本社版の地域、特に東海3県では廉価な「中日スポーツ」(取材当時1部120円、7月より130円)対策で「スポニチ」「報知」も1部130円で販売されています。

 

「デイリースポーツ」大阪本社版 10版

富山県との決定的な違いは、石川県内では容易に「デイリースポーツ」が手に入る点です。「デイリー」は富山県は販売区域外になっており、即売は行われておらず、宅配購読も出来ません。

石川県内では金沢からの距離が富山県よりも遠い能登半島でもコンビニで普通に買えます。

 

何故か「サンケイスポーツ」は売っていませんでした。4月から北陸において「産経新聞」「サンケイスポーツ」の販売区域が縮小したとの噂を聞いていましたが、それに関連するものなのでしょうか。