ああ、こんなに期間が開いてしまいましたが
11月例会こまつ座公演『マンザナ、わが町』無事に終了しました。
例会前に、米ロスアンゼルスに行かれ、全米日系人博物館に行かれた会員さんから
2本のDVDをお借りしました。
今やホノルル国際空港からダニエル・イノウエ空港となったイノウエ氏と
9.11同時多発テロの時に運輸長官日系人議員ノーマン・ミネタ氏
彼ら二人は、強制収容所で幼少期を過ごしたというインタビュー映像でした。
おかげで、マンザナの背景を知ることで、作品の世界を感じることができました。
抜粋した内容は、機関紙“幕あい”に記載しました。
作品のテーマである色=カラーに合わせて
出演者の皆様には台本調のメッセージカードを作りました。
11/9(金)の終演後には、80名超えの会員が見守る中での
ロビーにて出演者全員参加の交流会が行われました。
今回のプレゼントは、風車のデザインのパッチワークの巾着。
アメリカをモチーフにした柄が作品のイメージにぴったり☆彡
素敵な出来栄えになりました。
出演者のみなさんにも喜んで頂きました~
でも、これも会員の皆様のカンパのおかげです。
今回は38、952円もの金額が集まりました!ありがとうございました。
引き続きよろしくお願いいたします。
この作品のテーマであるカラーにつながる言葉を
DVDのノーマン・ミネタさんがインタビューで語った言葉を紹介したいと思います。
同時多発テロが起こった際に、真珠湾攻撃直後の日系人に襲った事と同じような状況が
アラブ系米人に対しても起こりえる状況を回避したミネタ長官の声です。
「たとえてアメリカはタペストリー
様々な色の糸があって、しかもそれぞれ美しくて力強い
しかも織りあげるとさらに強い一枚の織物になる
それがアメリカ合衆国である。
どこの生まれだろうと
みんながそれぞれの言葉や宗教、芸術や文化を持ってきて
タペストリーのようにこの国を支えている
自分が受け継いだものから目を背けてはいけない
わたしの顔をこうなっている…それは変えられない
だからありのままの受け入れてほしい
そうやって皆がお互いを認め合い助け合うことが大切
明日の為に今日を生きていくのです。」
マンザナのラストに繋がる言葉だと思いませんか?
井上ひさしさんの言葉の力。役者の発する言葉の力。
会員さんと共にこの作品を観ることの喜びの二日間でした。
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