今年も、運よくアウェー等々力のチケットが手に入りました。

優勝争いの佳境だった昨年の試合と同じくらい、今回も厳しい争奪戦となったようです。

 

ざっくり推計で、ビジター席の販売は400枚くらい。日産スタジアムで言えば、わずか1ブロック分です。

アウェーサポーターには3%以上売りなさいという、リーグ規定の下限をわずかに上回る程度でした。

川崎も川崎で、コロナ禍での観客数制限で厳しいようですが、我々にとっては、あんまりな仕打ちでした。

 

 

1.この試合の前提

  • マリノスにとっては、リーグ戦の33試合目です。
  • 最終節(12月19日)は、ACL遠征メンバーは監督・コーチも含めて出られない可能性が高いため、今季の国内でのトップチームの試合は、実質的にこれが最後ということになります。
  • ちょうど1週間後(11月25日)からACLを戦うため、最後の調整といったところでしょうか。
  • 川崎は、相変わらず首位を独走しています。
  • 直近2試合は1分け1敗でした。どっちか勝っていたら、この試合は優勝決定にリーチかかってました。
  • 中村憲剛が今季限りで引退することとなり、一つの時代が終わろうとしています。

 

 

2.スタジアムへ

 

平日なので、都内の職場からですが、それでも最も近いアウェーですね。

横須賀線で武蔵小杉へ。

 

 

今季は、横須賀線の改札口を出たところのシャトルバスがないため、ちょっと歩いて南武線の改札口へ。

シャトルバスで等々力に向かいます。

 

 

スタジアム直行のシャトルバスは、府中街道のバス停ではなく、もう少し近いところに付けてくれます。

降りるとフロンパークが目の前。

 

 

等々力のスタグルはよく分からんのですが、やはり日産スタジアムよりはだいぶしょぼい。

あまり選択肢がないので、とりあえず唐揚げだけ買って、小腹を満たすにとどめました。

 

 

 

スタジアム正面は、中村憲剛の引退を記念する大きな横断幕がかかっていました。

 

 

ビジター応援席の入場口は、いつもの13番ゲートです。

 

 

入場しました。1階のコンコースです。

ビジター席の向こうの端、緩衝地帯の緑色のグロックが見えています。

 

 

1階席を少し覗いてみました。

立見席ですが、床に番号が振ってあって、座席なき指定席になっています。

 

 

自分は2階席を買いましたので、階段を上がります。

階段を上がってすぐの場所からは、こういう景色です。

 

 

緩衝地帯のぎりぎりから、振り返って撮ってみました。

 

 

スタメン発表です。今日で(生観戦では)見納めとなる中村憲剛のショット。

 

 

 

3.試合の記憶と感想

 

(1)スタメンと布陣

 

マリノスは4-3-3で、中盤が正三角形。4日前の浦和戦からスタメンを7人も入れ替えました。

ACLで登録できる外国人選手は、アジア枠のブンちゃんを除くと3人までですが、この試合では特にそれを意識していないのか、はたまた最後まで競わせる趣旨なのか、ブラジル人選手4人を揃って先発させました。

GKは、今日は高丘がスタメンに戻り、オビがベンチスタートです。梶川は、まだ戻れないか。

 

川崎は家長がベンチ外で、三笘もベンチスタート。

CFにはレアンドロ・ダミアンがどっしり構え、両WGには長谷川と齋藤のドリブラーを起用しました。

アンカーに守田、インサイドに脇坂と田中碧というのは、若い選手がしっかり融合していることを感じます。

それ以上に、ベンチに大島と中村憲剛と小林悠(と三笘)が控えるとは、なかなか反則級のスカッドです。

 

 

(2)前半

 

お互い、ボールを握れば簡単には失わず、前からプレスを受けてもしっかり繋いで敵陣深くまで運べるため、まるで野球のように、お互い順番に攻め合うような展開となります。

両チームともCFに競り合いの強みがあるため、目指すフィニッシュの形も似ていたのではないかと思います。

 

 

マリノスは、トップ下のマルコスが左WGのエリキに寄ることが多く、ブンちゃんも絡み左から崩せていました。

右は、マツケンと宏太との組み合わせに相乗効果が乏しく、あまり良い形はなかったかと。

やはり、右サイドは、マツケン+テルか、小池+宏太のどちらかですかね。

 

川崎は、両WGが開いておき、逆サイドに寄せて、敢えて孤立させてからのサイドチェンジを多用しました。

さらにポジションを入れ替えながら、狭いところでも裏を取ってくるので、なかなか守りにくい。

それでも、右サイドを三笘にチンチンにされた前回対戦よりは、まだやりやすかったのではないかと。

 

 

どちらかというとマリノスが優勢に思われ、良い試合が展開されていたところで、アクシデント発生。

ライン裏へのロングボールを畠中が処理し損ねて、齋藤に抜けだされてGK高丘と一対一になったところを、高丘がペナルティエリアの外に出てボールを手で弾いてしまい、ハンドのDOGSOとなり一発退場。

 

 

(3)後半

 

ハーフタイム、数的有利となった川崎は、大島と三笘という2人の危険な選手を投入して攻勢に出ます。

対するマリノスは、GKの退場のため宏太が下がり、4-3-2の形で試合を続けます。

 

数的不利なので、川崎に好きなようにボールを回されるのは、もう覚悟の上です。

前から奪いにいくことはできず、度々崩され決定機を作られながらも、水際で懸命に耐えていきます。

 

マリノスは、数的不利では繋いで崩すことは難しかったのですが、闇雲に蹴るようなこともしませんでした。

GKから繋いでいくベースのやり方は変えず、自陣深くから相手の圧力に晒されつつも、ミドルサードまでは丁寧にボールを運び、そこからジュニとエリキに何とかしてもらうべく効果的な配球を狙っていきます。

 

川崎のCB2人に対して、フィジカルのジェジエウには機動力のエリキ、機動力の谷口にはフィジカルのジュニを当てて、意図的に質的なミスマッチを作り出して、無理矢理にでも一対一で剥がしてもらおうという作戦。

片手で数えるくらいですが、それで決定機まで作り出すことができていました。

 

川崎相手に、数的不利でも勝機のある戦いをしていました。

最後は力尽きて、終盤に失点を重ねてしまいましたが、それでも後半の奮闘は特筆すべきものでした。

この試合の経験が、ACLでも活きるだろうと信じます。

 

 

4.試合を終えて

 

負ければ、やはり悔しいです。

こんなアウェーで、宿敵川崎に負けた(しかも2戦2敗)となれば、なかなか気分良くは帰れません。

 

ただ、試合が終わった瞬間から、ACLに向かって切り替えなければなりません。

ゴール裏に歩んできた選手達に、この試合の健闘を称え、カタールでの成功を祈る拍手が送られました。

 

 

数日中には、選手・スタッフ一同、渡航するのでしょう。

我々にはあまり情報が入ってこないため、なかなかどんな遠征になるのか、想像がつきません。

 

ともかく、怪我なく、コロナ感染もなく、無事に試合に臨めることを祈ります。

25日の初戦(上海上港戦)、テレビ観戦になりますが、遠く中東の地でトリコロールが躍動できますよう。

 

 

さて、しばらくは、マリノスの試合を現地で観ることができませんね。

良い機会だから、他のチームの試合(特にレンタルウォッチ)を観てみたいとも思いますし、逆に、過密日程の中でずっとチームを追って疲れたので、しばらくスタジアムでのサッカー観戦はいいや、という思いも。