再開後、最初の遠征になるはずだった、アウェー仙台戦です。

良いスタジアムで対戦成績は良いし、程良い遠さで当地の楽しみもあり、好きなアウェーの1つです。

来季は、大勢のマリサポで乗り込めますよう。

 

 

1.この試合の前提

  • 手痛い敗戦から1週間(正確には5日)空いて、仕切り直しです。
  • 今季まだ、週末に勝ってないし、アウェーでも勝ってません。流れを変えたいところです。
  • 渓太がドイツに旅立ち、テルとエリキはまだ復帰できず、WGの層が薄くなってます。
  • 他方で、中断期間中に負傷したパギが戦線復帰、再開初戦で負傷した實藤も全体練習に復帰。
  • 仙台は、ここまで7試合で1勝。選手を入れ替え、若手を起用しながら育成気味に戦っています。
  • 渡邉前監督が成し遂げられなかった、能動的なサッカーへの転身に、木山新監督が挑んでいます。

 

2.試合の記憶と感想

 

(1)スタメンと布陣

 

注目の両WGは、スタメンでは右に宏太、左に仙頭を配置。

GKはパギが復帰即スタメン。

驚いたのは最終ライン。本職が右SBのマツケンと小池が同時にスタメンで、蓋を開けるとマツケンがCBに。

 

仙台は4-3-3で、1-5と大敗した前節からスタメンを7人も入れ替え。もはや別のチームでは。

右WGに西村、左WGにジャーメインと、本来の持ち場とは左右を逆に起用してきました。

いずれも利き足側なので、カットインよりもクロスを重視ということだったのでしょうか。

右CBには来季加入内定の大学生、長身191cmのアピアタウィアが初出場初スタメン。

 

 

(2)前半

 

今日はマリノスの攻撃がスムーズでした。

見ていてまず思ったのは、仙台の守り方がちょっと半端というか受け身で、制限が弱かったような。

 

3トップは立っているだけで中央への縦パスをすこすこ通され、その後ろは人へのアタックが少ない。

その結果、ピッチ中央で、タカやキーボーが簡単に受けて前を向けていた気がします。

 

また、サイドの守りも、マリノスのSBが上がるのに対してWGを下げて対応するので、どうしても追い掛けるように走らされ、後手を踏む上に消耗が激しくなります。

ジャーメインはずっと低い位置を余儀なくされ、西村は前半からだいぶ体力が厳しかったように見えました。

 

攻撃の形としては、今日はサイドの攻撃が多くなりましたが、先週の札幌戦のようにサイドに誘導されて待ち構えられているわけではなく、先手でサイドをえぐる攻撃ができていたので、非常にポジティブな印象です。

 

そんな展開でしたので、最終ラインがまともな攻撃に晒されれることも少なくて済みました。

この展開なら、配球に優れるマツケンのCB起用というのも、収支が良くなり合理的に思えました。

もちろん、裏に放り込まれるボールを、パギが冷静かつ果敢に処理し続けてくれたことも大きかったです。

 

 

(3)後半

 

前半は良い流れながらも得点を挙げられず、ハーフタイムに左WGを交代してテコ入れしました。

アピアタウィアが目立つ仙台の守りが堅く、崩されかけながらもゴール前で踏ん張っていて、なかなか簡単にはこじ開けられない様子でしたので、サイドだけでなく真ん中に寄っても戦える大津を入れたのかなと。

 

試合の流れは変わらず、マリノスがボールを握り、効果的な攻撃を多く仕掛けていきます。

ただ、仙台も「中央を固めればいいや」と守り慣れてきたのか、なかなか決定的な形には至らず。

逆に、サイドの選手を入れ替えてきた仙台が、少ない手数で何度かチャンスを作ります。

 

時間の経過とともに、「良い試合」が「勝っておきたい試合」になり、「勝てないとまずい試合」になります。

この試合が勝ち点1(か0)に終わると、内容が良かっただけに、ダメージでかいな、と思っていました。

そして、5分が示されたアディショナルタイムも、4分が過ぎました。

 

左サイド、大津が中に絞ってブンちゃんにスペースを空けます。

ブンちゃんのクロスに大津が潰れてアピアタウィアを外し、真ん中でフリーになったマルコスが突き刺します。

自分の気のせいかもしれませんが、最後の最後に大津の起用が当たり、土壇場で決勝点を得ました。

 

 

3.試合を終えて

 

まずは、良い試合ができたことを、勝利という結果に結び付けられて良かったと安堵しています。

良い試合ができても勝てないと、選手達は「これだけできたのに、何が足りないのだろう?」と不安を抱えてしまい、必要以上にメンタルが落ち込んでしまうことがありますので、そうならずに良かったなと。

 

マリノスらしい攻撃ができた原因は、自分なりに、仙台の緩い守備にあったのではないかと見ました。

ただ、今思うに、1週間空いてコンディションをしっかり調整できたことも大きいのかな、とも思えます。

 

2018年と2019年とを比べて、アンジェのサッカーの成熟度だけでなく、日程の過密度合いというのも大きな違いだったのではないかなと思うことがあります。

思えば2018年の最初、アンジェのサッカーは選手の消耗(体と頭)を大きくしていました。

やはり、連戦には弱いサッカーなのかもしれません。

 

今季はこの後、8月15日からとんでもない連戦(ACLまで15~19連戦)が続きます。

この試練をどう乗り越えるか、期待と不安とが入り混じります。