Jリーグは、4月3日(J1は第7節)からの再開を目指し、動き出しました。

マリノスも、先週の土曜から、4月4日のホーム名古屋戦のチケットを売り出しています。

依然厳しい状況は続きますが、再開に向けた具体的な動きが出てきて、少し救われる思いがします。

 

3月12日の「新型コロナウイルス対策連絡会議」では、早期の再開・開幕を願うJリーグとプロ野球の意向を前提に、医療の専門家から、「再開するならこうした方がいいよ」という提言がなされました。

https://www.jleague.jp/news/article/16825/

頻繁に試合を観に行く者として、再開後の観戦にどんな影響が出るか、考えてみました。

 

 

①試合は予定通りできるのか?

 

試合の日程が決まっても、キックオフの笛が鳴るまで分かりません。

違う競技ですが、バスケのBリーグでは、14日には選手の発熱、15日には審判の発熱を理由に、いずれも試合開始時刻のぎりぎりになって試合中止が決定されるという事態が生じました。

https://www.bleague.jp/news_detail/id=81505

https://www.bleague.jp/news_detail/id=81726

 

15日の試合については、当該審判は当日朝は大丈夫だったが、会場入りしてから念のためもう1回体温を測ったところ、37.5度を超えていたということで、協議の末、急遽試合中止を決めたということです。

「提言」の中にそのような提案はありませんが、Jリーグでも同様の事態は十分に考えられます。

 

 

②観戦にマスクは必要か?

 

「提言」では、来場者にマスク着用を呼びかけるべき旨が示されています。

これが必須なのか推奨なのか、現時点でははっきりしません。

9日のチェアマン会見では、マスクが足りなければタオルマフラーで口を覆うことでも構わないというようなコメントがありましたが、「提言」の内容を受けて一歩踏み込む可能性もあります。

 

参考までに、J1神戸が主催したリーグ開幕戦では、来場者全員にマスクの着用が要請されました。

(マスクを持っていない人が追い返されたかどうかは分かりません。)

https://www.vissel-kobe.co.jp/news/article/17240.html

 

Jリーグとしては「推奨」でも、クラブによっては「必須」になるかもしれません。

余計なトラブルを避けるためにも、マリノスもこの辺は事前に明確にしてほしいところです。

 

 

③スタジアムへの入場に影響はあるか?

 

Jリーグは、可能な限り、入場ゲートにサーモミーターを置いて、入場者の体温測定を行う意向です。

もっとも、再開までの短期間では、十分な数を確保できない可能性があることも認めています。

この点は、見切り発車もやむを得ない、というスタンスのようです。

 

サーモミーターを置けたとして、通過する1人1人の体温を確認しなければいけませんから、手荷物検査の赤外線検査と同じように、(たとえ誰も異常がないとしても)どうしても時間はかかってしまうでしょう。

今までのように、ネンチケのカードをピコーンするだけで、すっと入れる、というわけにはいきません。

 

例えばの話ですが、日産スタジアムで、北ゲートの入場が5レーンだけになり、1人当たり5秒かかるとしましょう。単純計算して、1分間で60人しか入場できません。

これだと、1階ゴール裏を埋める約7000人が入場するだけで、2時間近くかかってしまいます。

 

サーモミーターがなければ、アウェー全北戦のように1人ずつ体温を測るか、自己申告の紙を出させるか。

どちらにせよ、余計な時間がかかりますし、対応する人手も必要なので、やはり効率には限度があります。

スタジアムに着いたけどなかなか入れない、という事態は避けられないと思われます。

 

 

④スタグルやビールは楽しめるか?

 

「提言」では、アルコール販売の制限が明記されています。

もっとも、どこまで制限するべきかについては、幅のある記載になっており、スタンドの売り子だけやめるというレベルから、スタジアムでのアルコール販売を全面的にやめるというレベルまであり得ます。

 

食べ物やソフトドリンクについては、「提言」には特に言及はありません。

調理や売り場のスタッフが、マスクと手袋を徹底すれば、接触感染のリスクは相当程度下げられそうです。

ただ、待機列が長くなって、密集状態が生じてしまうことへの懸念はあるかもしれません。

この辺は、クラブとCDAが色々と考えていることと思います。

 

ちなみに、なぜにアルコールだけ特別な配慮がなされているのでしょう?

「提言」では、長時間飲酒を続ける観客を減らすべき、ということが書かれています。

ジュースと何が違うんかい?と思ってしまいますが・・・酔うと感染リスクのある行動をとりやすくなるから?

 

 

⑤席割りはどうなる?

 

「提言」では、観客の密集を緩和することの必要性が指摘されています。

1席ずつ空けて座らせるようなことも検討していたようですが、今のところ、そこまで踏み込んではいません。

現に、4月4日の名古屋戦については、今までと同様に指定席のチケットが販売されています。

 

ただし、感染者がいた場合にその者の行動経路を特定するという観点から、指定席はもちろん、自由席であっても、誰がどの辺に座ったかの特定がある程度できなければいけないようです。

ゴール裏でも、整理券を配るなどして、着席するブロックを指定されるようなことがあり得ます。

 

 

⑥応援スタイルはどうなる?

 

多くのサポーターが、気にしていることと思います。

「提言」では、感染に結び付く行動や環境をなるべく回避するために、様々な制約が提案されています。

 

一番大きいのは、声と手拍子が制限される可能性が高いことですかね。

あと、ゲーフラやタオルマフラーを広げることも、問題視されています。

具体的にどこまで制約があるかは、これから決まることと思います。

ただ、ゴール裏の醍醐味は、当面だいぶ薄れてしまいそうです。

 

マリサポとしては、トリパラを回すのは良いのか、というのも気になります。

「提言」には書いてなくて、「対策連絡会議」でも、傘を使った応援は話題にならなかったようです。

https://www.sanspo.com/baseball/news/20200313/swa20031305010003-n1.html

ゲーフラやタオルマフラーと事情はあまり変わりませんが、短い時間だから許容されたりしませんかね。