昨年の終わりには、「来季は、スタジアムに満員の観客と歓声が戻りますように。」と願いをかけたものでしたが、ふたを開けてみると、まさかの緊急事態宣言下での開幕となってしまいました。

観客はまた上限5000人に制限されるし、今回は試合時間の制約(20時までに終わる)まで付いてます。

 

そんな中で、マリノスの今季は、開幕を金Jのアウェーで迎えることとなりました。

緊急事態宣言下で、いわゆる「超厳戒態勢」の試合なので、ビジター席はなく、現地観戦はできません。

こんな好カードなのにテレビ中継もないので、DAZN観戦です。

今日は、オンライン会議を装って職場の会議室にこもり、音小さめで静かに観てました。

 

 

1.この試合の前提

  • 2021年のマリノスの戦いが始まります。
  • プレシーズンのトレーニングには約5週間をかけ、二次キャンプを6日前までやってました。
  • 外国人の新規入国制限があり、新戦力のレオ・セアラ、新ヘッドコーチと新フィジカルコーチが未だに来日できておらず、来日の目途も立たず、どうしたもんかという状況になっています。
  • (予定どおり緊急事態宣言が終了しても、この問題はそれとは別だから、本当に見通し不明です。)
  • プレシーズンは、3-4-3に取り組んでいたようです。
  • コロナ禍で非公開練習が多く、取材も限られるため、実際どうだったのかはよく分かりません。
  • 新戦力のエウベルと、新10番のマルコス、そしてキャプテン喜田が、怪我のため開幕アウトです。
  • 対する川崎は、1週間前のスーパー杯からシーズンをスタートしました。
  • 主力がほぼ残留し、路線に沿った補強も行い、高い成熟度で今季もスタートできている印象です。

 

 

2.試合の記憶と感想

 

(1)スタメンと布陣

 

マリノスは、ざっくり、攻撃時3-4-3、守備時は4-3-3をベースとしているように見えました。

システムに縛られるチームではないので、あくまで目安ですが、プレシーズンに準備したものが出てきました。

そして、エウベルが負傷欠場する左WGには、なんと高卒ルーキーの樺山が抜擢されました。

 

川崎は昨年から継続の4-3-3で、スタメンも先週のスーパー杯と同じ。

アンカーでチームの要だった守田が海外移籍し、新加入のシミッチが同ポジションに入っています。

 

 

(2)前半

 

立ち上がりから、ボールの動かし方がぎこちなかったように思います。

後ろは距離が近くて、ボールを動かしても相手を剥がせず、相手のプレスに苦戦しました。

余裕がないから、いわゆるビルドアップのルートが作れない。カットされやすい。受け手もマークされやすい。

逆に前線は距離が遠くて、なかなか連携できないから、相手も守りやすかったように見えました。

 

川崎のプレスが的確で圧が強かったこともあれど、それ以前に自分達の問題として、うまくいかなかった。

あまり言いたくないですが、川崎のよどみない攻撃と比べると、成熟度の違いは歴然でした。

 

注目の樺山は、ボールを持ったときの技術と姿勢には、目を見張るものがありました。

物おじせずに単騎でも仕掛け、2人抜いたり、3人引き付けて中央にパスを出したり、楽しませてくれました。

その反面、ある程度仕方のないこととはいえ、守備面ではだいぶ穴をあけてしまいました。

失点したのはいずれもマリノスの左サイドからでしたが、相手の右SBの山根がだいぶフリーでした。

彼自身を責めるのは少々酷で、言ってしまえば、こういう試合で使ったのが問題だったということですかね。

 

前半はとにかく、一方的に川崎のペースで、我慢の時間でした。

耐えきれず2失点してしまったのは痛かったのですが、GKオビの奮闘で2失点で済んだとも言えます。

 

 

(3)後半

 

ハーフタイムに2枚替え。

タカと樺山がアウト、宏太と大然がイン。

阿道と大然の2トップに、宏太が右SH、テルが左SHとなり、攻守ともに4-4-2のような形になります。

 

この形は、まずまず機能しました。

チーム全体としては、シンプルに外を使えるようになりましたし、また個のレベルでも、阿道がポストプレーをほぼ成功させてボールを収め、また大然は攻守に快足を飛ばして相手を苦労させていました。

はっきりマリノスがペースを握ったわけではないものの、五分五分以上に戦えている感じがしました。

 

ただ、敵もさるもので、押し込んでもそれなりに耐久力はあるし、ボールを奪った後で慌てない。

攻め込んでも、攻めきれなければやられるかも、という怖さはずっと感じていました。

特に、認めたくはないけれど三笘、やっぱ分かってても止められないことがままありますね。

 

決定機が2つくらいずつあったものの、スコアは動かず、0-2のまま試合終了。

今年も、開幕は黒星スタートとなってしまいました。

 

 

3.試合を終えて

 

完成度が高い川崎を相手に、始めたばかりの3-4-3で勝とうというのは、やはり厳しかったですね。

イチかバチかの樺山スタメンも、悪い方に出てしまいました。

 

シーズンは始まったばかりで、新しい取り組みの課題も時間が解決してくれるだろうと思います。

今日は前半だけで3-4-3を諦めましたが、今後いかに継続していくかですね。

また、樺山も、試合に慣れてくれば、今季途中から普通に戦力になることでしょう。

 

その意味で、次の試合でどう修正してくるかが大事です。

来週の第2節広島戦は、日産スタジアムで観戦予定です。

(水曜のルヴァン杯は欠席です。)