こんにちは。

横浜ひざ関節症クリニックです。
本日は「山登りと膝の痛み」についてお話させていただきます。


最近、当院にお越しになる方の中でも「登山が趣味です」という方が増えてきました富士山

気軽に楽しめる日帰り登山から、しっかりと装備を整えての泊まりがけの登山まで、楽しみ方は人それぞれ。

自然の中でリフレッシュできる登山は、心にも体にも素晴らしいアクティビティですよねちょうちょ


しかし、その一方で「登山のあとに膝が痛む」「膝が不安で登山を控えるようになった」という声もよく耳にします。

せっかく好きになった登山を、膝の痛みが原因で諦めないといけないということは悲しいですよね。

では、なぜ登山中に膝が痛くなってしまうのでしょうか?
その原因と、少しでも楽に登山を楽しむためのポイントについてお話していきます。

 

Q,なぜ山登りで膝が痛くなるのでしょうか?

登山中に膝の痛みを感じる方はとても多く、その原因にはいくつかの要素が関係しています。
特に多いのが、「歩き方」と「筋力・柔軟性の不足」です。


★ 歩き方による膝への負担★

登山では平地とは違い、脚にかかる負荷が非常に大きくなります。
普段と同じ感覚で歩いていると、関節や筋肉がその負荷に耐えきれず、炎症や痛みにつながることがあります。

注意特に注意したいのが「下り」です。
下りでは体重が前方にかかりやすく、膝にかかる衝撃も上りより大きくなるため、痛みが出やすいのです。
 

そこで大切なのが、“歩き方”👣の工夫です。

ドンドンと勢いをつけて下るのではなく、

・歩幅を小さくする

・優しく着地する

この2点を意識することで、1歩ごとの衝撃を軽減し、膝への負担を和らげることができます☆彡
 

★ 膝まわりの筋力不足・柔軟性の欠如★

登山では、登り下りだけでなく、長時間にわたって歩き続ける持久力🏃も求められます。
日常生活で十分なトレーニングができていないと、必要な筋力が不足した状態で山に挑むことになり、膝への負担がさらに増してしまいます。

そのため、太もも前の「大腿四頭筋」や後ろ側の「ハムストリングス」など、膝を支える筋肉をしっかり鍛えておくことがとても重要です。
これらの筋肉をうまく使えるようになることで、登山中の膝への負担を軽減することができます。


また、筋力だけでなく、股関節・膝関節・足関節など、関節全体の柔軟性や連動性も大切です!!
体全体をバランスよく使えるようになることで、膝だけに負荷が集中するのを防ぐことができます。 

 

膝の痛みは、正しい知識とちょっとした工夫、そして日頃のケアでしっかり予防・改善することができます。
「膝が心配で登山を楽しめない…」という方も、もう一度自分の体と向き合いながら、安心して山歩きを楽しめるようになっていただきたいと思います。

「膝が痛くて登山をあきらめている」「このまま悪化しないか不安」、そんな方は、まずはお気軽にご相談ください電球

 

 

 

 

 

こんにちは!横浜ひざ関節症クリニックです。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
最近は日差しもだんだん強くなってきて、気づけばもう初夏ですね☀️

朝晩の寒暖差があったり、急な雨が降ったり…そんな気候のせいか、「なんだか膝が痛いなぁ」と感じる方も多いかもしれません。
実はそれって「変形性膝関節症(OA)」のサインかもしれません🤔
今回は、整形外科でよく言われる「半月板損傷」や「軟骨のすり減り」といった診断と変形性膝関節症(OA)のつながりについて、わかりやすくお話しします。

★よくある診断名と、変形性膝関節症(OA)との関係
膝に痛みを感じて整形外科を受診すると、こんな診断名を言われたことはありませんか?

・半月板損傷

・軟骨のすり減り

・関節水腫(膝に水がたまる)

・膝関節の変形や骨棘(こつきょく)

これらは単なる“ケガ”とイメージされがちですが、特に40代以降でこれらの診断が出ている場合、変形性膝関節症(OA)の進行段階のひとつとして現れていることが多いのです。

★なぜ、変形性膝関節症(OA)と関係しているの?
変形性膝関節症(OA)は、長年の使いすぎや加齢により、関節の軟骨がすり減っていく慢性的な病気です。
軟骨がすり減ると、骨同士がこすれ合い、炎症や変形を引き起こします。この過程で、半月板にストレスがかかって傷んだり、水がたまって腫れたりすることがあります。

つまり、半月板損傷や軟骨のすり減りは、変形性膝関節症(OA)が静かに進行しているサインともいえるのです。

★こんな症状はありませんか?
・朝、膝がこわばる

・歩き始めに痛みが出る

・正座やしゃがむのがつらい

・階段の昇り降りが不安

・天気が悪いと膝が重だるい

これらに心当たりがある方は、変形性膝関節症(OA)の初期症状かもしれません。

→放っておくとどうなるの?
変形性膝関節症(OA)は進行していくものです。初期の違和感をそのままにしておくと、関節の変形が進み、最終的には歩行困難になり、人工関節の手術が必要になることもあります。

ですが、早い段階で気づけば進行を遅らせることが十分に可能です。

🔶おわりに
半月板損傷や軟骨のすり減りといった診断は、変形性膝関節症(OA)が始まっているサインかもしれません。
今の症状と変形性膝関節症(OA)とのつながりに気づくことで、将来ご自身のお膝で長く過ごしていただくための第1歩になるかもしれません。

「もしかして…」と感じた方は、どうぞお気軽に当院までご相談ください。
ご予約は、下記のフリーダイヤルまたはホームページより受付しております🌼
TEL 0120-013-712 (電話受付時間 9:00〜18:00)

こんにちは😊🌼

夏が近づいてまいりましたね💦



 

夏になると膝が痛むことがあるかと思います。

その原因とメカニズムについて、解説していきます。

①気温の上昇による体内の変化

→暑さで体が温まると、血管が拡張し、血流が増加します。これにより、普段は気にならない程度の炎症が、

さらに悪化しやすくなります。

②暑さによる体液バランスの乱れ

→汗をかくことで体内の水分が失われ、関節液の粘性が高まることで関節の潤滑機能が低下し、

摩擦増加により痛みを引き起こすと言われています。

③冷房の効いた室内と屋外の温度差による急激な体温変化や夏バテによる運動不足 

→筋肉や関節に負担をかけ、筋力低下を招くことで膝への負担を増大させてしまいます。

このように、夏の膝痛には様々なが絡み合っています🥺

お膝でお困りの際は一度当院にご相談ください🍉🦀