フーテンの横チン -247ページ目

スペシャルな三津浜の夜

2014・4・19~愛媛・松山市~
 夜景を撮りたいという虫が突然うずいた。テレビである情報番組を観ていた時のことだ。現在、三津浜で開催中の「しまフェスタ」。寄港中の大型帆船「日本丸」と海上自衛隊の掃海母艦「ぶんご」がライトアップされることを伝えていた。なに、ライトアップだと?アパートでゴロゴロするつもりだったが「ライトアップ」という言葉で予定変更。散髪をした後、三津浜へGO!松山港に到着すると、左方向に日本丸、右方向にぶんご。どちらもデカイ!
 係の人に聞いてみると、ライトアップの時間には、近くの敷地内には入れないそう。残念。遠くからみるしかないようだ。良さげな場所を見つけて、しばらく待機。すると、散歩していたおっちゃんが近寄ってきて「日本丸か?もう帆はたたんどるよ」と教えてくれた。そうなんですか。でも、夜にはライトアップがあるらしいですよ。「ホントかいな。メシ食ったら、また来るわ」。おっちゃんは手を振って消えた。

 スマホをいじりながら待っていた午後5時40分、ぶんごの方向から、なにやらアナウンスがあった。なんだ、なんだ?そう思って辺りを見回すと、日本丸とぶんごが同時にライトアップした。日本丸は船本体と帆を囲むように灯りが施されていた。散歩していた地元の人々が「わあ、きれいだ~」「ママ~、光ってるよ~」と喜んでいた。海面にもカラフルなライトが映り込み、とても幻想的。さっきのおっちゃんがまた来て「にいちゃん、ホンマやな。きれいだ」と口を開けて見とれていた。

 ぶんごのほうには近づけたので、船首からパチリ。2月に長崎・佐世保での海上自衛隊の護衛艦を見学した時にも思ったが、やっぱりカッコいい。そんなことを思っていると、いつのまにか、さっきのおっちゃんが横に。「男のロマンやなあ、にいちゃん」。そうですね、ロマンですね。日本丸、ぶんご。昼間とはまた違った顔を2つ同時に見られてよかった。夜の三津浜は久しぶりだったが、またとない機会にオッサンを呼び寄せてくれてありがとさ~ん。

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湯上がり


2014・4・18~愛媛・松山市~
 湯船でゆっくりと体を癒した後、温泉街を散歩する。これほど至福の時はないだろう。初めて車を買った若かりしころ、休日になれば、いろんな温泉地に赴いた。体がポカポカになる湯、肌がスベスベになる湯、やけどしそうになるぐらい熱い湯…。実際に湯に浸かって、体で感じて発見する。そして、湯上がりに温泉街をぶらり。温泉まんじゅうがおいしくてたまらなかったなあ。
 でも、最近は、そんな旅をしていない。第2の故郷に帰ってきてからというものの、あんまり温泉に入っていない。10日に「道後オンセナート」が始まってから、道後温泉に来るのはすでに3回目。でも、自転車通勤だし、湯冷めして風邪をひくのが怖いから、入りたくても入れない。う~ん、悩ましい。赤いタオルを首に巻いて、浴衣姿で道後温泉本館を眺めるおじさんがうらやましい…。

消防団応援自販機


2014・4・17~愛媛・松山市~
 思わず応援したくなった。いつも帰り道に見かける自動販売機。「がんばれ消防団!!」のメッセージが、ずっと気になっていたが、じっくりとは見たことがなかった。ちょっぴり、のどが渇いたのでジュースを買おうと立ち止まると「松山市消防団員応援自動販売機」と書かれていた。松山市が進める「まつやま・だん団プロジェクト」(松山市消防団員応援事業)の一環で、2012年に市内の約10カ所に設置。消防団員の募集の宣伝をするとともに、売上の一部を消防団の活動費用に充てているという。
3月のある日、通勤途中で火事現場に遭遇した。周囲が騒然とする中、消防団員が無駄な動きなく火消しに取り組んでいる光景を見て、とても頼もしく感じた。どんな危険な場所でも物怖じすることなく立ち向かう姿は、ドラマなんかでは表現できない臨場感があった。彼らがいるからこそ、このまちで安全に暮らせるのだとあらためて思った。
 ジュース1本で貢献できるのなら、いくらでも協力したい。缶コーヒーを買った。そして「がんばれ消防団!!」と心の中でつぶやいた。それにしても、取り出し口の上にあるポスターの女性も消防隊員らしい。女優のかとうれいこ似で、めっちゃきれいだ。こんな美女が火事場に立ち向かっているなんて…。自分なら、そんなことができるだろうか。心の弱さを痛感してしまった。