フーテンの横チン -235ページ目

鳥類の石原裕次郎!?


2014・5・24~愛媛・松山市~
 映画俳優のようで嫉妬しちゃった?松山市の沖合にある忽那(くつな)諸島のひとつ、怒和島(ぬわじま)に仕事で初めて訪れた。帰りの船まで待ち時間があったので、瀬戸内海でも眺めようかなあと思って沿岸をゆっくり歩いていると、アオサギが休憩していた。オッサンのあこがれの人、石原裕次郎ばりにポーズをきめて、遠くを見ている。う~ん、なんだか絵になるなあ。
 そ~と近づくと、こちらを少しだけ警戒しつつも微動だにしない。人間慣れしているのだろうか?潮風が吹くと、後頭部の黒毛?がなびいている。カッコいい!!そんな光景を眺めていたら、帰りのフェリーがやってきた。カメラを片づける間、少し目を離したら、くちばしに魚をくわえていた。え~っ、いつの間に!だって、その間、たった5秒ほどだよ。そうかあ、獲物の居場所を確認していたのか。もう1回言う、カッコいい!!!

少しずつ親離れ!?


2014・5・22~愛媛・松山市~
 この微妙な距離を置いて進む光景、なんだか人間の親子と同じだね。西堀端の白鳥の親子の動きに、少しずつ変化が見られ始めた。5羽のひなの誕生が確認されてから約2週間。灰色がかっていた毛色が徐々に白くなってきたのが分かる。同時に、親鳥との微妙な距離が生まれてきている。初めて見た時はお母さん、あるいはお父さん白鳥にピッタリとくっついていた。少しでも離れようものなら、足をばたつかせて追いつこうとしていたのだが、この日は違っていた。
 基本的にはいっしょに行動するのは変わらないのだが、親の位置を確認しながら、前の方を先に進んでみたり、少し遅れてついていったり。中には、親や他の4羽から離れて、まるで一匹オオカミのように行動するひながいて、心配になった親鳥が「こらっ、どこに行っているのよ!」と迎えにいく場面もあった。好奇心も大きくなってきて、勝手な行動をするようになるのは人間の子どもと変わらないね。ますます、かわいくみえてきた。

村上水軍の城跡


2014・5・21~愛媛・新居浜市~
 海賊の島にやってきた。仕事で訪れた新居大島は内陸側からフェリーで15分の場所にある人口約300人の小さな島。南北朝時代に、村上水軍の始祖と言われる村上義弘が築いた新居大島城があることは以前から知っていた。仕事相手との雑談で村上水軍の話になり「山の向こうに、村上氏のほこらがあるから、行ってみい」と場所を教えてもらい、帰りの船が来るまで時間があったので行ってみた。神社の横の階段を登っていくと、小さなほこらが見えてきた。
 二の丸があったとされる場所の中央にあるほこらは、木でつくられた赤い鳥居とともにあった。城跡というから大きなものを想像していたが、こぢんまりしていた。近所にあった商店のおばあちゃんが「地域のお祭りがある時には、みんなで掃除をするんよ」と教えてくれた。なるほど、周りがきれいに整備されていたのは、そのためだったのね。本丸跡も探してみようと思ったが、船の出港時刻が迫っていたので、やむなく断念。短い滞在時間だったけど、村上氏が勢力を張っていた時代の風を感じた気がした。