村上水軍の城跡
2014・5・21~愛媛・新居浜市~
海賊の島にやってきた。仕事で訪れた新居大島は内陸側からフェリーで15分の場所にある人口約300人の小さな島。南北朝時代に、村上水軍の始祖と言われる村上義弘が築いた新居大島城があることは以前から知っていた。仕事相手との雑談で村上水軍の話になり「山の向こうに、村上氏のほこらがあるから、行ってみい」と場所を教えてもらい、帰りの船が来るまで時間があったので行ってみた。神社の横の階段を登っていくと、小さなほこらが見えてきた。
二の丸があったとされる場所の中央にあるほこらは、木でつくられた赤い鳥居とともにあった。城跡というから大きなものを想像していたが、こぢんまりしていた。近所にあった商店のおばあちゃんが「地域のお祭りがある時には、みんなで掃除をするんよ」と教えてくれた。なるほど、周りがきれいに整備されていたのは、そのためだったのね。本丸跡も探してみようと思ったが、船の出港時刻が迫っていたので、やむなく断念。短い滞在時間だったけど、村上氏が勢力を張っていた時代の風を感じた気がした。
