相変わらず、雨の日が多い気がする今年のロンドンです
たまに晴れると、公園も街も人がいっぱい
数ヶ月くらい経つのですが、ぜひブログに書いておこうと思ったお話。
ある朝早く、パートナーの彼に起こされました。
その暫く前から、ずっと歯が痛いと、珍しくパラセタモール(アセトアミノフェン)やイブプロフェンまで飲んでいた彼。
普段は風邪すら引かず、私がコロナにかかっても3回ともうつることもなく、薬なんて余程のことがない限り飲まない人です。
前の晩には、一箇所だけだったはずの痛みが、(彼によると)上顎の歯全体に広がった!、痛み止めが切れた途端激痛が戻る!と、完全にパニック状態になっていて、私も歯医者まで同伴する羽目に
イギリスの歯医者の悪評は、もしかしたら海外でも知られているかもしれませんが、
これから渡英を考えている方、
歯の治療は絶対に日本で終えてきた方がいいです
通常の医療は無料のNHS(国営医療サービス)ですが、NHS枠で治療が受けられる患者の枠は決まっていて、近所を調べた限りでは、NHSで受けられる歯医者は見つけられず。
NHSで受けられない場合、プライベートの患者として治療を受けることはできますが、費用があがります。
ちなみにNHSの場合は、Band 1: 検診、スケーリング、応急処置 (£26.80)、Band 2: 虫歯治療、根管治療、抜歯 (£73.50)、Band 3: 被せ物、義歯、ブリッジなど歯科技工士が必要な治療 (£319.10)ということで、日本に比べるとNHS価格でもお高めです
イギリス人でも、何年も歯医者に行っていないという人も結構います
緊急の場合は、時間外でも111に電話をすれば、最寄りの緊急歯科を案内してくれますが、救急歯科では本当に応急手当てしかしてくれません。
そこで、私たちの結論は、、、
どうせお金を払うなら、信用できる(日系の)歯医者がいい!
(私は今のところ、幸いあまり歯のトラブルがなく過ごせているので、年に一回日本帰国時に検診とクリーニングをするだけで済んでいます)
そして、歯の痛みで完全にパニック状態になっている彼に付き添って、やってきた歯医者さんはこちら。
イギリス屈指のプライベート医療サービスが立ち並ぶHarley Streetの近くです。
ホームページは日本語もあり、スタッフは日本人が大半のようですが、メインの歯科医は香港系のようです。
日本人のお友達に、安くないけど誠実な治療ということで勧められました。
Ko先生は、彼が元々取っていた予約を大幅に延長して、2時間以上かけて治療してくださり、1回目の治療で痛みが嘘のように消失。
治療内容は、
①レントゲンを撮って感染症を起こしている部位を確定
②根管治療が必要だったので、感染症を起こしていた神経根を除去、薬剤を注入。
③1週間後に、被せ物をしてもらって治療終了。
ちなみに、技工士さんは日本人の方で、何回かここでクラウンをしてもらっているパートナーの彼は、絶対の信頼を置いています
ちなみに、一回分の治療費は、約£500だったそうです。
パートナーの彼は、イギリスの他の歯医者さんにも行ったことがあるので、Ko先生は親身になってくれるし、安心の技術に大満足していましたが、日本と比べるとやっぱり高いですね
歯のトラブルで酷い目に遭った人の話はイギリスでは珍しくないので、やはりお金を払って信頼できる歯医者さんに行くしかないような気がします。。。
そういえば!
彼の歯の痛みがひどかった時に、イブプロフェンに粉状の水に溶かすパラセタモール(アセトアミノフェン)を足すといいよと緩和ケアチームの同僚に教わったので、今回彼に試してみたんですが、効果抜群だったそう。
パラセタモールは、患者さんにもモルヒネと一緒に飲むのを勧めることもあるんですが、鎮痛剤の効果を助けるような働きがあります。
歯の痛みには、イブプロフェン+特にeffervescentのパラセタモールが効果が高いようでした
お天気はいまいちだけど、藤が美しい季節になりました
もう少し暖かくなって、晴れる日が増えて、最高の季節になるのが待ち遠しいです