お腹すいた | S.E.C.R.E.TなSUPERNOVA☆アリスタのブログ

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超新星大好き‼ソンジェ寄り寄りのオールペン、アリスタです。
「私の彼は超新星」のイベントストーリーを小説風にアレンジして記事にまとめてます♪☆ゲーストーリーに基本忠実に…いいカンジに盛ったり妄想が渦巻いたり、アリスタバージョンでお届けしてます\(^o^)/


眠れなくなってしまった。


突然のソンジェからのLINEはたったひとこと…


別れてもうすぐ一年経つというのに
どういうことだろう?


彼からのLINEの着信音をそのままにしていたことに気づく。


その音にときめいてしまうのは条件反射だと思うけど…


何?この動揺?


自分の気持ちを持て余しながら目をぱっちりと開けたままもぞもぞと寝返りを打つ。


パッと起き上がる…


スマホを手に取る…


置く…


また手に取る…


素早くパスワードを打つ…


LINEを開く…


彼とのトーク画面は青空だった。





「お腹すいた」





誰かと間違ったのか。


私へ送ったのか。


もし私へ送ったものだったとしても
「お腹すいた」なんて…
いったいどういうつもりなんだろう。


じゃあこれがもし「会いたい」だったら私はどうするのだろう。


どうしたいのだろう…






別れを切り出したのは私の方だった。


戯れるように流れる幸せな時が過ぎたような気がした。


なんとなくギクシャクした空気をふたりの間に感じた。


お互いの仕事が忙しくなって思うように会えなくなった。


電話をしても声を聞けた喜びよりも疲れているんじゃないかってそればかりが気になった。


彼の方から…


そう、彼の方から別れ話が出る前に私から…


そんなことばかり考えるようになった。


「どうして?別れたくないよ。一緒にいられないなんて考えられない」


彼はそう言った。
その言葉で気づけなかった。
信じきれなかった。
もう後に戻れない気がした。
とにかくひとりになりたかった。



パタリとドアが閉まる。
部屋を出て行く。
別れの彼の姿を巻き戻す…
くるりと後ろを振り向く。

葉子の気持ちを楽にする方法があるならそれは俺が離れること?
俺が側にいるから葉子は苦しいの?

ごめんなさい。
私は小さく頷く

わかった…

最後に彼はそう言った。





それからはただがむしゃらに仕事頑張って結果を残して…

友だちともたくさん会って本もたくさん読んだ。

いろんなところに行っておいしいもの食べて…

彼でいっぱいだった心も体も他のものへと明け渡す。


でも何をしてもどんなに楽しくても最後には彼の笑顔が浮かんだ。

今日ねこんなことがあってね
こんなおいしいもの食べてね
こんな所に行ってね…

楽しかったおいしかった大変だった~って
そう素直に言える…それだけでよかったんじゃないかな。
そんな風に彼を思い出して後悔ばかりしていた。

それでも連絡を取ろうと思わなかったのは傷ついたんじゃないことに気づいたから。
取り返しのつかないほど私は彼を深く傷つけてしまった…



お腹すいた…なんて
ソンジェの口からそんな言葉聞いたことあったっけ?
『お腹すいてない?』
いつもそう聞いてくれたよね。
めずらしいね。



別れの日のことやそれからの1年を飛び越えて…


今夜デートを終えたばかりの恋人たちのようなあなたの言葉に


今夜デートを終えたばかりの彼女のふりして返信してみようかな。


ふとそう思う。


そして送信…



「お腹すいたの?」



その言葉の横にはすぐに既読の文字が付いた。


びっくりして一旦閉じる。




「うん」



そう返って来たことはトークの一覧からわかった。


LINEの相手…間違えたんじゃなかったんだ。


そう確信する。


ドキドキ  ドキドキ


奥の部屋の一番隅っこに走って行って
スマホを置いて。ドアを閉めて。


ドキドキ ドキドキ…



今夜デートを終えたばかりの恋人たちのように


今夜デートを終えたばかりの彼女の私で…



電話してみようかな?



そう思った時に部屋の中から



ソンジェからの電話の着信を告げる「promise」が聞こえて来た。







END





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