東日本大震災、体育館避難所で起きたこと
https://synodos.jp/opinion/society/14462/

こちらの記事、ネットに上がっていたので読んでみました。
かなり内容が多くてしっかりしていて、たくさんの震災の記事の中、これはぜひ読む価値のある記事だと感じます。
本当に色々な出来事が書かれていて美談だけではないというか、むしろ美談以外のところが読む価値があります。 えーん

人間が災害に関してパニックになる状態とか、つい自分のことや自分の家族のことだけを考えてしまうところ、などを目のあたりにして。。。 おねだり
そういったことから、こちらの方の避難所ではリーダー、役員を早々と選出して、大きなことはこちらの方々で運営をするようにしていたそうです。
もともと地域のお祭りで役員を決めたりしていたので、この延長である程度人となりも分かっていたため役員をお願いすることができたそうです。
役員をお願いした方はやはり一瞬考えましたが、すぐに引き受ける引き受けると言ってくれた方が多かったそうです。
やはり何と言うか、頼りある人の存在って本当にありがたいな、と感じました。にっこり

自分もこんな風な立場になったらやはりなかなか先頭だって指揮なんかできないと思うし、だからといって他人に食べ物や避難所のことを仕切られることに対して苛立ちというか理不尽なものを感じたかもしれません。
でも誰か仕切る人がいないと大混乱に陥るのは確かで・・・ 
そういった意味で、その場を取り仕切る人の存在、配分を決める人、物資の受け入れやそれの配布方法を決める人、いわゆるルール作りをする人、それを守らせる人、というものは大事だと感じました。大泣き

東日本大震災で、被災者の方々がずっと大人しく静かに待っていたというのは美談のように語られますが・・・
実際は管理者のいるところではきちんとみんな待っていられたものの、管理者のいないところではやはり我先にという状態になり混乱が生じていたそうです。
またボランティアで炊き出しの予定の人が、いきなり来れなく連絡なしに来れなくなって、その日あてにしていたご飯がなくて急遽休んでいた人に作ってもらったり、炊き出ししてくれても被災地の方々が大事に使っていたストック品の食料を大胆に使って、次の日から本当に困った、といったこともあったそうです。
またつらい人の話を聞くボランティアで来た方が、次の人にその情報を喋って話してしまったり、その人たちの報告書に個人情報をわかるような形で記載したり・・・とそういったことも。
その団体が活動するのに報告書が必要だったとのことですが、その相談をするぐらいの人もこれから その地域でまた生きていかないといけないわけで・・・ 
他の人に内容が話されることなんて想定していないわけですから なかなか不用意な話ですよね 大泣き

そもそもすべてが初めてのこと、みんなアマチュア状態、なのでなかなか厳しい面もあったと思います。
こういった心をすり減らすことに、ただでさえ疲労の多い震災の中、直面した方々の心労かなりのものだったと思います。汗うさぎ
本当にこの方の手記を読んで尊敬したし、自分もどんな緊急時であってもどんなに辛くても、ある程度の理性を持って家族だけでなく周りの人にも全て害にならないように行動したいなと思いました。 泣くうさぎ


やはり人間パニックに陥って、自分中心になってしまうところは仕方がないと思いますが・・・
特に一家の主、主婦、みたいな方は自分が物資を手に入れなければ家族が・・・という思考になってしまいがちなので 、事前にある程度経験談を読んだりすることは大事だと思いました 
少し落ち着いてきたら周りを見まわす余裕もできるし、そうありたいものだと感じます。
ぜひとも一度読んでみてください ぐすん