あの子が亡くなってから、初めて迎えたお盆
初盆が終わりました
初盆法要で自宅に来られた菩提寺の御住職から
花がたくさんあって
とても良く飾られてありましたね
とても良いですね
と、息子のための初盆飾りをしみじみと褒めていただき、とても心が暖かくなりました
また、お寺で行われた法要では、檀家で初盆を迎えた故人の名前と年齢を読み上げて供養していただきました
ほとんどが70歳代から90歳代で亡くなられている中で、齢(よわい)21歳と読み上げられた響きがとても哀しく思いました
涙をこらえて、出席してきました
法要の時は、とても複雑な気持ちを抱えます
これも息子の縁でしょう、生まれてきた家は浄土宗の檀家でした
迎える法要のたびに息子が亡くなった現実を何度も何度も突きつけられるけれど、
一方では、
どんなに辛くて悲しくても、息子のためなら出来る限りの供養をしてあげたい…
悲しいけど、愛(いと)しくて…
この初盆で、愛(かな)しみという感情が分かってきたように思います
お盆中、息子の気配はほとんど感じなかったのですが、ひとつだけ、不思議なことがありました
フンギャー!!!
フギャギャギャギャーーー!!!
ニ゛ャーー!!
って、ウチの長男猫・三日月が、今まで聞いたことのない鳴き声で叫ぶのでビックリして見に行ったら、普段、開け放しなどしない主人の部屋の開きドアで、何故か、三日月が右前足を挟んでいました
足がなかなか抜けなくて、三日月は叫ぶし引っ掻くしで、何とか前足が抜けたものの、骨折でもしてないかと心配しましたが幸いケガはありませんでした
落ち着いてから、主人が息子の仕業なんじゃないかと言いました
意地悪したんじゃなく、ドアの向こうとこっちで遊んでいたんでしょう
たしかに、もうひとつ、リビングと主人の部屋を仕切る引き戸があって、そこで、向こうとこっちで、息子が三日月の気を引いてチョイチョイしてよく遊んでたんです
そうやって遊んでたら、三日月が前足を引いてドアが閉まりそうになって挟んだんじゃないかな…
でも…
ドアが開いていたのはホントに謎です…
開きドアの取手は、猫には扱えないタイプですし…