面接対策は、「対策」ではない | 漫画家キャリアコンサルタントの、キャリア支援ブログ~「会社で働く楽しさ」を伝えたい!~

面接対策は、「対策」ではない

こんな風に転職者に言われることがあります。


「前職では、たいした実績をあげられませんでした。

上司に怒られて、相性が合わないと思い、

新卒で入った会社を3ヶ月でやめました。


こういう場合、どのように退職理由を言えば

いいのでしょう?つっこまれると困るのですが・・・


また、次は安定して長く働けて、給与もちゃんと

あがっていくような会社に勤めたいんです。」



正直言うと、

「そのままでは転職できません。

自分を変えなければダメです」

ということです。



実績を上げられない、上司と相性が合わないくらいで

すぐ辞める、そういう人を企業は採用したいと

思うでしょうか?



面接の時だけ取り繕っても、入社したら

また似たようなことが起こります。



面接では、企業に好きになってもらわなければなりません。


好きになってもらえるような、自分でしょうか?




しかし・・・

「失敗したらそれで終わりですよ。

あきらめてください。」ということを

言いたいのではありません。



私が言いたいことは、


「まだ辞めてない方。このような状況なら、

まだやめないで下さい。実績を上げられるよう、

努力しましょう。努力が形になってから、

辞めましょう。」


「やめてしまった方。自分を客観的に見て、

ダメなところはなかったか、自分に問いましょう。

自分のダメなところをごまかすようなことはやめ、

しっかり受け止めて、次は同じことを繰り返さないよう

どうすべきか、真剣に考えましょう。」


ということです。



面接対策を5時間しても10時間しても、

自分が働いてきた半年、1年、3年の中身を

変えることなんてできません。



今この瞬間の自分に対し、嘘がある人は、

いい会社に入って活躍するなんてことは、

難しいです。


逆に、不器用でも嘘がない人、真面目な人は、

必ずいつか認めてもらえると思います。



今この瞬間頑張れる人が、

1年後も頑張れている人なのです。