確定拠出年金、実体験談4|家計再生のマイエフピー | 家計相談のマイエフピー<横山光昭>スタッフ公式ブログ

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ご好評いただいたこの連載もいよいよ最終回。今回は確定拠出年金の受け取り方について、お話ししましょう。

 

(過去の連載)
第1回 確定拠出年金、実体験談1
第2回 確定拠出年金、実体験談2
第3回 確定拠出年金、実体験談3


確定拠出年金に加入するときには、いろんな情報が充実しているのですが、60歳以降の受け取るときの情報は、意外に少ないような気がしました。そこで私の個人的な体験ではありますが、受け取るときの考え方(損得を比較するのは難しい)や手続き(いろいろ面倒)などについて、ご報告させていただきます。

 

確定拠出年金は一言でいうと、老後資金を自分で作る制度で、60歳になり、拠出期間が10年以上になると、受け取ることができます。10年以上にわたって毎月拠出金を積み立て、その間浮き沈みする値動きに、まるで自分の人生のようだと感慨をいだきながら、ようやく受け取りのときを迎えました。さて、それなりのお金、これからどうしましょうか? 

 

確定拠出年金はの受け取り方法は
損得ではなく、使い方で決めよう

まずはどんな受け取り方があるのか見てみましょう。企業型も個人型も確定拠出年金には3つの受け取り方法があります

 

1,一時金として全額受け取り
2,年金で受け取り(毎月、年1回など受け取り回数も選べる)
3,一時金と年金の併用

 

確定拠出年金の大きなメリットは掛け金と拠出するときと、受け取るときにそれぞれ優遇税制が適用されること。受け取り方によって適用される優遇税制が違うので、どれが一番トクするか、という視点で受け取り方を考えてしまいがちですが、私は「損得より、使い方」で決めたほうがいいとと考えています。

 

 

上の図のように、確定拠出年金の「使い道が決まっているか」どうかを、まず考えてみます。ローンの完済や、リフォーム資金、超豪華な世界一周旅行などで、まとまって使う予定があれば、迷わず「一時金」でもらいましょう。たとえば7割くらいはこれらで使い、残りは年金でもらいたいという場合は「一時金&年金」を選択。

 

60歳以降は収入が激減するので、「年金」でもらって生活費に充てたい、などという場合は、すべて「年金」でもらうか、「一時金&年金」になるでしょう。

 

税制優遇としては一時金で受け取る場合は、「退職所得控除」が適用され、事務手数料なども考慮に入れると、お得度が高くなるケースが多いといえます。年金でもらう場合は「公的年金控除額」を引いた「雑所得」として扱われ、税額は低めに抑えられています。ただし年金の場合は、受け取るたびに手数料(約430円)が引かれるので、毎月受給する場合は、年間約5000円、10年で約5万円のマイナスとなります。

 

私、運用指図者になりました
私の場合は、定年までになんとか住宅ローンは完済でき、リフォームが必要な部分には目をつぶり、豪華な旅行もご長寿老犬を残しては行けないという事情もあり、「使い道が決まっていない」コースを選び、運用指図者になり、さらに10年運用に精を出すことにしました。

 

運用指図者になると、拠出金は出せないものの、70歳になるまで運用だけは続けていけます。腕しだい(運もですね)では、確定拠出年金がさらに増える(下手すると減る)可能性があるのです。
なんだか夢とスリルのある話ですが、現実は厳しく、現役時代と同じ金融機関で運用しようとすると、運営管理手数料をバッチリ取られてしまうのです(これまでは会社が負担してくれていた)。そこで、運営管理手数料が無料のネット証券に「移換」の手続きをして、確定拠出年金の全額を移動させました。

 

ネットで口座を開設したり、書類を取り寄せたり(同じものを2回も請求していた)、不明な点を電話で問い合わせたり(土日祝の問い合わせができない)、などなど面倒な手続きの連続で、「移換」が終わるまでに約2か月もかかりました。

 

それでも運用が始まると、楽しさを実感しています。運用期間は10年あるとはいえ、これ以降は「安全運転」が基本。7~8割は定期預金にして、残りを株式投資信託で運用しています。商品選びのポイントはここでも「手数料主義」。私の場合は、インデックス型の低手数料の商品です。このポートフォリオなら値動きにドキドキすることも少なく、「平穏な投資生活」を満喫しています。

 

確定拠出年金は、老後の資金作りを自分の力で実行していくもの。60歳になり、すぐに自分の決めたことに使うのももちろんいけれど、引き出すのを先延ばしにすれば、その分を老後の安心資金として、5年先、10年先に送ることができます。受け取り方や移換先は定年後6か月以内に手続きが終わればいいので(※)、「何に使うのか」をあせらず、じっくりと、楽しい想像をたくさんしながら、考えてみてはいかがでしょうか。

 

(※)定年退職後、6か月以内に何の手続きもしなかった場合、確定拠出年金の個人資産が、国民年金基金連合会に強制的に移換されてしまいます。こうなると運用はできないのに、手数料ばかりがとられるなど困ったことになるので、受け取りや移換の手続きは、必ず6か月以内に終わらせるようにしましょう。手続きには1~2か月かかる場合もありますので、注意してください。


ファイナンシャルプランナー/山村誠司

 


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