京都の老舗和装肌着の専門店 よきもの

京都の老舗和装肌着の専門店 よきもの

よきものでは、日々、活躍している現代の女性が、少しでも「ルン♫」となる瞬間を感じて頂けるよう、日常の自分へのささやかだけど、とても大切なご自身への愛おしさを感じて頂ける瞬間を、肌着を通して、たくさん創造していくことが大きなテーマです。


テーマ:
・一枚の価値を再確認。和装肌着が作られるまで。

こんにちは。Yokimono(よきもの)の中山です。

先月、よきものが肌着の加工をお願いしている滋賀県の加工屋さんを訪問し、作業の見学とインタビューをさせていただきました。

今回お伺いしたのは、70代のご夫婦が経営されている工房。

ご主人が布の裁断を行い、




奥さまが裁断された布を肌着に仕上げていきます。




想像以上の作業に、ビックリすると同時に、肌着一枚に対する想いが以前よりも強くなったのを感じました。

それでは、作業の様子とインタビューについてです。

是非、ご覧になってくださいませ^^


和装スリップのできるまで

今回お邪魔したのは、滋賀県にある和装肌着の加工屋さん。

ちょうど肌着スリップの製作に取り掛かるところだったので、一連の作業を見学させていただきました。

こちらが肌着を作る前の布の状態。

線が書かれていますが、のちにこれをカッターで裁断していきます。




この布の厚みはおよそ15センチほどで、100枚布が重なっています。

工房に届いた時には、布はロール状に巻かれた状態なので、キレイに広げて裁断の準備を整えます。

いま、キレイに100枚布が重なった状態にするまでに、3時間ほどかけて布を重ねていくそうです。驚



ここでは、肌襦袢の上の部分が3セットできるとのことで、3セット×100枚で300枚を作ることができます。


ここに丁寧に型を書き写すのですが、見てください!

型紙がこんなにたくさんあります。



同じ肌襦袢だとしても、会社さんによって、商品によって、襟の部分や脇の開き具合が異なるそうです。

そして、それは全部、職人さんの頭に入っているとのこと。

すごい!!!


丁寧に型紙を映していき・・




その後、型紙から布に線を描き入れたら、裁断していきます。




写真ではわかりませんが、工場内は、大きな音が響き渡ります。





絶対に間違えられない、緊張の時間。




ここで、肌着のパーツごとに裁断された布たちは、次にミシンでつなぎ合わせる作業に入ります。


工房内は、なんと業務用ミシンが3台。


3台とも作業する用途が異なり、糸や設定を変えることなく、流れ作業で仕上げられるようになっています。



そして、両手が空くように、足踏みで動くようになってます。

しかも、両足!!!


こちらは、バイアスをつけているところ。




ヒモも糸がほつれないように、丁寧につけています。




キレイ!




こちらがミシンで繋げた肌着の上の部分。




次に、肌着の上の部分とスリップを併せる作業に入ります。



ここが一番難しいのですが、タックをつけつつ、スタートと終わりの部分が揃わなければなりません。

が、見ているとものすごい早い作業スピード。

ちなみに、タックのつまみの幅は、職人さんの長年の感覚とのことですが、すべてピタッと揃っています。


そして、肌着スリップが仕上がると、キレイにたたんで、箱詰めの作業になるのですが、このたたむ作業も奥さまが丁寧に畳まれます。

目の前でたたむ様子を見せていただいたのですが、キレイで早い。鮮やかな手作業です。

こちら、仕上がりの状態。



この状態でメーカーさんに届き、パッケージをされて店頭に並ぶという流れです。


今回お伺いした加工屋さんは、もともと、女性用下着の製造をされていたそうです。

しかし、海外に仕事が流れ、その後、Yokimonoの初代の社長の出身地だった縁もありまして、和装肌着の製造をスタートされたそうです。

仕事をする上でのモットーは、「ほつれず、キレイに、丁寧に仕上げること」

それが信用に繋がるというお話を伺い、とても共感しました。


昔からの製法で、丁寧に作っているメイドインジャパンの技術。

職人さんが手作業で丁寧に作り上げている商品。


当たり前に着ているものですが、こうやって一つ一つ職人さんが作り上げているとわかると、重みが変わる気がします。

そして、こうやって丁寧に作られているからこそ、お客様にも知っていただきたいと思い、ご紹介をさせていただきました^^


今回、京都から車でよきものボス(=やさしいブログの松田さん!)と一緒に行ってきたのですが、その道中の滋賀県の景色。

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とても気持ちの良い場所でした。

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こちら、車内での記念写真。

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改めて、職人さんからインタビューをさせていただくと、知らなかったことを知ることができ、そして、製造者の顔が見えるという安心をお客様にも伝えていくことの大切さも感じる時間となりました。

これからも肌に直接触れる大切な肌着のことをしっかりとお伝えして行こうと、気持ち新たにおります。

今回、見学させていただいた時に作っていた商品は、こちらのキュプラの肌着スリップです。